くもはち

著者 :
  • 角川書店
3.38
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本棚登録 : 142
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048734783

作品紹介・あらすじ

本格妖怪小説!怪談作家くもはちと、のっぺら坊のむじなが大活躍!私があの男と初めて出会ったのは私がまだのっぺら坊であった頃の話だ。いや、のっぺら坊になったばかりと言った方が正確なのかもしれないが、気がつけばその時、私はのっぺら坊になっていたのである。その男は私の顔を初対面にしてはいささか不作法にしげしげと見つめると「ひょっとして君はのっぺら坊なんじゃないかい?」と屈託なく言ったのだ。

感想・レビュー・書評

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  • 【12】

  • 表情豊かなのっぺらぼうのむじなが本当にかわいいです。文章も雰囲気も好き、漫画版もおすすめ

  • 妖怪ファンにはたまらないのです。
    キャラクターが抜群に良い!!
    漫画版も面白かった。

  • 内容もですけど文章も好きです。あと、名前を知っている人物が絡んでくるのも楽しいです。登場人物と時代の流れが気になって年表を作ってしまいました(笑)

  • 売れない怪談小説家くもはち と のっぺら坊の挿絵家むじな
    明治を舞台にした妖怪退治(と言って良いのか)の話

  • 文庫・ハード両方制覇(笑)ハードの装丁がレトロで好きです。近代史の有名人たちがぽろぽろ出てくるのが面白い。

  • 評価高いけど、私はなんか読みにくかったなぁ…マンガの方も気になる。

  • 京極夏彦を噛み砕いた感じ。キャラクターも好感度高いよ。実際に存在した人物がフィクションに盛り込まれてます。結構イケる。

  • タイトルについてた由来を知った瞬間が一番印象深かった。早くそれに気付かなかった自分の読みの甘さも知った。
    出てくる人物全てが魅力的で、何度も読み返したくなる。くもはちとむじなの関係に、ほろりとさせられる。
    全体を通して、コミカルでユーモラスでテンポのいい怪談。

  • 妖精界から人間の身替わり『取り替え子』として現れたくもはちと相棒ののっぺらぼう。
    シャーロックホームズがコナンドイルの身替わり子を探しに人間界に現れたことで
    身替わり子の真相が明らかになった・・・・・

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著者プロフィール

大塚 英志(おおつか・えいじ):大塚英志(おおつか・えいじ):1958年生まれ。まんが原作者、批評家。神戸芸術工科大学教授、東京大学大学院情報学環特任教授、国際日本文化研究センター教授を歴任。まんが原作に『アンラッキーヤングメン』(KADOKAWA)他多数、評論に『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、『物語消費論』『「おたく」の精神史』(星海社新書)、他多数。

「2023年 『「14歳」少女の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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