つくもがみ貸します

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著者 : 畠中恵
  • 角川書店 (2007年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737869

つくもがみ貸しますの感想・レビュー・書評

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  • 図書館で畠中さんのどれから読もうか迷いましたが、かわいい表紙なのでこれに決めました。
    つくもがみってなんだろうと思いましたが、表紙のイラストもあり、とてもキュートな神様に思えました。
    キュートな神様達と若くして店を切り盛りする姉と弟が、問題を解決していく心温まるお話です。
    道具を大切にして、つくもがみの声が聞けるようがんばろう!
    さて次どれ読もうかな。

  • しっかり者の中の良い兄弟が商う、
    古道具屋兼損料屋。
    ここに住まう、つくも神たちと様々な騒動に
    巻き込まれ、解決していく。
    恋の話も絡んで・・・清次とお紅・・・二人の運命は?
    江戸の生活・・・ものを貸し借りする商売について、
    知ることができ、かつ、楽しめました。
    つくも神の面々が結構ヌけてるところがよろしい(^^♪

  • 好き。
    付喪神たちと損料屋出雲屋の二人の話。

    5編の短編。
    通して、お紅と清次に関係のあった
    佐太郎の行方を探す。

    上野の広徳寺が出てくる。
    出雲屋は深川で
    多分若旦那の店は日本橋だろうから
    もしかしたら、お互いに出てくるかも、出てきてるかも。

    カバー取ったところの
    お紅と清次が利休鼠にメッてやってるとこが可愛い。

  •  ものを大切にする江戸時代。100年使われると“つくも神”になるのです。何でも貸出すお店の中にはただものではないモノが混じっているのです。楽しく読める妖かしのお話です。
    (カウンター担当/のらぱんだ)平成29年8月の特集「涼を感じる本」

  • 江戸時代のこういう町人の登場する話は大体好き。昔といえば昔だけど、祖父母のさらに上の世代と考えると、そんなに想像もできないような昔でもないような気がする。石油を原料とする化学工業の発展で、日本人の生活はものすごく変わってしまったが、それ以前は、自然から手に入るものを上手に使った生活があった。その世界になんとなく憧れがある。タイムマシンがあれば行って覗いてみたい。

    畠中恵の本は初めて。この作品は、筋はシンプルだが、つくもがみという妖に語らせて筋を展開させたり、時間を行ったり来たりさせたり、構成に工夫が凝らしてある。ちょっと読むのに時間がかかった。その工夫が成功しているかと言われると、まあ、そうね、という感じかな。どうもお紅と清次の気持ちの書き方が、ほんの少し趣味が合わない気がした。つまらなかったとは言わないけど。賞もたくさん取ってる作家だから、きっと面白い作品も多いんだろう。また別のも読んでみよう。

  • お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟二人で切り盛りする、小さなお店「出雲屋」。鍋、釜、布団にふんどしまで、何でも貸し出す出雲屋ですが、よそにはないような、ちょっと妙な品も混じっているようで…。彼らは、生まれて百年を経て、つくもがみという妖怪に化した古道具。気位も高く、いたずら好きでおせっかいな妖怪たちは、今日もせっせと、出雲屋を引っ掻き回すのでありました。ほろりと切なく、ふんわり暖かい。畠中ワールド、待望の最新作

  • 付喪神となった品々を貸し出す損料屋が舞台のほのぼのとしたファンタジー作品。
    主人公が幸せになって、良かったです。

  •  鍋、釜、ふとんなど、何でも貸し出す損料屋を商うお紅と清次の姉弟。その出雲屋にある品の多くが、100年使われて付喪神となった古道具たち。
     貸し出された先で見聞きしたことを、帰って来た付喪神たちが噂話し、それを聞いた清次は推理を巡らせます。

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     しゃばけシリーズは、鳴家や屏風のぞき、貧乏神など様々な種類の妖怪や神様が出て来たけれど、こちらはほぼ付喪神のみ。
     そして、しゃばけと決定的に違うのは、清次たちと付喪神たちがまったく打ち解けていないこと。
     付喪神たちは出雲屋で好き勝手に噂話をし、清次たちが話し掛けたら口を噤むといった具合。
     清次も、己の都合のいいように、付喪神を様々なところに貸し出します。

     この、打ち解けてない感じが、何かモヤモヤ…。
     しゃばけで、妖たちと若だんながあまりにも仲良しだったから。

     あと、清次もそうだけれど、お紅のキャラがあんまり好きじゃない…。
     何か2人の関係性も、何かモヤモヤ…。

     しゃばけが好き過ぎたから、こっちを読むと、何かもよっとする。

  • つくも神と清次たちのやり取りが面白く、軽い読み物として良かった。
    シリーズも一通り読んでみたい。

  •  江戸は深川、小さな古道具屋兼損料屋「出雲屋」を切り盛りする姉弟、お紅と清次。
     若き二人の許に次々と舞い込む、珍妙奇妙な出来事。
     店の道具に宿る付喪神たちに振り回され、助けられ、姉弟は事件解決に奔走する。
     花のお江戸を舞台としたほのぼのファンタジックな謎解き物であるが、一方で、血のつながらない姉弟の心の通い合いを描く恋物語でもある。
     連作形態の構成で、短編ごとに題名に合った伝統色の表紙を挿み込む遊び心も楽しい。

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