求愛ダンス

著者 :
  • KADOKAWA
2.83
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本棚登録 : 40
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735803

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で、大好きな小川洋子さんの新刊でも入ってないかと探していたら、小川洋子さんに挟まってこの方の作品を発見。

    きれいな表紙に惹かれて手に取り著者略歴を見てみたら、太宰治賞を受賞していることを知り、借りてみることに。
    個人的に、太宰治賞受賞作品で今のところハズレなし。
    大抵好みのことが多いので、期待して読み始めてみた。
    (ちなみにこの作品は受賞作ではない)

    主人公の年齢や境遇、考え方に共通・共感する部分が多くて、面白いというか身に沁みる感じであっという間に読了。
    この作品はやや荒削りな感が否めないけど、他の作品も色々読んでみたいと思わせるものがあった。

  • 初めて彼女の作品を読んだときは、ちょっと「う〜ん」な感じが否めなかったが、雰囲気的に好きな部分もあり、結果、新作が出ればチェック入れる作家のひとりとなりつつある。
    本作は比較的初期の作品だが、さらさらした最近の作品に比べれば割とこってりで、そこが気に入った。男を求めても心は空虚。その満たされない三十路初期の女心の描き方がありきたりじゃなく、でも十分共感できる要素もあり、なかなかよかった。あれ、この人の扱いこれでいいの?と思った箇所もあったが、それを差し引いても面白かったな。
    明るく美しい表紙が、濃厚なストーリーに意外にマッチしていてよかった。小川内さんの作品ジャケは、どれも好きである!そして今回はタイトルも秀逸。

  • 年期の入った独身OLの真紀は、週に一度だけ訪れる男と変化のない五年を過ごしてきた。
    長く付き合う恋人がいながら、真紀の家も訪れる男。心さえ求めなければ何も変わらない そんな生活の中、かつて家庭教師をしていた教え子と再会し、連絡を取り合うようになり…。

    奔放だった過去、週に一度の男と過ごした数年、教え子と過ごすうちに気付いた本当の自分。
    大まかに分けるとこんな感じですが、個人的には後半の二つだけでも良かったかな。
    ずるくて、暗くて濃密で、身体より心が痛めつけられている、かなりディープな恋愛小説です。

  • こういう恋もあり。良妻賢母志願者にはむだだろう。

  • ■09105.
    <読破期間>
    H21/8/21~H21/8/22

    <本の内容>
    OL歴10年、ひとり暮らしの真紀。ただ歳を重ねてゆくだけの毎日。
    びゅうびゅうと寂しい音をたてる空洞が自分の中にある。
    そんなある日、七歳年下の男・透に出会った。
    「愛してる」と繰り返す透。躊躇し、おびえながらも、真紀は透へと一歩を踏み出そうとする。
    その矢先、彼女は、彼の抱える秘密を知ってしまった…。
    すれ違い、求め合う、ぎりぎりの極愛小説。

  • ・・・外装にひきつけられて読んでみたけれど・・・作家の思いがわからなかったな、響くものがなかったな。

  • どうしておいていかれてしまうのだろう。
    どうしてこんなに苛立つんだろう。
    俺は拳を握るしかなかった。


  • 主人公の愛の捉え方は普通の人から見れば信じられない、と思うような内容なのですが、それでも捉え方の一部に共感できるものがありました。

  • 図書館で装丁が可愛くて読書。
    思ったより内容が軽い。時間の流れも速くてさくっと読了。あっけなく始まってあっけなく終わってしまった。
    あまり好みじゃなくて残念。

  • ビターで、大人なお話。

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