世界でいちばん淋しい遊園地

  • 108人登録
  • 3.16評価
    • (7)
    • (11)
    • (34)
    • (7)
    • (4)
  • 25レビュー
著者 : 西田俊也
  • 角川書店 (2006年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737319

世界でいちばん淋しい遊園地の感想・レビュー・書評

  • 17/02/08 ⑪
    装丁がきれい。かわいい。
    タイトルにこころがぎゅっとなる。

    ・ いろいろなことがある。別れと出会いと始まりと終わりと、どうしようもなくこんがらがり、どこから解いていいのかわからなくなるような出来事の連続だった。人生はそれらがサイコロのだす目のように、気まぐれに現れる。時に疲れ、イヤになり、立ち止まってうずくまり、動きだせなくなる。けれど人のささやかな思いの連鎖から、思いがけず出来事が立ち現れて、どうしようもなかったことに救いの光を差しだしてくれたりする。世界はまだまだだいじょうぶかもしれないと信じたくなる。
     ゲートを抜けたぼくは、さっき聴いたメロディを口ずさんだ。この思いをどうしたら誰かに伝えられるのだろうかと思いながら。
    (P77 さよならの歌は響かない)

  • 戦前戦後と人々を楽しませてきた遊園地が、不況で閉園することになった。

    遊園地での思い出とともに引き寄せられてくる人たちのそれぞれの思い。

    夢を書いた紙と再会、同時に名前も知らなかった女の子との記憶。
    マンネリ化に飽きてきたカップルが結婚を決めた観覧車のなか。
    職場から見えた遊園地と当時近くにいた女の子。
    バツイチ子持ちがかつて着ぐるみだった元恋人との再会。
    ろくな生活じゃない今と、昔の悪さと女。

    遊園地に住む管理人の半生。
    うさぎの着ぐるみに懐かしんだ過去の挫折と希望。
    心に残った事件の傷跡と夫との関係。
    病室で薄らぐ意識と遊園地で過ごした子供時代。

    うさぎ着ぐるみの男とバツイチ子持ちの女は元恋人で
    女の父は病気で入院中で
    父は朦朧とする意識で子どもの姿で閉園する遊園地を彷徨うんだけど
    男と女は連絡先を交換しないで別れたのに
    なんで最後電話してんの?

    突然病気の父の幼少時代出てきて
    最後がちょっと無理矢理感)^o^(

  • 良くも悪くもドラマっぽい、短篇ではなく連作であるのもあって。
    恋愛小説にしてはライトで、一気に読むにはクドいので、ドラマのように1話1話を少しずつ開けて読むのがオススメ。
    こういう本ばかり読みたいとは思わないけど、飾る意味もこめて、あってもいいんじゃないかなって。

  •  潰れることが決まった遊園地。そんな場所にまつわる人々の短編集。

     それぞれが少しずつリンクしていて、そういうの好きなんだけど、なんか……ちょっと驚きに欠けたかなあ。
     わたしも近所の遊園地がなくなるとき、無料になってて遊びにいったことがあるから、なんだか胸がきゅっとなった。まるで、あの遊園地をモデルにしたかのような記述にいちいちハッとしたりして。

  • 哀しいけれど、不思議と懐かしい愛しさが込み上げてくる物語でした。

  • タイトルいいね。


  • 装丁が美しい。

    好きでない。

  • 正直に言ってつまらない。
    とあるもうすぐ潰れる遊園地をメインに、話が進んでいく短編集という感じです。
    10個近い短編のうち最初の方は、話が少しづつリンクしているというところに新鮮さがあって(短編集をめったに読まないから)、おもしろいなーと思ったけど、後々になってくどいと思い始めるようになった。
    読者をひきつけるような場面があるわけでもなく、ただ淡々と話が進んで読んでても楽しくなかった。

  • 表紙に惹かれて買ったけど
    途中で挫折。
    何より文に品性が無いような気がした。


    今見ると表紙も、何も広がらない真っ平らな遊園地。

  • 閉園が決まった遊園地。
    優しくて少し切ないお話がいっぱいの短編集。

  • “「取りに来たんじゃないのか?」
    「なにを取りに?」
    「忘れたのか?おまえの夢だよ」”

    ちょい悲しかった。
    個人的には“ジェットコースターの最後のカーブで”が一番好き。

    P.S.
    この話の舞台になったのは「あやめ池遊園地」だそうな。
    小さい頃から行っていたのでぐんと親しみと思い出がわきましたです。

    “『いっしょにいる男はバカです。だけどいまいちばん好きな人です、たぶん』”

  • 閉園される遊園地での、まるで夢を見ているかのような出来事。
    それぞれが、淋しく、そして、どこかノスタルジックな気分にさせてくれるアンソロジーである。

  • もうすぐ、消えてしまう。僕等の思い出の場所が。

  • 装丁がすてきで、買った本。<br>
    あとタイトルも好き。<br>
    一話ずつゆっくり読みたい。

  • 『もうだいじょうぶと、ひとりで乗るよ』は良かった。

  • 近々閉園する予定のある遊園地に纏わる、様々なエピソードを巡る物語。それぞれの人の、それぞれの思い入れがある遊園地。なんとなく、もの寂しく切ない雰囲気が漂う話。暗め。

  • タイトルに惹かれて購入。もうすぐ閉園を迎える遊園地に、恋人や家族との想い出を胸に訪れた人々のエピソード。それぞれの章が独立しているのに、複雑に絡み合ってもいるという手法。心があったまるいいおはなし。

  • 1/31 表紙がすごくきれいです。最初の話の方が好きだな。

  • 一つ一つの言葉が凄く優しい、気がする。
    それでいてどこか淋しい感じがする。
    短編なので読みやすいです。

  • タイトルとカバーデザインに惹かれて買った。中身は・・・期待はずれだったかな。ただこの本を飾っておきたくて。

全25件中 1 - 25件を表示

世界でいちばん淋しい遊園地を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

世界でいちばん淋しい遊園地を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

世界でいちばん淋しい遊園地を本棚に「積読」で登録しているひと

世界でいちばん淋しい遊園地の作品紹介

『当遊園地は今年末をもち、78年の歴史に幕を下ろします』初めてのデートも将来の夢もプロポーズも、家族の喜びも哀しみも、すべてを包み込むように存在していた遊園地が、閉園する-。懐かしい思い出に導かれて再び集まってきた、恋人、元恋人、友人、親子、そして夫婦たち。世界でいちばん淋しい遊園地で逢いましょう。きっと、大好きな誰かが待っているはずだから。『love history』の西田俊也が描き出した、いとしい記憶のかけらたち。ノスタルジックなきらめきを放つ、9+1ストーリーズ。

世界でいちばん淋しい遊園地はこんな本です

世界でいちばん淋しい遊園地のKindle版

世界でいちばん淋しい遊園地の文庫

ツイートする