紗央里ちゃんの家

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著者 : 矢部嵩
  • 角川書店 (2006年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737241

紗央里ちゃんの家の感想・レビュー・書評

  • ホラーっていうより、ファンタジーっぽかった。

  • ホラーだなんて知らずに、借りて読んでしまったのだ。だって、タイトルは可愛いし、表紙も絵本系だし(よく見れば、不気味なのだけれど)。
    気持ち悪さの、ツボを押さえている。指だの足だの、描写が気持ち悪いというのもあるが、段々おかしなことがおかしいと思えなくなってくる滑稽さと気持ち悪さ。しばらく焼きそばは食べたくない。
    ホラーだって時には読むけれど、意図せず読んでしまったがゆえに、その気持ち悪さは倍増した…。でも、読み始めたら飛ばし読みでもいいからとにかく最後まで読まないとそれも気持ち悪い、と感じてしまう性分です(泣)

  • 怖い、怖い。
    でもちゃんとしてる。
    面白かった。

  • なんとも言えない気持ち悪いお話でした。
    すごい違和感のある展開だと思ってたけど、巻末の選評に「異常の視点から異常を描いている」とあって納得。
    殺されていると思った紗央里ちゃんは逃げてましたって最後に出てきたし、まともな人だと思ってた父親は最後にろくでもない人だったってことだし、叔父や叔母はもう最初っからアレだったし、おじいちゃんはいろいろ諦めてた感じだし、主人公の少年も何故か淡々と探りだすし、姉もなんかおかしいしという感じで、すべてが異常でした。
    なんとも気持ち悪いけど、妙に引き込まれる作品でした。

  • 気持ち悪い…。読んだのを後悔している。日本ホラー大賞は貴志祐介や恒川光太郎を輩出してるし、恒川氏なんかは幻想的だから、ホラーといえどもそんなに怖くないものだと思ってた。怖いっていうか不気味。登場人物が淡々と狂いすぎてる。読書で背筋が凍るって言う体験を初めてした。本当に首筋から後ろがぞわぞわすることがあるんだと知った。気持ち悪過ぎて吐き気がする。これがホラー小説への賛辞になるのかはわからないけど気持ち悪い。私には無理だった。良く見ると絵も怖い。夢に出てきそう…。2012/392

  • 気持ちが悪い。
    登場人物も、物語そのものも。
    ただ、ラストのお父さんの「どおおおおでもいい」は
    えぇー!?と思いつつも
    人間誰しも少なからずは持っている黒い部分を
    顔面に叩きつけられたような気がした。

  • 第13回日本ホラー小説長編賞受賞作。
    以前どこかで「狂気を感じる本」みたいな感じで紹介されてたのを見て興味を持ち読んでみましたが、なんだこの本(笑)
    最初から相当様子がおかしかったけど最後までおかしいままだった。おばあちゃんの死体を見つけたシーン、突然稲川淳二的な語りになるのは怖がらせようとしているのか、笑かそうとしているのか。登場人物みんなどっかおかしいし、ほんとに何なんだこの本(笑)確かに狂気は感じた。

  • 登場人物みんながとにかく気持ち悪い!
    でも、これが癖になるー!!!
    でも、好き嫌いが大きく別れそうな感じですかね。
    好きな人はめっちゃすきだけど、
    苦手な人はとことん受け付けない感じがしますね。

  • 耳痛いよォオオオ!!
    冷蔵庫にバラバラ死体は鉄板

  • 初めて読んだ長編ホラー小説
    よく聞く”怖い話”みたいな、最初から怖いでしょう感満載な雰囲気でなく、
    日常の中に少しずつ異常を滲ませていく感じが怖かった
    じわじわくるっていう表現がまさにぴったり
    自分がいつも読むような小説は最後は当然のように救いがあってハッピーエンドだけど、
    これはハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、でも救われない逃げ場がない解決もしないからちょっとキツかった
    もうホラー小説は読めないと思った
    でも弟と姉ちゃんの会話は笑えたからホラー小説以外を描いてくれたら読む

  • ホラー大賞受賞作品。
    もう何年も前に読んだのに
    意味不明な怖さとグロさで鮮明に覚えてる。
    ちょっとそこらのホラーじゃないです。登場人物みんなおかしい。。
    人間的な恐ろしさです。

  • かなり怖いけど気分が悪い話。子供の狂気と不条理な雰囲気が新鮮な感じがしたけど、ところどころ冗長なのと警察とのやりとりが現実から飛びすぎててやや萎えた。閉塞感&グロは近年のホラーの1典型になりつつある気が。

  • めっちゃ怖いし気持ち悪いけど所々すごい笑えた。踊ってごまかしたくなった とか 法律って! とか。こんな異常な話を読んで笑うって変?と思ったけど意外に正常だとおもうんでまあいいです

