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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
桃源郷のような場所のお話なのかと思いきや、名前と違って穏やかな雰囲気があまり感じられない町・穏で暮らす少年・賢也の生い立ちをうすうすと感じさせながら進む、怪しく不思議なストーリーでした。 古い暮らしぶりが残るこの不思議な町に怪しい因習、謎の季節に失踪・殺人事件とワクワクさせる設定でした。それがゆっくりと丁寧に描かれているのに、読んでいても退屈することはなく、好奇心をくすぐられ続けながらこの不... 続きを読む »
地図に載っていない穏(オン)という集落と、風わいわいと呼ばれる風霊鳥のお話。
穏に住む賢也は雷季に姉を失い、代わりに風わいわいという鳥に憑かれた。賢也は墓町でヒナの幽霊に出会い、友達の穂高の兄ナギヒサに殺されたと知らされる。一方ごく普通の日本では、茜が継母の依頼により鬼衆のトバムネキに殺されそうになっていた…穏、賢也、茜の話がやがて一つにつながり、殺しても無限に復活する天上人トバムネキと対決する。
不思議な世界にぐいぐい引き込まれ、最後には正義がしっかり勝つ安心感。ちょっとホラー度が高いが大変面白かった。
この、不思議でちょっと怖い世界観が好き。でもなんかよくわからなかった。
あいだに他の本挟んじゃったからかなぁ。(^_^;)
別の話だと思っていたのが最後につながるところとか面白かった。
恒川さんとの出会いの一冊です。
不思議と惹かれるものを感じ、その後読み進めています。
恒川さん、現在は沖縄在住で沖縄を舞台にした作品も執筆しているのは何かの縁でしょうか。
初めての長編。途中ちょっと間延びした感じもするけど、やっぱりこの世界観は好きだ。引き込まれる。バラバラの話かと思いきや、後半にぐぐっとつながって気持ち良かった。ラストがちょっとすっきりしてるかな。
短編集の小説(オムニバスあり)ばかりだったので、長編は初めてでした。
穏という土地を中心に回る話です。
めっずらしくハッピーエンドなんですよ!笑
いやすくなくともいつもに比べたら救いがあるのでハッピーエンドですよ!
ただ、短編向きの作者さんなのか、いつもの短編の方が力と、引き込まれるものがあるような感じがしました。
でも設定をゆっくり描写されているので世界観を十分に想像できて楽しめました。
風わいわい、から何かを連想する、と思ったら「おわら風の盆」だった
どちらも幻想を形にしたよう
単なる幻想物語で終えるのではなく、復讐劇となる展開は面白かったが、もっと風わいわい(と茜)の戦略と言うか、
罠を張り巡らす過程が分かりやすく描かれていたほうがシャキっとしたのでは。
まさに因縁の対決であるのに、缶を用意したのみ・・・といった印象。
茜→継母への復讐なのか、早田は重要な伏線ではないのか
などと余計なことを考えながら読んでしまったじゃないかー
個人的にナギヒサのキャラクタが好き
好青年の皮を被った醜い暴君、いいじゃない
闇番といい、キャラ立ちしてるね
遼雲の陰が薄かったのが残念・・・
雷季という神の季節を持つ穏で育った賢也。
比べるのは無意味だけれど、異世界物としては貴志さんの「新世界より」より、この書き方が好みでした。
茜の話はもう少し早い段階で出すべきかと思います。
ラスボス(?)的キャラ、トバのポッと出感が残念。
先が気になってしかたないので、久しぶりに徹夜してしまいました。 作風は、前作の『夜市』同様、ホラーとはいいつつも決して猟奇的ではなく、どちらかというと幻想的な世界を描いた民話や昔話のようです。淡々と詩情豊かに紡がれる物語は、うっすらと死の香りをまといつつ、妖気的な魅力を漂わせています。そして、そこに少年の成長や葛藤というテーマが絡んで、きゅんと胸が切なくなります。 ただ、短編だった前作... 続きを読む »
理不尽な仕打ちにあった二人の少年と少女。つながりが判明したときに驚きました。そして理不尽には理不尽な結末を。今までの恒川先生の本ではかなり爽快感が(笑)。風景の見える別世界へと運ぶその文章は相変わらず。面白かったです!
