サウス・バウンド

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736114

感想・レビュー・書評

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  • 小学6年生の上原二郎の身に起こる波瀾万丈の半年程の物語。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||O
    資料ID:50500481

    2007/10/20公開『サウス・バウンド』原作

  • スッキリさわやかな読後感。最近重たいものばかり読んでたので久々に「楽しかった〜」っていう。お父さんはハチャメチャなようでも筋が通っててカッコいい。自分の家がちょっと他とは違うな、イヤだな、って気持ちからだんだん「うちはこれでいいや」って思えるようになるまでの過渡期がちょうど12〜14歳くらいだと思うので、主人公の年齢設定が絶妙だな、と。小6からみた中学生のこわさ、とか懐かしかった。パイパティローマってなんか聞き覚えのある響きだな、と思ったらそういう映画があったらしい。

  • 気楽にいっきに読めた。

  • 読みやすくて面白い。すごい開放感。

  • アキラおじさんが好きです。

  • 破天荒すぎる二郎の父。東京篇では父に振り回される二郎に同情しつつ、子どもの生き生きした世界を懐かしく読んでいたが、沖縄篇からは二郎の父の存在感が輝きを増してくる。破天荒だけではない、本質から目をそらさず、力強く生きていく姿が頼もしい。そんな父と沖縄の空気に感化されてか、上原一家全員、逞しく、お互いを思いながら前に進んでいく。こういう家族が羨ましくもある。

  • 後半、一家が西表島に引っ越してからの開放感は何事。

    本質はまるで変わってないのに異様に活き活きしていく両親に姉。

    とりあえず沖縄の八重山で泡盛飲みたくなる。

    お父さんとベニーさんをみすみす逃がした警察の言い訳に笑った。

  • しまった、これ上下のやつじゃなかった。上はふつうだったんだけど、下を読んでもう痛快。お父さんかっこいい。

  • 奥田英朗さんの本はいつも読みやすい。軽快。
    語彙力もあるし、言い回しとか勉強になる。
    過激派、左翼について詳しくなった。
    パイパティローマ、本当にあるのかなぁ、いいなぁ。
    自分の周りにない世界で、それを疑似体験できて、惹きこまれた!
    主人公は小学生なのにめちゃめちゃしっかりしてる・・・。
    こんな小学生いるのかなぁ?
    沖縄での互助の生活がいいなぁと思った。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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