ホルモー六景

  • 3100人登録
  • 3.73評価
    • (391)
    • (598)
    • (700)
    • (67)
    • (12)
  • 619レビュー
著者 : 万城目学
  • 角川書店 (2007年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738149

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ホルモー六景の感想・レビュー・書評

  • 鴨川ホルモーの番外編短編集。
    本編では語られなかった他の大学の話や、意外な有名人なんかも出てきたりして、どれもいい話だったー!特に最後の「長持の恋」は泣けた。ここで終わっちゃうの!?と思う話もいくつかあり、かなり先が気になる。これは、続編を期待してしまいます。
    万城目さんの他の話に出てきた場所なども登場し、もしや万城目ワールドは全部繋がっているのかなと想像力(妄想?)は高まるばかり。現代と歴史を上手くリンクしてあるのもまた、歴史好きとしては興奮しました。

  • これから読まれる方には、是非とも「鴨川ホルモー」⇒「ホルモー六景」の順に、なるべく間を空けずに読んでいただければと思う。

    他の作家さんでスピンオフ作品を読んだ時に「この本は書かなければ良かったのに」と思った私は、それ以来スピンオフ作品は敬遠ぎみになっていた。

    しかし「ホルモー六景」は、申し訳ないが「鴨川ホルモー」より何倍も良かった。
    「鴨川ホルモー」を読んでから3ヶ月ほどなのだが、間に50冊近く挟んでしまったので(そうでなくとも、ちょいと前のこともすぐに忘れるということはこの際棚上げしつつ)、忘れっぷりがあまりにもひどく、急きょまた図書館で「鴨川ホルモー」を借りてきた。

    一度読んでいてもこうなのだから、「ホルモー六景」を先に読んではいけない。
    「ホルモーとは何ぞや?」などという疑問を抱えたままでは、この本の本当の良さを充分堪能できずに終わってしまうだろう。

    いや本当のことを言えば「ホルモー」が何かを知らなくても、多少登場人物のことを忘れていても、読めることは読めるのだが、余計な疑問に捉われたり、前作との繊細な事象の繋がりを楽しめなかったりするのは実にもったいないと思うのだ。

    そうした上で言うのもなんだが、私が痛く感動した第三景・第四景・第六景は、ホルモーあんまり直接関係なかったな。

    でも第三景・もっちゃんは、突如それまでの章とは異なるカラクリに気づいた時にぞくっときたし、第六景・長持の恋は落涙。とっても良かった。

    もっちゃんのモデルとなった人物を知らなかったし、他の章で色々出て来る日本史上の出来事も好きな分野ではあるくせに全然詳しくないものだから、インターネットで検索したり、電子辞書でその作品を読んだりと、まあ忙しかった。

    でもちゃんと調べると、第三景では、なぜ檸檬を紡錘形と表したり、触ろうとした時に駄目と言ったのかがわかって、ストンと腑に落ちた。
    常識のある方、博学な方にとっては当たり前の描写なのだろうけれど、全く知識が無いながらも調べてみてやっと見えてくるというのもなかなか乙なもので、楽しいひとときだった。

  • 電車の中で読んでいたら、爆笑が止まらずに激しく困った!
    いったん笑い出すともう駄目ですね。東急大井町線の大岡山から二子玉川までの時間が苦しかった!

    前作も本当に良かったのだけれど、この短編集もなかなかです。笑いが足りてないオイラなので、楽しい小説はよい栄養補給になりました。

    鬼を操り敵陣を壊滅させるという摩訶不思議な大学間対抗競技「ホルモー」に関わる、個性豊かなキャラクターに親しみを覚える。
    万城目氏といい、森見氏といい、読めば京都に足を運びたくなるんだよな。実際に京都の空気に触れてみたくなるというか。

    笑い尽くしかと思いきや、最後の一編「長持の恋」にホロリとさせられた。
    あと、梶井基次郎も読まなきゃリストに追加。

    笑いたい人にお勧め、家でこっそり読むのがよいかも。
    あ、1作目の「鴨川ホルモー」から読まないと。

  • 『鴨川ホルモー』の続編、のようなもの。

    相変わらずのくだらなさが、肩の力をふっと抜いてくれる。ばかばかしくて、でもほんのちょっぴり教養も散りばめられていて、なんだか楽しくなってくる。

    定子と彰子なんて、古典を思い出して「ぬはっ!」っとなってしまいました。
    二人静、上手いなあ。
    紫式部、清少納言…平安を代表する二人の女流作家に仕えた、女中の名前。
    定子と彰子を「さだこ」と「しょうこ」で使ってくるなんて、となんだか嬉しくなっちゃいました。

