- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048736701
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
好き!
本屋大賞の作品でがっかり続きだったので、読んでいる最中も、読後も心地よいこういう作品に出会えてほっとした。
過去が見えてしまう不思議な力を持った姉との思い出を妹が語る。戦後から高度経済成長へと向かうあの頃の日本。
事件簿でもあり、ミステリーでもあり、人間の切なさ愚かさ優しさ温かさも感じられて、読めてよかった。続きもあるので、それを読む楽しみができたのも嬉しい。
私もお母さまに巴投げされたいと思った。 -
精神を集中すると人や物、場所の過去を「見る」ことができる少女とその妹が、
その力を使っていろいろな事件の真相に迫っていく。
連作短編集。 -
記憶が薄れたので再読。何度読んでも不思議な世界にすっと入っていけるところが好き。朱川さんは人物の描写が上手なので登場人物たちが知り合いのように頭に浮かぶ。
-
最近ハマっている作家さん。なかなか良いです。
このお話もちょっと不思議でほのぼの感あり、物悲し感あり、読み易くて面白かった~!
続編も有るので読もう(^^♪ -
★Over the Moonさんで知った本。
時代ミステリらしい。 -
姉妹に対する
命の試練が厳しい
自分には耐えられそうもない -
見る不思議な力を持ったお姉さま。病弱だけど、心優しい、透き通るように肌が白くて、大好きなお姉さま。
戦後の日本が時代背景。不思議な力を持った姉と姉思いの妹が体験する事件。ささやかな暮らし。二人が主人公でいくつかの事件を短編にした一冊。読み終わって、この姉妹に会えなくなるのがさみしい、続きが読みたい。わくらばファンになりました。