神は沈黙せず

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著者 : 山本弘
  • 角川書店 (2003年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048734790

神は沈黙せずの感想・レビュー・書評

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  • まずこれ以上あり得ないほど面白い。
    理系の人読んでみ。射精すっから。

  • 序盤。宗教に対して常日頃感じている疑問をしっかりと言語化してくれて気持ち良い。新興宗教の事件のくだりなども細部までリアリティを感じた。
    一方で微妙に超常現象らしきことも起きており先が気になる。神の実在について救いの無い結論が導き出されるのだろうと期待できる。

    中盤、超常現象事例を大量に並べ立てている箇所があるが、これの長さは半分以下でいい。何ページもずっと続くのでうっとおしすぎるし、主人公が延々と自説補強しつづける面倒な人間に見えてくる。
    あと、遺伝的アルゴリズムはそんなに万能ではない。実際の生物進化と遺伝的アルゴリズムとは別のもの。ラストはもう少しねっとり書いても良かったのでは。ちょっとあっさりすぎてご都合主義ではないが近い印象を受けてしまった。

  • 特徴的なのが超心理学やらUFOやら超常現象やらいわゆるオカルト事案のすさまじい列挙。
    個人的にネタでそちらの方面に興味があったのでその内容は面白く読んだがときとして枚挙が多すぎて退屈だった。
    巻末の参考文献リストはありがたく後日参考にさせていただこうと思う。
    違う生物である以上その心理は互いに理解し得ない、同じ生物同士であってもクオリアを伝え合えない以上分かり合えたとは言えないのではないかと常々考えていた自分にとって、兄の気付いた世界の真理は予想を越えない結論だったし、この世界は神のシミュレーションなのではないかというシミュレーション仮説も既に知っていたので新鮮には感じなかった。
    けれど作中にも出てきたように、導き出した論理や判明した事実の我々にとっての意義は何だろうかという考えの部分が、
    和久兄妹と葉月、加古沢、大和田etcの軌跡が、人類はどうあるのが善く生きるということなのか示唆に富む物語は大いに楽しかった。

  • 神とは何か。この宇宙は太陽系以外はシミュレーションであった。創造主が気まぐれな神であったこの世界。月の模様が神の?顔の模様となって昇って来るくだりは、その時の人類の驚愕を体感できる。著者ならではの突飛な、しかし科学的な大作で、なかなか良い。科学的なことだけで無く、政治や社会情勢なども山本氏はコモンセンスを持って書かれている。人類の争いは無意味だが、どのような状況になっても永遠に続くのがむなしい。

  • 神は本当にいるのか?と考えさせられる物語。
    確かに、宇宙の始まりなどは、「神」のような人知を超えた存在を仮定しないと成り立たない、と聞いたことがある。
    この世界が誰かのシミュレーションだとしたら・・・?映画「マトリックス」のワンシーンを思い出した。


    架空世界なのはわかるのですが、通貨単位とかスマホ?とか、現実世界と変えられてしまうと感覚が掴み辛かったです・・・本の最後の脚注にでも、用語辞典を入れてくれるとよかったのですが。

  • 面白かった。
    もっとも、圧倒的な知識に圧倒されながらも、見せびらかせ感には辟易するし、読んでての気恥ずかしさも相変わらずだが。
    多分、アイデアが表に出過ぎてるのと、台詞が活きてないからなんじゃないかな、この人の小説は。
    エピソードというか、事例?をこんなに詰め込むこともなかったのじゃないかなあ。

  • SFを得意技とする山本さんの著書、「神は沈黙せず」です。

    私的な感想としては、「残念」です。
    ストーリーの中で、ストーリー上の理論を検証するために、莫大なページが使われていて、飽きます。何とか諦めずに読み終わった。

     近未来を舞台にしたSFではありますが、宗教観に大きく触れており、ちょっと息苦しい感じを受けました。
     その点では、ストーリー中の「自分が信じたいものを、真実として受け止める。」と同じですね。その点は、山本氏の思惑通りかもしれない・・・

     これを読んで、近い将来、現在いろいろな所で付いてくる買い物ポイントが統一され、新しい通貨になるのでは?と言うことを思ったりしました。

  • 超常現象はすべて「神」からのメッセージだった! 奇才が放つ1300枚!

    この世界は、人類は「神」と呼ばれる知性体のシミュレーションなのではないか?人工知能学者である兄の行方を追ううちに、妹・優歌がたどり着いた世界の真相とは!?山本弘が放つ、長編SFエンタテインメント!

    UFOも、怪奇現象も、超能力も、すべて「神」からのメッセージだった!現代人の「神」の概念を根底から覆す長編書き下ろしエンタテインメント一三〇〇枚!  空飛ぶ戦車+七角形のボルト+UFO+ロボット型異星人・空から降ってくる魚介類+落下する巨大な氷塊・銀の十字架が落ちてくる+石ころの雨・走りまわるインドゾウ+野生の少女・フクロオオカミの出現+ビックフットの出没+肉食獣ムングワ・吸血怪物チュパカブラス+怪獣ネッシー・ボルトの雨+四人の異形の天使・空の戦闘+空の軍隊・血まみれの剣をもった白装束の軍人+怪蛇バジリスク・空飛ぶ帆船+幽霊飛行船・幽霊ロケット+エイリアン・コンタクト・エイリアン・アブダクション+MIB・修道僧のようなローブをまとった巨人+蛾人間・大きな耳と三本の牙が生えた怪人+頭に三つのコブを持つ男・トカゲ人間+狼少女・空から落ちてきた何百匹ものカエル+家の壁にしみだす油・家の中に降る雨+深夜に行進する幻の兵士・スプーン曲げ+透視・テレパシー+ポルタ―ガイスト・空から落ちてくる子供たち+コインの雨・空飛ぶオートバイ+空をわたる雄牛・血の涙を流すマリア+月に浮かぶ顔・幽霊タクシー+幽霊ジュークボックス・幽霊列車+光亀・ビックフット+翼長一メートルの青い蝶・幽霊人工衛星+人の顔をした雲・位置をかえる星々+・+・+・+・+・+・+・+・+……これた「神」のメッセージが、意味するものとは?

  •  久々の、ぶっ続けで読んで今もう午前3時だけど眠るのが勿体ない! 作品だった…。この世界は何か大きなものの操るゲームのフィールドにすぎないんじゃないのか? という考え自体はもう結構ありふれて誰でも思いつけるだろうが、ここまでの物語に仕立て上げたのはすごい。圧倒的な情報量と読み進めずにはいられない、物語に惹きつける力を持った作品だと思った。
     コンピュータやネットが進歩したおかげで人間同士の信頼というものがかえって重視されるようになったというパラドックスはきっともう起きている事態だけど、わたしたちは心を大切にする時代に、これからを、つくっていけるだろうか。

     あと、本筋とは離れるかもしれないが、貨幣すら電子通貨になった時代にまだ紙の本に想いを寄せるひとがいるということが何だかすごく嬉しかった。

  • 人間はどこから来てどこへ向かうのか、神とは、宗教とは...死後の世界の考えとか、誰もが一度は考え込むこと、誰もが一度は思うことへの明確な考え方。そして結論。謎があっても結論は同じ。
    いろんな情報があって、いろんな考え方があって、SFなんやけど哲学、倫理的なお話。とにかくいろいろと考えさせられる。

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神は沈黙せずの作品紹介

UFOも、怪奇現象も、超能力も、すべて「神」からのメッセージだった!現代人の「神」の概念を根底から覆す長編書き下ろしエンタテインメント一三〇〇枚。

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