ゆめつげ

著者 :
  • KADOKAWA
3.42
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本棚登録 : 938
感想 : 140
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735599

感想・レビュー・書評

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  • 一瞬、若旦那を思い起こさせる。
    中々の一冊これも、好きだなあ。

  • 若だんなシリーズより血なまぐさい作品。
    でも、人の思い込みの恐ろしさやエゴって怖いなと思わされたが、深い愛情も感じられ、若干ウルっとしてしまった。
    兄弟っていいな。と思った。
    面白い作品。

  • 若だんなシリーズより好きかもしれません。

  • この作家さんが平安もの書くなんて!とうきうきしながら読んだ一冊。
    読んでから時間が経っているので人物の名前など細かい事は思い出せませんが、読了後胸が苦しくなったのを覚えています。
    とてもさらりとしているし、悲壮感もあまり感じさせない文章なのになぜか絶望じみた感情を抱いたせいかもしれません。
    あの後彼がいつまで、どうやって生きたのかが気になってしまいます。

  • 江戸は上野の端にある小さな神社の神官兄弟、弓月と信行。のんびり屋の兄としっかり者の弟という、世間ではよくある組み合わせの兄弟だが、兄・弓月には「夢告」の能力があった。ただ、弓月の「夢告」は、いなくなった猫を探してほしいと頼まれれば、とっくに死んで骨になった猫を見つけるという具合で、まったく役に立たないしろもの。
    そんなある日、地震で迷子になった大店の一人息子の行方を占ってほしいとの依頼が舞い込んだ。屋根の修繕費にでもなればと、目先の礼金に目がくらみ、弟をお供にしぶしぶ出かけてしまったのが運のつき、事態は思いもよらぬ方向に転がりに転がって…。
    ちゃんと迷子の行方は知れるのか!?そして、果たして無事に帰れるのか!?大江戸・不思議・騒動記。

  • とっても面白かった。

    江戸時代末期の話。新選組が動きだしてる辺りかな。
    この時代は何となく哀愁があるよね。


    話は始めから最後まで充実してた〜。
    夢告(夢占)のできる禰宜(ねぎ←神主さんの1つ下のレベル?)が主人公。
    8年間行方不明になってた息子を探してたら、息子候補が3人も出てきてしまったので、誰が本物か占ってください。
    とお願いされて行ってみたところ、事件に巻き込まれてしまう。。。


    と、あらすじなんですが、、、
    1点だけ気になることが。
    息子は5歳の時に行方不明になってるんです。
    5歳まで育てたなら、8年経ったって顔の見分けくらいつくでしょう〜。


    でも面白かった(笑)

    しっかり物でお兄ちゃんの心配ばかりしてるの弟は可愛いし、正体不明な彰彦様も魅力的です♪

  • 出版社/著者からの内容紹介
    『しゃばけ』シリーズで大ブレイク中の著者が贈る、軽妙な和風ミステリ!
    江戸は上野の端にある神社で神官を務める粗忽な兄としっかり者の弟。兄には夢告の能力があった。その噂を聞きつけて舞い込んで来たのが、大店の行方不明の一人息子の行方を占ってほしいという依頼だったのだが……。

    内容(「BOOK」データベースより)
    江戸は上野の端にある小さな神社の神官兄弟、弓月と信行。のんびり屋の兄としっかり者の弟という、世間ではよくある組み合わせの兄弟だが、兄・弓月には「夢告」の能力があった。ただ、弓月の「夢告」は、いなくなった猫を探してほしいと頼まれれば、とっくに死んで骨になった猫を見つけるという具合で、まったく役に立たないしろもの。そんなある日、地震で迷子になった大店の一人息子の行方を占ってほしいとの依頼が舞い込んだ。屋根の修繕費にでもなればと、目先の礼金に目がくらみ、弟をお供にしぶしぶ出かけてしまったのが運のつき、事態は思いもよらぬ方向に転がりに転がって…。ちゃんと迷子の行方は知れるのか!?そして、果たして無事に帰れるのか!?大江戸・不思議・騒動記。

  • 読みたいなーと思ってる本。

    2009年:済。

  • 初めて若旦那シリーズ以外のものを読みました。畠中さんは病弱な人が好きなんでしょうか?今回は死にはしないが、血吐き過ぎです。一日のうちにそう何回も吐血して生きていていんですか!?と、まぁ血吐きすぎにはびっくりしましたが、おもしろかった!!止められずに一気読みしてしまいました。

  • 個性あるキャラクターに、なんともいえない不思議な雰囲気とテンポ。この兄弟が大好きです。ミステリーなファンタジー。

著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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