僕と先輩のマジカル・ライフ

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 647
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735087

感想・レビュー・書評

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  •  まず、本作は恐らくヤングアダルト向けの作品だが、特にコメディの部分が、自分の成長と時代観両面で、楽しく読めなくなった作品であると感じた。初対面の男の子(でなければまだしも)を押しのけて女の子をちやほやするとか、戯画的に誇張されたずうずうしさ、同性愛いじりなんかも、全然笑えなくなってしまった。小学校時代、大変好きな作家だっただけに残念だけれど、今この辺は、違った形で書いているんだろうか。
     そこを差し引いて、読み物としてもあまり楽しめなかった。推理は甘いし、連作短編の体を取りながら、全体として(あとがきから意識的だとは分かるが)、何か大きな物語が進行したり、解決する訳でもない。きっと、自分が読者として相応しくなくなった小説なのだろうと、少し悲しくなった。

  • 貧乏大学生と、その風変わりな先輩と、
    霊感のある幼なじみのお話


    殺人が起きたりする推理ものではなくて、
    ちょっとした日常の謎を解くミステリー


    大学生活や、貧乏下宿生活、
    大学祭の雰囲気が味わえるお話

  • 2017/11/3
    すっごく真面目?な大学生、井上快人とその幼なじみにして同級生で霊視ができる春奈、そして謎の多い先輩で下宿の同居人長曽我部先輩によるミステリ連作。

    原因はよくわからないがどうもはやみね氏の文章とは相性が良くないようで読み進めるのに苦労する。

  • 小学生くらいのとき読んだ

  • 普通に面白い!さすがはやみねさん!
    初めて読むと思って借りたら読んだことあったけど、面白いからまた読んでみた(((^-^)))

  • 大学生になった幼なじみ男女が、寮の人に巻き込まれながら心霊などの怪奇現象を論理的に解決していく話。
    タイトルに「マジカル」と付いてるけど、マジカル的要素はなかったです。


    シリーズ物の1冊めに当たるものだったのかな?
    全体的に子供向け的な内容でした。
    さくさく読めるけど、あまり好みではなかった。

    長曽我部先輩にはよくわからない秘密が理想だけどそれが何だったのかについては少し気になるかな
    (といっても続きを読むほどではない)

  • 若干のファンタジーっぽい要素も入っていましたが、ファンタジー苦手な私でも読めました。

  • 面白かった!

  • 長宗我部先輩が何者なのかは大いに気になるんだけれども、春奈の超能力設定は別に必要なかったような…。

  • 児童文学作家はやみね氏の初めての一般向け著作とのこと。
    大学生になったばかりの快人、霊能力がある幼なじみの春奈、怪しげな先輩の長曽我部が織りなす日常的なミステリ。
    一見、オカルト的な謎を論理的に解決していく。

    残念なのは春奈の霊能力を全く活かしてないこと、第一話で細かに紹介された今出寮のユニークな面々が後の話にあまりかかわってこないこと。
    そもそも長曽我部先輩は何者なんだろうか。
    (図書館)

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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