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みんなの感想・レビュー・書評
お風呂屋さんのアルバイトをしながら、自分や周囲の人と向き合って成長する女の子のお話。
薄くて読みやすい文章。
たのしめました。
大島さんの小説に出てくる男の人は、何故かみんな、いまいちオーラが出てる。
男性でもコドモとか老人とかゲイ、オタクはいいかんじなんだけど。
大島さんの書く文書は、なんだかとても心地良い。何ということもない日常を描いているんだけれど、力がほっと抜けるような感じで読める。好き。
まず、すごく疑問に思った事。
「戦友の恋」が先ずあって、それから(或いは、ほぼ同時期の執筆)の作品ではないのか?
出版順だと「ほどける~」が先なんだけど、、、君津くん、佐紀さん、タツキさんとか、この人達の見えてない面を知らないと、この作品の好さが幾分損われるような気がする。
あ、でも逆も言えるのか、これを先に読んでたら、「戦友~」をもっと楽しめたのかも。うーmm、スピンオフの天才?
作中の佐紀と宅飲みしてるシーン、コップをチーンってとこなんてほんと微笑ましくて良かった。ホントたわいも無いお話を愉しませるの上手いねぇ。
ページ数も少なくゆったり漂う脱力系の良作。
いいね。
「戦友の恋」の主人公・佐紀が通う銭湯の看板娘、美和ちゃんが本作の主人公。高校をやめ、アルバイトも続かず、祖父の営む銭湯で小遣い稼ぎに励むしかない、そんな人生を少し見失いかけていた美和が、銭湯で出会う人を通して、自分の道を切り拓くお話。
「戦友の恋」で佐紀が美和ちゃんのことをべた褒めしていたが、本作の冒頭をよむ限りではなかなかそうは思えなかった。しかし話が進むにつれ、君津さんとの恋や、マッサージ専門学校に通うようになり、ちょっとずつ前へ進むと彼女特有の賢さがみえてきて、なるほどと思った。
語り口が変に甘くなく、いくらでも読んでいられる作品。
「この人と出会って、この人がくれた小さな自信で、少しだけ前へ進めるようになったんだわ、と思い出の流れ星に触れながら気づく。」
初大島作品!
さらりと読める本が読みたいと思って探して出会って正解☆
最初は美和の行動だとか、言葉に、おばさんの私はもう違和感を感じてしまったのだけど、
それもいつのまにか気にならずに美和にすっかり寄り添えていた。
そして最後は良かったね。とホッとさせてくれたのだった。
他の本の続編らしいのだそちらも早く読みたい!!
【読了•初読•市立図書館】
高校中退した女の子が主人公。というだけでイタイ系かと勝手にうがった目で見ていたが、ほんわかした前向きな話しやった。銭湯が舞台で、なんだか古き良き時代の優しさが漂っていて、お風呂につかっている気持ちよさもあった。
戦友の恋、が読みたくて先にこちらを読みましたがとてもよかったです。
大島さんの作品ら三人姉妹しか読んだことがなかったのですが、だらだらとした話口調がくどくなく、するりするりと入ってくるから好き。
美和が無鉄砲に高校を辞め、すべてがださく、生き甲斐のない世界に見えるあのだらだら感、すごく分かる。
村八分にあったことがあるひとなら絶対にわかるとおもうんです。
「戦友の恋」のサブキャラ・銭湯の美和ちゃんがメインで
同作の主人公・佐紀も出てくると知ったので
同じ登場人物が出てくる別な話だと思いきや
ほとんど裏表的な話だった。
どっちが先でも問題なかったけれど
どっちも読んでこその面白みもあり。
こういう本はちゃんとタイトルとか帯とかで
それとわかるようにしといてほしいもんだわい。
【図書館・初読・8/26読了】
無鉄砲に高校をやめてしまった少女のかたくなな心が解けて、見守っている人々の中にしみ渡って行く、そんな物語。
少女が利口過ぎず莫迦過ぎず、利口であり莫迦でもあるので、美和ちゃんという少女の経験が自分にもあったような気がしてきます。全部が自分と重なるわけではもちろんないけど、ああ、自分にもこんなことが起きえたかもしれないと思いながら、主人公の明るい未来を祈りながら読みました。
一番最初に読んだ大島さんの本。
