夜は短し歩けよ乙女

  • 11231人登録
  • 3.92評価
    • (2257)
    • (1530)
    • (2008)
    • (226)
    • (101)
  • 2162レビュー
著者 : 森見登美彦
  • 角川書店 (2006年11月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737449

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
森見 登美彦
有川 浩
森見 登美彦
伊坂 幸太郎
村上 春樹
伊坂 幸太郎
万城目 学
劇団ひとり
伊坂 幸太郎
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印

夜は短し歩けよ乙女の感想・レビュー・書評

  • "この作品の世界観、絶対好きだと思うよ" と
    お友達からメールが来た。

    その数日前に
    たまたま映画館で
    "夜は短し歩けよ乙女" のポスターを見て
    やはり素敵な絵だな、と思った。

    この表紙の絵は
    何年も前に見たことがある。

    私が大学生だった頃なので
    おそらく本が発売された2005年。
    やはり今とおなじように、
    中村佑介さんの素敵な絵に惹かれて
    ぱらぱらページをめくってみると
    読めそうにない、と思った。

    表紙にひとめぼれして
    買うつもりだったけれど
    なんとなく文体が苦手だったのだ。

    でも今回は
    強く薦められたので
    まず映画館で二回観て
    わりと好きな作品だと思ったので
    原作も読むことにした。

    大学生の
    黒髪の乙女と
    おなじクラブの先輩が主人公で
    それぞれが一人称で
    交互に語りかけてくるような構成。

    いつも私は
    常体の文章を好んで読むので
    黒髪の乙女の使う言葉が
    どうも苦手だと思ったのだけれど
    映画で台詞を聞いていたおかげで
    なんとか読むことができた。

    辞書で調べたくなるような
    難しい言いまわしや漢字もあり
    文学的な香りのする文章だったので
    昔の本が好きな人にも
    楽しめると思った。

    恋して
    惚れて心底惚れ抜いて
    恋が叶って
    幸せな未来を予感させるラストは
    とてもさわやかで素敵だった。

    そして、
    好みが分かれそうな文体も
    読み手が黒髪の乙女を好きになるにつれて
    好きになっていくような気がした。

    いつか二回、三回と
    再読することがあれば
    もっと好きになれるはず。

    こうして出逢ったのも、何かの御縁。

    つながりのある
    "四畳半神話大系" や
    ほかの作品も
    いつか読んでみたい。

    読むことができて
    とても嬉しかった本のひとつ。

    御縁に感謝をこめて。

  • 「金曜日の本屋さん 夏とサイダー」(名取佐和子著)の第3話で登場した本で、なんとなく気になって読んでみることに。

    第一印象は、読みにくい、でした。
    なんでだろうと思いながら、読み進めましたが、
    あの独特な言い回しでしょうか?
    明治大正のレトロっぽい雰囲気がなんだかいちいち鼻につくというか…。
    苦手…と思ってしまった。

    あと登場人物になかなか感情移入できないというか、読者置いてきぼり感。
    着いてこれるヤツは着いてきな!みたいな雰囲気を感じました。(これは読んでいるうちに少し解消されましたが)

    ストーリーが突飛すぎるのも、出だしで躓いた原因かもしれません。ファンタジーやからええやんと言われるとそうなんでしょうけど。

    ほんとに不思議な世界観です。
    でも京都っぽさは皆無です。地名が出てくるから、ああ、舞台は京都だったと思う程度。

    気に入った部分は、先輩と黒髪の乙女の一人称で、時間軸をサイドA、サイドBという感じに場面分けされているのは、なかなか面白く、個人的には好きな構成。

    「第二章 深海魚たち」の古本市の話は他のと比べるとわりと読みやすく好きでした。
    あとは、「第四章 魔風邪恋風邪」のラストもいいですね。

    「金曜日の本屋さん」では、金曜堂の店員のヤスさんが、「京都のアホ学生の恋バナ」と評していましたが、なるほど、というかんじです。

    他の作品は読みやすいのかな?
    また、機会があれば読むかも…。

  • <閲覧スタッフより>
    京都を舞台に書かれた青春奇天烈小説。物語には実在するバーも出てきて、虚実入り乱れる不思議な感覚を味わえます。個性豊かな登場人物たちが歩んだ道を辿るように、先斗町や下鴨などへ実際に足を運んでみるのもオススメです。
    --------------------------------------
    所在記号:913.6||MOT
    資料番号:20086093
    --------------------------------------