    梶井基次郎の『檸檬』なんかも、ごく最初の方に「あれれ…?これって梶井基次郎?」「ん?『鼻』なら芥川龍之介だよな」など気づきながら読んでいたので、一層面白かった。
    気づいた瞬間の、「あれ、もしかして」っていう淡い期待感って、なんだかすき。

    そしてやっぱり、京都の大学に通ってる方々ほんとに羨ましい!!!
    名古屋にもホルモーあればいいのに、と思っていたら、今回東京にもホルモーがあったことがこの作品内で判明。
    万城目さん、やりよる。おもしろです。

    短編集で、時間軸もばらばら。
    読後にふわーんと余韻だけ残して終わるこの本。
    頭の中で想像だけがふわっと広がって、でも全然嫌な感じじゃなくて、むしろ心地よくて、
    つまり、この本も『鴨川ホルモー』同様好きでした。

    好きです。だって、くだらないんだもん。

    くだらないって、素敵だよ。

  • 本編には敵わなかった。

    筆者らしい、ばからしい青春エピソードが心地良いが、長持の恋が一番良かった。最後にあるわずかな感動と肩すかし感がたまらない。こんな体験ができるなら、ホルモーに負けてもいいな。。

    各大学の面々も、普通に学生やっているんだなぁと思った。スピンオフなので、当たり前なのだが。。
    何より、東京にもホルモーがあるとは・・・

    『ありがとう、私を見つけてくれて』

  • 鴨川ホルモーが強烈だったので、勢い余って続けて読破。
    同じ背景設定の破天荒さはそのものだったが、改めて作者の異なる能力の高さを見た気がした一冊だった。
    前作のそこかしこに張り巡らされた伏線を丁寧に拾って繋げながら、男女の機微を柔らかにまぶしてホッとさせるあたりはさすが。
    特に気に入った一遍が「もっちゃん」。
    筋の背景がなかなか分からず、現代の京都かと思いながら読み進めると、あっという感じで(おそらく)五十年前に引き戻されて、それが古き良き小説とぐぐっと繋がるのだ。
    この構成には唸らされた。
    いやー、皆が騒ぐだけのことはある著者だと改めて納得したので、少し読んでみるとする。

  • 鴨川ホルモーを読んでから時間がたっていたので、登場人物の把握に時間がかかりました。
    鴨川ホルモーの世界が面白くて好きだったので、この本を手に取りましたが、少なくとも、鴨川ホルモーを読んだ人でないと、面白みはないかもしれません。
    万城目さんらしいストーリーに、楽しさが散らばっています。
    あ、そういうことね・・・と、何度も感じました。
    全部読んでから、もう一度プロローグを読むと、またもや
    あ、そういうことね…と。
    やっぱり、万城目さんのお話はすごいです。

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ作品・6作品
    すべて恋話
    どれもたのしませていただきました

    第一景・鴨川(小)ホルモー
    女子ならわかる!ホルモーはプライベートでもやってOK?

    第二景・ローマ風の休日
    少年の切ない恋心。数学の勉強にもなりました

    第三景・もっちゃん
    あの有名な小説かもホルモーに関わっていたとは・・・・
    これもまた切ない恋と友情のお話でした

    第四景・同志社大学黄龍陣
    ホルモーの謎を追いかける少女
    そのゴールの先は鴨川の河原でした

    第五景・丸の内サミット
    京都市内を飛び出してでてくる鬼たち

    第六景・長持の恋
    長持を通して
    時代を超えてのラブストーリー一番感動しました

  • 鴨川ホルモーの外伝的な感じ。

    本編では名脇役だったり、歴代のホルモー参戦者だった人たちが、それぞれ主人公となる。

    個人的には楠木さんの話が大好きです。

  • こういう空想世界を書かせたら万城目さんはすごいですね。京都に縁があることもあり、楽しんで読みました。鴨川ホルモーの面々が色々繋がって、前作を読んだ人には楽しめる内容かと思います。

  • 鴨川ホルモーに続く話かと思ったら短編集だった。しかも時系列がバラバラだからどの時の話かな⁇ってややこしくなった。
    でも京大だけではない他のホルモーやってる大学の人らも出てきたから面白かったし、それぞれが重なってる所も良かった。
    あと一話一話が完璧に完結するのではなく、自分で解決しながら読む感じも。
    最後のおたまとなべ丸の話は泣けたー。チョンマゲにも理由があったんだなってすごいすっきり!!と同時にほろり。

