受命―Calling

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著者 : 帚木蓬生
  • 角川書店 (2006年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (589ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736800

受命―Callingの感想・レビュー・書評

  • ヘンな話だった
    しかも何かの続きだったらしい。

  • 日系ブラジル人の産婦人科医津村は,国際学会で北朝鮮の医師許日好からスカウトされ,平壌で働くことを決意する。

    前作の続編らしく,最初は登場人物の関係に戸惑う。実際に北朝鮮がどうなっているのかは知らないが,いかにもリアルっぽくて引き込まれる。

  • 気の滅入る話だった。フィクションとは言え、現実的な部分もあるのかと思うと暗い気持ちになる。

  • 近くて遠い国「北朝鮮」を舞台にするドラマ
    全く北朝鮮のこと知らなかったんだと思い知らされましたよ~

    北の人民がどれだけ苦境に立たされているのか?
    なぜに北の指導者は核にこだわるのか?
    この本を読んでなんとなくわかったような気がします

  • 独裁国家を舞台に、水面下で進行する暗殺プロジェクト。
    さざ波が一筋の濁流となって襲いかかるようでした。
    手に汗握るサスペンスでありながら、人間くさい心暖まる描写もあり。
    後半は先を急ぐあまり人間関係などをちょっと読み飛ばしてしまいました。
    前作も読んでみようと思います。

  • 朝鮮民主主義人民共和国を舞台とした国際物のサスペンス。フィクションではあるのだが、まず、登場する街や地方の描写にリアリティーがある。特に平壌については、建物やその配置など、レビュアーの知る限り現実と一致している。またこの国の社会構造やそこに暮らす人々の置かれた状況についても、その記述には説得力がある。この、相当に「つぎ込んで」書かれた背景の中で、かなり「ぶっ飛んだ」物語が展開される。物語の担い手は、日本から別々に渡朝する5人の人物である。この5人の背景と相互の関係が物語を決定付けている。人物に関しては描写を必要最低限に押さえており、輪郭以外を読者の想像力に委ねている。主人公格の医師とサブ格の女性の淡いロマンスもあるが、その描写はあくまでも抑制的である。
     

  • 北朝鮮に潜入して金正日ほかを抹殺する小説である。

    今から6年前(構想、執筆時ならもっと前か)にはずっとリアリテイがあっただろう。

    よく書くものだ。
    その貪欲さに感心する。

  • この作品は、北朝鮮の現状を記すことを第一の目的として書かれたのだと思う。
    実際に帚木氏は3度も北朝鮮を訪れたと言うだけあって、風景をはじめ北朝鮮の悲惨な状況描写にはリアリティがあった。
    今の日本から北朝鮮へ一般人が訪れることは出来ないとばかり思っていたので、観光ツアーが可能なことにもびっくりした。

    ただ、小説としては、楽しめなかった。
    受命は受精の続編とのことなので、前作を読まなければ基本的にわかりにくい部分もあることを差し引いても、残念ながら本作は面白くなかった。
    登場人物たちの行動に必然性がなく、サスペンス的な要素も弱い。

    帚木さんは心の機微を描くのが上手だと思うし、帚木作品には他に良いものがたくさんありそうなので、他に期待します。

  • 書籍番号
    M110130-013-9784048736800

  • 「彼が生きているかぎり、 この国に未来はない」
    かなり衝撃的な一文が帯にかかっている本です。
    北朝鮮を舞台にした小説『受命』。

    日系ブラジル人の医師・津村。
    北京で行われた国際医学界である人物に声をかけられた。
    北朝鮮の平壌産院で技術指導を行って欲しいと。
    その頃、日本では、ブラジル帰りの舞子は、
    日本で成功した韓国人実業家とともに北朝鮮旅行へ。
    また同じくブラジル帰りの韓国人・寛順は、
    死んだ婚約者の弟とともに、
    恩ある人の願いを叶えるため、北朝鮮に不法入国することになった。
    そしてあの国では、独裁国家を転覆させようとする人物がいた。


