ある愛の詩

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735209

感想・レビュー・書評

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  • 新堂作品2冊目の読了です。

    いろいろ疲れが溜まっていた自分への癒しの時間として選んだ本書。

    新堂作品との出会いとなった「忘れ雪」から1年と少し、本作も「忘れ雪」から1年後に世に送り出された作品とのことで、勝手に不思議な縁を感じています。

    本作はこれぞ純愛って感じの作品でした。

    しかも、「忘れ雪」は純愛物なのにハッピーエンドで終わらない切なさ満載の作品でしたが、今回は辿り着きましたね。

    大切な人ともとへ。

    拓海が大切な人へ辿り着いたのか、流香が大切な人へ辿り着いたのか、お互いがお互いの大切な人へ辿り着けたんですね。

    そんな2人を繋いでくれたのはイルカのティティス。

    純粋な心を持つ拓海が待つ小笠原へ、純粋な心を取り戻した流香が向かう。

    そんな流香のもとへティティスそっくりな子供のイルカが拓海を誘う。

    2人の本当の物語はここから始まるんですね。



    説明
    内容紹介
    多くの涙を誘った純恋小説「忘れ雪」から12ヶ月。新たな愛の物語が生まれる

    「幸せを運ぶ神様の落し物」その幸せをつかめるのは--!?小笠原の海で育った拓海のもとに現われたのは、イルカを魅了する歌姫・流香だった。彼らはあまりに純粋で思いを伝えられず…。せつなく涙する恋愛小説

    ある愛の詩 初のオリジナルテーマ曲CD付き(3曲限定版)   『忘れ雪』から12ヶ月、純恋小説の新しい風と波。出逢えたこと、それがすべて。イルカにみちびかれ拾った「神様の落し物」―それは、きらきらと優しい音と光につつまれる、トゥルー・ロマンス。


    内容(「BOOK」データベースより)
    小笠原でイルカのテティスとともに育った、あまりにも純粋な青年・拓海―。東京からやって来た愛を信じられない声楽家志望の美しき歌姫・流香。ふたりはきらめくドルフィンビーチで運命的な出逢いをする。帰京した流香にはコンクール出場に向けて重大な悩みがあった。そんなある日、「君の笑顔が見たいから」ただそれだけの理由で、上京して来た拓海は、流香のこころの闇を知り、彼女のためにある決意をする。ひかれあいながらも想いを告げられず哀しい運命に翻弄されるふたり―。心ふるえる、初めての体感ピュア・ストーリー。初のオリジナルテーマ曲CD付き。

  • すっごい純愛だったな~~

    解説を丸写しすると、
    小笠原でイルカのテティスとともに育った、あまりにも純粋な青年・拓海。
    東京からやって来た愛を信じられない声楽家志望の美しき歌姫・流香。
    2人はきらめくドルフィンビーチで運命的な出逢いをする。帰京した流香にはコンクール出場に向けて重大な悩みがあった。そんなある日「君の笑顔が見たいから」ただそれだけの理由で、上京して来た拓海は、流香の心の闇を知り、彼女の為にある決意をする。惹かれ合いながらも想いも告げられず哀しい運命に翻弄される2人・・・

    彼女の為にそこまでする??
    昼は工事現場で、夜はホストクラブで・・・
    小笠原の青い海しか知らなかった彼が・・・

    でも期待を裏切らない結末で良かった^^

  • 初め、拓海が純粋すぎて少しひいてしまった。くさいセリフに、自分を顧みない優しさ。
    全体的に純愛小説だから仕方ないけど…
    ただ、どんどん物語にひきこまれていったのは事実。
    ストーリー展開がなかなか面白かった。

  • 新堂冬樹さんの恋愛三部作の二作目。


    ほかと違って、これは恋が始まり、続いていくであろうと思える作品。

    テティスが導いてくれたホンモノの女神と。


    ベタベタな展開な気がするが、拓海の純粋さには心打たれる。

    これからも、独りにならずに生きていってほしい。

  • 純粋な青年

  • まさに新堂ワールド。小笠原の海で祖父とイルカに育てられた純粋無垢な23才の青年と声楽家を目指す女子大生との純愛物語。

  • こんな純粋な青年、絶滅危惧種だと思う。

  • 純愛。
    拓海の流香を思う純粋でまっすぐなところがとても惹かれる。

  • 泣かずにはいられない。純粋すぎて胸が痛みました。

    新堂冬樹さんの作品には多くの動物が出てくるのですが、今回はイルカ。透明すぎる気持ちに目を向けられなくなる、そんな気持ちがよくわかり、感動しました。

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著者プロフィール

1998年作家デビュー。2003年『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。『ある愛の詩』『あなたに逢えてよかった』と続く“純恋小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる。著書に『動物記』『ブルーバレンタイン』など多数。近年、『虹の橋から来た犬』がスマッシュヒットとなる。

「2023年 『なごり雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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