  • 森見登美彦の世界はやはり独特だ。
    黒髪の乙女に恋する私と、黒髪の乙女自身の独白を中心に物語は進んでいく。
    達磨が落ちてきたり、風邪の神様が出てきたり、何かの暗喩なのか。不思議な世界である。
    映画化されたのだが、その辺の不思議感はどのように表現されるのだろう。と思ったら実写ではなくアニメだった。納得。

    古本市の話がとてもよかった。

  • 久しぶりに再読です。

    黒髪の乙女と彼女に恋する先輩の、不思議でおかしな春夏秋冬を描いた物語。
    無邪気は無敵、を体現するような黒髪の乙女がかわいらしいです。
    登美彦氏の筆によりワンダーランドと化した京都の町を、ふわふわと歩き回る彼女のヒロインっぷりはあっぱれ。

    個人的には春の物語が好き。
    ぼんやり霞んだような季節と、あやしくおかしな京都の夜、そしてお酒の酩酊感の相性は抜群です。

  • 文体が独特。
    不思議な世界観が良かった

  • 大好きな本。映画記念に再読!
    ふわふわキュートな物語。京都いきたい。

  • 「恋愛ファンタジー」というカテゴリーにあたるらしいが、随所にギャグ満載でコミカル。4章構成で連続的にエピソードが展開されるが、かなりごちゃごちゃしている部分もあり決して読みやすくはない。古風で独特な舞台およびキャラ設定が織りなす不思議な世界は確かに実写よりアニメ向きか。

  • 何度も読んでいるが最後に読んだのも随分前のこと。
    アニメ化されるとのことなので再読しようと思う。

    「古本市の神様」「詭弁論部・詭弁踊り」「偽電気ブラン」「おともだちパンチ」

    適当に思い出した言葉を並べた。
    読んでいないとわからない。
    読んだことがあると、ニヤりとしてしまう。

    京都の街並みが、ファンタジーになる。

  • 映画に備えて再読
    これを読んで京都の大学生になりたいと思ったものです

  • 本との縁にせよ、人との縁にせよ、「出会い」に対する価値観が大きく変わった1冊でした。登場人物が魅力的でした。

  • 何度読んでも、良いものは良い。
    主人公の、迂遠なるアプローチで黒髪の乙女に想いを寄せる男子、黒髪の乙女、その他魅力的なキャラクターが、京を舞台にお祭り騒ぎ。ごちゃごちゃとしていて、わけのわからんものが跳梁跋扈して、それでいて、楽しく、夢がある。
    まるでおもちゃ箱のような本である。
    文庫を持っていたが、読みすぎてぼろぼろになったので、長持ちするようにとハードカバーで買い直した。
    こんな素敵な本に出会えたのも、何かのご縁。

  • 話の筋はさておき、この独特の文章を読み進めるのは私には半端なくしんどかった。
    頭に入ってこない。
    だから、この男女に感情移入できない。
    最後まで馴染めず、何かの実験的小説?かと思った。
    好きな方も多いようなので申し訳ないのですが…
    林檎が落ちてくるとか、火鍋我慢大会とか、あまりにファンタジーすぎて私には何も共感できる部分がなくダメでした。

  • 疲れた時に読むと本当に癒されます。

    文章はどちらかといえば固いけどユーモアがあり、舞台は現代の京都という和風要素でワクワクしました。
    日常に紛れるファンタジーは、本当に素敵(笑)

    キャラも全体的に一癖あるので、いい味が出てました。

  • 文章の感じから、最初明治とか大正の香りがしてたんだけど、携帯も出てくるし、現代なんだよね。

    先輩も黒髪の乙女も(その他の登場人物も)中々に面白いキャラが多くて、楽しく読めた。

    この後のお話も読みたいな。

  • 出会いと、そのご縁に感謝。ああ京都行きたいねえ

  • 私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都


    "

    第四回本屋さん大賞2位



    森見 登美彦 (2006/11/29)


    小柄で華奢な黒髪の乙女。
    ちょっぴり不思議なお酒を深く愛する乙女は

    その夜の主役となりて歩き続ける。


    大学の部活の後輩である乙女に惹かれている私は

          ・・・・・・
    彼女との、偶然の出会いを期待してそっと後をつけていく。



    大正や昭和を表すレトロな物言いや雰囲気。


    とぼけた乙女と、もんもんと悩むちょっぴり報われない私が愛しい。



    自称天狗な青年や、不思議な現象の中心にいる李白さん。

    誰も彼もが個性豊かでどんちゃんどんちゃん。


    乙女の天然ととぼけた言動にクスリと微笑み病み付き間違いなし。


    願わくば彼女に声援を!