  • 鴨川ホルモーの外伝。本編では語られることがなかった裏話で、なるほどそういうことかと納得です。どれもこれも珠玉の一編ですが、長持の恋がせつなくて、でもほんのりとしました。

  • 単なる、鴨川ホルモーの続編ではなく、それぞれ別の物語。

    長持の恋に涙してしまった。

  • 本編との関連性が薄すぎな悪寒。

  • 「鴨川ホルモー」外伝の6つのお話。
    「鴨川ホルモー」は疾風怒濤の破天荒なストーリーで、荒唐無稽で奇々怪々なホルモーを書くにはあれはあれでよかったんだ、と思うけど、ちょっと荒唐無稽っぷりがどうかなぁ、、と思ってました。が、この「ホルモー六景」はちょっと甘酸っぱくてせつなくて、ホルモーをやってた彼ら彼女らの日常生活がいい感じに描かれています。というわけで、「鴨川ホルモー」をまず読まないと、面白みが半減でしょうね。
    「鴨川ホルモー」を読み終えた時、凡ちゃんこと楠木さんのことをもっと知りたいと思ったので、「ローマ風の休日」は、まさにこんなの読みたかった!って感じで楽しかった。
    最後の「長持の恋」。これは読んでいるうちに結末は見えてくるんだけど、涙腺をやられました。400年前の人と文通をするという不思議な話ですが、候文で涙したのは初めてでした。
    万城目ファンということで、満足度は★5つ。

  • Back to the horumo!!!京都→奈良 と来たので次作は 大阪か 滋賀かと思いきや帰ってきました鴨川へ。裏ホルモー、もしくはホルモーサブテキスト なのかっっと思い入荷日に即購入が、しかし単なる隠れエピソード集ではなかった。二人静、凡ちゃん と来ていきなり“もっちゃん”!?私の青春のバイブル「檸檬」にこんなところで出会うとは…そして舞台は同志社、東京と広がっていく。けれど、ここまでは単なる序章に過ぎなかった。“長持ちの恋”には心をぐわしっ とつかまれたぞ時をかける純愛だ。信長の小姓 と時空を超えて文通をする。 そしてついに本能寺の変が… あぁ…天才マキメに泣かされた

  • 「鴨川ホルモー」の周辺だったり前後だったりの短編集。
    鴨川ホルモーありきが前提だけどおもしろい!!!

    歴史だのなんだのが分かってるともっと楽しめるんだろうな。そこが悔しいので、少し勉強してから本編ともども再読だね。

    PS
    表紙をぱっと見た時、最初「ホモ六」と読めてしまう(笑)

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ作品。

    関東にもホルモーがいた!
    また鴨川ホルモー以前のホルモーの話や、他大学のメンバーの話、その後の話など面白かった。

    京都行きたいなあ。

  • 各話の扉にイラストが描かれていておトク。(2017-04-23L)

  • 第3章のもっちゃんの「言葉を外国語のように聞く方法」って、作者の万城目学氏自身がこのような発想をして実際にやってみているのだろうか。であれば、こんな感覚を持ち合わせている万城目学氏って、めちゃくちゃおもしろい人だ。なんて人なんだ。

  • 「鴨川ホルモー」のスピンオフ。鴨川ホルモーみたいな面白さはなかったですが、最後の一話が良かったです!長持の恋。琵琶湖のしるし。さむらい!

  • 長持の恋、良かったです。
    ホルモー本編よりも、こちらのほうが面白かったかな。

  • 1年以上前に古本で購入していたのを読み。

    「鴨川ホルモー」を読んだのは随分前だったけど、懐かしくも新鮮な気持ちで読み進めることができた。面白い。
    前作を読んでいることが楽しむ条件になる本だと思うけど、歴史、京都の地理に詳しい人ならきっと楽しめる。

    東京にもホルモーがあったとは。
    井伊直子とかいう名前であるあたり、その辺の歴史にルーツがあるのかしら。

  • 鴨川ホルモースピンオフ短編6作

    ホルモーにまつわる過去や、現在の人たち
    OB、OGたちの再会

    東京にもホルモーがあった?!
    など、とても楽しめます

    あぁ、ホルモーの戦い
    実際に見てみたい

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||M
    資料ID:95070563

全619件中 1 - 25件を表示

ホルモー六景に関連するまとめ

ホルモー六景を本棚に「読みたい」で登録しているひと

ホルモー六景を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ホルモー六景の作品紹介

このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。

ツイートする