    平壌のこと、地方のこと、
    詳細にいろいろと描かれていて、本当にこわくなった。
    金日成は現政権よりかはまだまともな人だったの? 
    現代表になってから、転がり落ちるようにあんな国になってしまったの?
    彼らは出生を偽って、自分たちを英雄に自ら仕立て上げたの?
    革命の英雄として自分を造り上げた金日成が、
    まるで革命後に忽然と北朝鮮が建国したように、
    歴史を作り替えたの?
    軍や取り巻きだけが潤って、ほかはあんな状況なの?
    父親や優秀だった腹違いの弟を
    まるで現代表が暗殺したような一文もあったし・・・。
    この国は、いったいいつまでこんな状態が続けるつもりなの?

  • 医者の立場から、脱北者の思いを伝える立場から、偶然の出会いによる老会長の渡航の付き添いから、三者三様の立場や思いを秘めて、北朝鮮へ渡り、様々な思惑や思いから、その体制に終止符を打とうとする話。

    当然、フィクションだけど、描かれている人々の思いや、北朝鮮の現実(?)など、ドキュメンタリーを読んでいるような錯覚を覚えてしまった。

    また、今の体制に疑問を抱き、政治犯として投獄された方、故郷を捨てて脱北された方、そんな現実に立ち向かう方、体制を受け入れる方など、単なるステレオタイプでは無い、あの国の人々が何人も描かれていた事も、話の魅力をふくらませていた。

    人は資源、正しい教育が民を救うなど、当然のことだけど、考えさせられる言葉も出てきて、面白いけど、ちょっと立ち止まって考えてしまう、そんな作品だった。

    2010/05/18 読了

  • 主人公の女性の外見の描写ばかりで途中で読むのをやめてしまった一冊。男性の作家さんってやけにそういうこと細かい人多くないですか?この人の場合いつもスリーサイズがセンチ単位で出てくる気がする・・・

    でも、皆さんのレビューではすごく評判いいですね。我慢してもう一度読んでみようかな???

  • 箒木蓬生が北朝鮮へ筆を向けた! でもいままで読んできた作品集とちょっと雰囲気が違う。

  • この作者の本はいつも感動させられます。

  • 壮大な北朝鮮の将軍暗殺計画実行記。
    それだけではないけれど、どうしてもそちらに目がいってしまった。

  • 内容は…政治物? なのでしょうか。
    北朝鮮の話になってましたが、これも2冊目か何かのようで
    この前に話があるみたいです。
    これ1冊でも読める内容にはなってますが
    登場人物がどう考えているのか、を察する事が出来ません。
    それがちょっと残念です。

    3つの視点に別れて最終地点へとたどり着いていますが
    政治物なせいか、それほど面白くはなかったです。
    むしろ最後があっけない??w
    これでいいの?! と聞きたい感じで終わってました。

  • 帚木蓬生の本は何冊か読んだことがありますが、
    今のところ、ハズレがなくて、相性のいい作家の一人です。

    今回読んだのは、の「受命」
    日系ブラジル人医師・津村は、
    高度な医療技術を教えるために、北朝鮮へ招かれたのだが、
    そこで、歴史を塗り替える大事件に巻き込まれていく。。。

    拉致問題や核問題などで、ちょっと気になってた北朝鮮。
    これはフィクションだとわかっていても、
    ある程度は、真実でもあるのだろうと思わせてくれるので、
    ついつい、感情移入して、現実と重ね合わせてしまい、
    どんどんのめりこんでしまいました。
    気づいた時には、涙が止まらなくて。。。
    深いため息が出て。。。
    とても素晴らしい読後感を味わえました。

    閉ざされた国で、繰り広げられる緊張感ある出来事の数々。。。
    ずっしりと重みを感じる国際サスペンスを、
    愛の夜長にいかがでしょうか。

  • 北朝鮮に潜入&観光&医者として入国した人々が最終的には指導者の暗殺を目論むルポタージュ的小説。あの国のことを客観的に詳しく分析しながらミステリ仕立てのストーリーに楽しめました。あっという間の読了でした。

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