美和が、君津さんのことを犬のロッタみたく思えてしまうところ、わかるような気がする。
よしよしとなでてあげる‥。
なんか、犬っぽい男の人って居る。
愛されてる事とか、愛されてた記憶って自信になるんだよね。
彼とうまくいってない時に、元彼を思い出すのはきっと自信を取り戻したいからなのかしら。
と思った。
(以下あらすじ)
人間関係(主に女子同士の)に疲れて高校中退して、家業のお風呂屋さんの手伝いをしている美和。
でも、中退したところで随所に人間関係というものはある。
特にやりたいことも見つからず、ちょっとあせり始めた。
自分って、どうしようもないなあ。
そんな時、彼氏が出来て、愛してもらって、自信ができて、そしたらなんか目の前が開けてきて、夢なんてのもできちゃったりして。
風呂屋の番台で家業のバイトを不承不承している主人公。
そこに出入りする人々とのふれあいを通じて、自分の生き方をみつけようとする。戦友の恋と平行した場所、人物設定を主人公を変えて・・・
高校を中退して、ぶらぶらして考えた末に、祖父が経営する「大和湯」でバイトを始めた美和。なんとなく語る、美和の目からみた毎日。最初は、美和がぐだぐだ語る様に、何?この書き方、と、馴染めなかったけど、直に納得。彼女がなんとなく生きている時間、日々周りから言われる「何がやりたいんだ」「若いんだから、やりたいことしなさい」と言われて、戸惑う様。ああ、自分にもそんな時期があったなぁ〜、なんて思う。気づけば、すっかりこのぬるま湯の感覚に馴染む。まさに、とろける感じ。美和は、「かわいい娘」、まさにそんな感じですね、佐紀さん。大人になったら、立ち止まって思いこむ時間はないから、じっくり、ゆっくり、ぜいたくに時間をかけるべきだと思うよ。このひと月ほど、日曜の朝は、近所の銭湯で朝風呂をつかうことが至福の時の私♪銭湯の裏話もきけて、すらっとおもしろく読ませてもらえた。
へたれな自分なのに、周りの人間がバカに見えてうざくてたまらない、女の子・美和。本来ならば、痛すぎて私のかなり苦手なタイプだと思うんだけど、なぜか、ゆったりと読み進められてしまいました。(#^.^#)高校も、走る姿だけが好きでなんとなく付き合い始めた淀川との絡みから勢いで辞めちゃって、思いっきり遊ぶぞ、と思っていたのに、お金はないし、バイトも次々首になるし。高校中退仲間(と向こうで思っている)女の子... 続きを読む »
なんだかな。ほんわかしてるのだな。暖かい冬の午後のひなたぼっこ みたいなかんじか。「平和な気持になりたくて」高校を突然止めた美和。何もやりたいことがない、何をやりたいのかもわからない、何をやるべきかもわからない。そんな美和が少しずつ少しずつオトナになっていく物語。とにかく周りのオトナがいい。説教じみたことは誰も言わない。美和を子ども扱いすることなく付かず離れず見守っていてくれる。いいなぁ。うん、いいよ。
読み始めたら、今の私の悩んでることとシンクロする内容でした。 読み終わって解決したってわけじゃないけど、ちょっとビビりました。 偶然図書館で目に止まっただけやったから。。 大島真寿美さんという小説家さんを今まで知らなかったことを不思議に思いました。 タイトルも表紙もおしゃれでセンスがよくて、文体も好きでするする読めました。 やわらかくてかわいくて、ほんのり癒されるお話。 読んでてく... 続きを読む »
高校を辞めて風呂屋で働く前途不明の娘とその周辺の人々。銭湯で一風呂浴びて牛乳飲んでマッサージを受けたくなる。
ピンクと黄緑がかわいかったので手にとってみた。
ゆるいです。
実家の銭湯でバイトする女の子が主人公。
無鉄砲と勇気は違うんだなぁ。
知恵と勇気が必要だと教えてくれる弟が気になる。
とりあえず銭湯に行きたくなった。
スーパー銭湯じゃなくて、町の銭湯。
高校を中退して祖父の銭湯でバイトをする美和。そこにかかわる人たちとの日常。大島さんらしいテンポでゆるゆるとした雰囲気。大好きです。こういう、どこかにいそうな人たちの日常を切り取ったようなお話に触れると、とてもやわらかい気持ちになれます。

「戦友の恋」の姉妹編。