    作者のひとはバランス感覚がすごいなあと思った。あとホラーがだいすきなんだろうなとも

  • 異常。
    不気味というか、ぬらぬらと全て気味が悪い。
    状況も周囲の人々も。
    最後まで謎は謎のまま。

  • 装丁は文庫本のほうが好き。

    指と歯の場面が怖くて好き。

  • 面白かったです。意味が有るのか無いのかも解からない謎すぎる内容がとても好きです。意味の不明さと気持ち悪さが魅力だと思います。

  • 始まって少ししたころが一番こわかった。途中からつらつらっと読んでしまった。
    とにかく語り手がこわい。そこからして歪んでる。

    異常からみた異常。確かに。


    ただ結局なんだか曖昧。よくわからない。

  • クライマックス(?)で急に丁寧語になったのがおもしろいと思った。
    よく読むと細かい仕掛けがある。
    なんか最近のギャグマンガに似てるかんじ。

  •  叔母からの突然の電話で祖母の死を知らされた僕と父。叔母夫婦の家には変な臭いが充満し、従姉の紗央里ちゃんも行方不明。洗面所の床からひからびた指の欠片を見つけた僕は、こっそり捜索を始めることに…。
     異常な人しかでてこない、異常なお話。おじさんおばさんはもちろん、父親は何があっても平然としているし、主人公も死体を発見してもちっとも驚かない。会話も脈絡がなく、話もあまりまとまりがあるとは言えない。しかしすべてが異常なので、逆にこの異常な世界が普通に思えてくるという不思議な効果がある。オチは結局なんだったんだ?という感じが残るのが惜しい。
     話の中には色々と気持ち悪いものが出てくるんだけど、一番印象的だったのは電気に巻き付けられた腸の場面。しかし、こんなものが部屋の中にあったら真っ先に気づくだろう、とつっこみたくなる。
     そして装丁がすごい物語の世界観を表していていいなと思った。どこか子どもっぽく淡々とした中に隠れている気持ち悪さというか。日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。

  • こわいというか気持ち悪い。

    こんなホラーがあったとは…
    と、目からウロコ

    主人公好きだなあ

  • 2010/0706

    異常な視点から異常なお話を見る試み。
    微妙な食い違いが面白かった。

    異常性がそういうもの、って感じでお話全体で肯定されていたりすると、すぐにげんなりして、はいはいこれもかあ、と食傷してしまうんだけど、今回作者はそういうこと分かった上での異常性を書きたいんだなと、姉との電話で分かったので楽しめました。

    だから何かがおかしくて、それを当然のようにして話が進んでも、おかしいという前提の話だから、次にはどういうさりげない奇妙さを持ってくるのかなあって思える。おかしいをかっこいいと決めて進むのとは違うというか・・・いやもしかしたら作者はそのつもりかもしれないけど、でも計算ずくとも思えるし、なら作者の計算と思ってしまったほうが楽しいよね、と。長いな。

    今回に限っては、独特の文体が落ち着きの悪さを余計に強調していて良かったですが、文体が流行りの軽い語り調子だったり、お姉ちゃんが俺女だったり、意味のない残酷描写をジャブしてきたり、そういうところはいれなくてよかったのになあと思いました。
    そういうのに媚びない話作りでやってくれたら、もっといい感じ。

  • 読んでいて色々な味がしてきて、正直吐きそうになったホラー小説。怖いというより気持ち悪いです。(by みのる)

  • これは「大賞に限りなく近い」そうだが……どうでしょう。
    まずは一言。異常です。


    簡単な粗筋。
    毎年家族で行く紗央里ちゃんの家。今年も行くことになっていた。
    しかしその年は少しいつもと違っていた。
    僕は気になって紗央里ちゃんの家の中を探索し始める――。


    怖いか?と問われればNOと答えます。
    けれどもかなり異常な世界。むしろ狂ってます。
    今までの傾向から言うと、短編賞の世界に近いんですよね。
    今の審査員こういうの好きだなーと妙に納得してしまいました。笑


     ※ 以下、多少のネタバレを含みます。

     

    『紗央里ちゃんの家』といいながら、紗央里ちゃん不在ってのは面白かったです。
    題名見たときは「紗央里ちゃん」は完璧に貞子とか伽耶子みたいな存在だと思ってました。笑

    しかし何が言いたかったのかはさっぱりなんですよね。
    「学ぶもの」としてではなく、結局どういう事件(?)だったのかという意味で。
    エンターテイメントと言ってしまえばそれまでなんですが、ラストも微妙でしたし。
    ただ狂った描写を楽しむといった感じです。

    でも徹底して異常だったので、逆に爽快だった印象もありました。笑
    謎は解けていなくても後味は悪くない。悶々とすることもない。
    むしろラストにきっちり謎をすべて解いてしまっていたら「正常」な小説になってしまうんですよ。
    ただただ「あー狂ってた」って思う。笑
    紗央里ちゃんの存在がやはり印象的なので、うまかったといえばうまかった……のか?


    最初にもさらっと言ったが「大賞に近い」ってのは、個人的には微妙だと思います。
    まぁ結局大賞を取ってないからいいんですが(酷)。
    嫌いではないけれど、完成されてない気がしてならないのはオイラだけでしょうか。


    『姉飼』などとは違うけれど、「狂った小説」が好きな人はどうぞ。



    余談ですが。
    個人的に「自販機」が気になります。
    (読んだ人だけ分かってください)
    次回作が自販機の話だったら買ってしまうかもしれない。

    ……かなりのB級ホラーになりそうですが。笑

  • 怖いってつまりこういうこと。らしい。意味は不明。

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