■現世から隠れて存在する小さな町・穏で暮らす少年・賢也。彼にはかつて一緒に暮らしていた姉がいた。しかし、姉はある年の雷の季節に行方不明になってしまう。姉の失踪と同時に、賢也は「風わいわい」という物の怪に取り憑かれる。風わいわいは姉を失った賢也を励ましてくれたが、穏では「風わいわい憑き」は忌み嫌われるため、賢也はその存在を隠し続けていた。賢也の穏での生活は、突然に断ち切られる。ある秘密を知ってしまった賢也は、穏を追われる羽目になったのだ。風わいわいと共に穏を出た賢也を待ち受けていたものは―?透明感あふれる筆致と、読者の魂をつかむ圧倒的な描写力。『夜市』で第12回日本ホラー小説大賞を受賞した恒川光太郎、待望の受賞第一作。
■■すさまじい話を書くなというのが第一印象。こんなに哀しいのに、こんなに愛おしく感じることもない。まるで絵に見るような表現力と文章力に感嘆です。
この作者二冊目。夜市と同じような世界観とどう 収束していくのか予想できない展開に引き込まれる。もっとこの作者の本を読みたいと思う。
本当にこの世界ではない所にある、
穏という時間で起こった世界の噺を読んだように感じる。
悪意がにじり寄って来るような嫌悪感に、
絡められてく中に、風わいわいが救いのように感じるけど、
救いではないのだろう。
賢也が一人残された世界で、逞しく生きていけたら良いな、
と思う。
夜市に続き2冊目ですが、やっぱり恒川さんの描く世界観は好きだな~ あっという間にその世界に引き込まれ、 穏という町が本当に何処かにあるような気持ちにさせられました。 途中から違う世界の話が入ってきて、あれ?と思っていたら あんなふうに繋がってビックリ!うまいです。 最後にはちょっと切ない別れがありましたが、 賢也はもう大丈夫!という温かい気持ちになれました。 できればもう少しあの世界... 続きを読む »
夜市でおなじみの作者。現在唯一の長編小説。
現世から隠れて存在する異世界・穏(おん)で暮らすみなしごの少年・賢也。穏には、春夏秋冬のほかにもうひとつ、雷季と呼ばれる季節があった――。
もともとが異世界感を出すのに長けた作家がガチで異世界を書くと・・・いやおもしろかったです。完全に異世界ってわけでもなく、現世との淡いつながりが現実味を加味してくれて序盤から物語にぐいぐいとひきこまれました。
最後の方が若干駆け足な印象もありましたが、それでも十二分に楽しめました。
どちらかというと短編向きの作家さんだと思っていたんですが、短編といっても連作短編みたいなのが多いからそういう形で長編にもシフトしやすいとかあるんでしょうかね?これでこの作者の本は刊行されているものは全部読んでしまったかな?ちょっと寂しいですね。次回作を早く、とw
恒川光太郎2冊目。(一冊目=夜市)
いやー、この方の独特の妖しくて美しい世界、素晴らしいです。
でも「夜市」にはかなわないかな。
・・・長編=登場人物が多く、その登場人物に寄りそうように細かく描写しているせいか、ちょっと全体的にボヤケた感じになってる気がするのはワタシだけでしょうか?
でも、それでも素敵な本でした。
まだまだ恒川光太郎氏の本、読み続けたいと思います♪
日本のどこかにある国境を越えたところに存在する
「穏」と言う名の隔絶された別世界。
雷の季節には決して外に出てはいけない。
この人の長編が読みたい!と夜市の次に手に取る。
いやーよかった。
ぶれない綺麗で神秘的な世界観は癖になる。
読んでてとても心地良いです。情景が目に浮かぶ。
穏とか穂高とか遼雲とかさ、いいよね。絶妙。
この人の書き方はずっと静かなのに飽きない。
穏のような世界、あるかもしれない。
いつもそう思わせてくれるだろうなーこの人は。
文庫版加筆されてるのかー!読みたい!
恒川作品もこれで4冊目。
初めての長編でした。
これまで同様、独特な世界観があり引き込まれます。
ただ、今回はちょっと気持ちを絞り切れなかったというか、
誰にフォーカスをあてて読んでいけばいいのか
迷うところがありました。
少年と少女と男。
それぞれが関わりを持っているんだろうなぁと
読み進むうちに思ってはいたのですが、
ちょっとわかりにくかったかな。
初の長編に期待しすぎたのかも。
これまで読んできた長さのものの方が
しっくり来る気がしました。

読みにくいかな、と思いながら手に取りましたが
あれよあれよと最後まで
読み終えました。
途中で話が入れ替わる部分があったのですが
その辺の繋がりがわからないまま読み進めてる時は
? ?...