    これはまったぁ☆

    深く感じたりすることはないんですが、読んでたのしーみたいな物語。



    私としては黒髪の乙女(けっきょく名前は何なのか?)が可愛くてしゃーなかったです。



    天然ボケの超まいぺーす。

    そのニブチンさに悶絶☆

    表紙をみたら分かるとおり超かわゆい女の子なのに底なしの酒量を誇る酒豪ですよ。



    必殺技の「おともだちパンチ」や万能おまじない「なむなむ!」

    なんて!!





    もえぇい!!





    先輩の気持ちも分かります。

    その妄想も理解しよう



    けど、先輩弱いからなl・・・。

    読者がモンモンモン大変ですよ?





    個性の豊かさでは他の本の追随を許しません。

    こんな人絶対いねぇと思うのに、いそうで怖いんですよね。

    私はいて欲しいぞ。



    らぶなのは羽貫さんと樋口さん。

    結局この二人の関係はどうなのか?



    樋口さんの自称天狗でまぢ天狗っぽいところが好きです。





    けど、やっぱり一番は学園祭事務局長ですよ☆☆

    名前から言ってちょう微妙なやられキャラを想像するかもしれませんがそんなことはありません!!



    だって男にしておくのはもったいないほどの美貌の持ち主で



    趣味が落語で女装(あはーん)

    ですよ。



    綺麗な男の女装ほどグッと来るものはないでしょう!!



    あってみたい

  • 京都を舞台に現代とも思えない時代感が好ましい。
    森見氏の書く話は登場人物が微妙にかぶっていて、この人あの話れに出てきた人だという所が気に入っている。
    先輩(男)の必死な努力に全く気がつかないどこまでも鈍感で純粋な大酒飲みの黒髪の乙女も好ましい。
    その他の登場人物も天狗を名乗る男やらパンツ番長やら不思議な高利貸しの老人やら盛りだくさん。
    四季を感じるストーリーもよい。
    表紙絵もすき。

  • ディティールが楽しい、連作短編集。
    表題作の李白老人の「電車」は見事な壮麗さだし、三話目でヒロインが鯉のぬいぐるみを背負う姿はたまらなくキュート。
    物語としては単に青年が乙女を追いかける、それだけなのだけど、それだけのことも言葉と想像力を尽くして描くと愛らしい作品になるんだなぁ。
    古本市の神様なんて、発想がとても素敵。
    ただ、相手の意思を確認もしないで付け回す主人公には最後まで苛立ったけど…。
    節子、それシャイやない。自己中や。

  • 初の森見登美彦さん。
    タイトルがステキだなぁと思って眺めてばかりいましたが
    それではイカンとようやく手に取りました。

    京都の大学生を中心とする恋愛っぽいお話。

    独特の表現力に惹き込まれ、読んでいるうちに不思議な世界観に
    巻き込まれていくような気がしました。

    良い意味で現実離れした「ものがたり」「虚構の世界」を楽しめたように思います。

    他の森見作品を読むのが楽しみになりました。

  • 表紙の絵に惹かれて手に取った。
    森見登美彦さんの作品は初めて読んだが、
    吾が輩は猫であるのような固い文調のなかにギャグ満載の独特な言葉使いが特徴的だと感じた。
    森見登美彦さんお馴染みの京都を舞台にした作品で京都の古風な感じと文調がよくあっている。

    天真爛漫な女の子とちょっとドジな男の子を主人公として描かれていて、私は女の子のまっすぐさにひかれた。多少下品な場面もあるが固い言葉使いなので流して読める。軽く楽しみたいときに是非。

    happy-atsuatsu

  • 中村佑介の装画目当てだったけど、やはり森見登美彦は僕にとって読みにくい。

  • 初の森見登美彦作品!
    表紙から入ったようなものだったが独特の文章、非常にかわいいキャラクター、京都の雰囲気、世界観が一気に気に入ってしまった。何回読み返したかわからない。

全2162件中 1 - 25件を表示

夜は短し歩けよ乙女に関連する談話室の質問

夜は短し歩けよ乙女に関連するまとめ

夜は短し歩けよ乙女を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

夜は短し歩けよ乙女を本棚に「積読」で登録しているひと

夜は短し歩けよ乙女の作品紹介

私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。

夜は短し歩けよ乙女の文庫

夜は短し歩けよ乙女のKindle版

ツイートする