ホルモー六景

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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738149

感想・レビュー・書評

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  • 2回目を読みました。
    また楽しく以前も電車内で不覚にも笑ってしまったことを
    思い出しました。

  • ホルモーに関わる(関わった)若者たちの物語。

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    何十年、何百年も続いているように思われるホルモー。
    京都だけでなく、それは東京でも行われているようであったり、歴史上の偉人的な人物たちが関わっていたりして壮大な時間を感じた。

    振り返ってみれば、6本の短編全てに男女のせつない話や面白おかしい話、素敵な再会ストーリーなど、男と女が描かれていた。

    不思議で面白ワールドなのに、それがなんだかせつなく思えるのは、学生生活が限りある時間だからかな。なんだかとても眩しく見えた。大満足。

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    先日、アイドルグループ『私立恵比寿中学』の合同出発式に行ってきた。
    合同出発式とは3人のメンバーが転校(脱退)するのを送り出すライブ公演であり、会場である日本武道館は盛大に盛り上がった。
    始まる前から最後の勇姿を見逃さんと意気込むファンたちの緊張感が漂う公演で、涙あり笑いありの時間を楽しませて頂いた。何年も前の映像でメンバーの軌跡を振り返ったり、声を掛け合うシーンはとてもエモーショナルであり、公演から数日経った今も魂を抜かれたようだ。

    なんだってそうなんだけど、限りあるものはとても眩しく見える。9人最後の公演は眩しすぎた。

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    ホルモーと共に過ごす学生たちも、私立恵比寿中学も眩しい。長い人生で輝く一瞬はほんとうに眩しい。
    銀色夏生さんでいうところの、
    ”ちらっとだけみえたものはなぜ輝いてみえるのだろう”という感じ。

  • ホルモーに関連する若者たちの短編。万城目さんの文章によって、何だか不思議に応援したくなった。とても楽しめた。

  • 「『きゅるる』と鳴く。『きゃあきゃあきゃあ』と囃し立てる。『ぴゅろお』と消える。これがオニである」など、『鴨川ホルモー』にあった秘密(?)が次々に明かされる。一方で「違うの」「違うって何が」「ずるぅうぎぃ、がっちゃあっ…」「は?」「ぼごき、ぐぇぼっ、ぼっ…」という、とても悲しい人間模様の描写も心を揺さぶる。そして舞台は東京大手町へ…

  • おもしろかった!!
    でも、楠木さんと阿部のそれからを期待していたんだけど、、、(・_・、)

    そこは残念だったけど、高村の彼女との出会い「長持の恋」はよかった♡
    高村がすっごくいい人で、二人が付き合うことになったのは、ホルモーの神様のイキなはからいだったのか?とか思って笑

    「ローマ風の休日」では、楠木さんのかわいさが×2で伝わってきた♡
    不器用な楠木さんを応援したくなるような話だった。

    1番面白かったのは「鴨川(小)ホルモー」
    だった笑
    あの二人の女の子のインパクトはすごい。最強だと思う。笑

  • 2014/3/1

  • 鴨川ホルモーのSpin Off的小説。
    梶井基次郎がでてきたり、織田信長の家来や本能寺がでてきたりと京都所縁の人物が時を超えて登場し、面白い。いつか黄龍陣が復活することを期待したい。。。

  • 青春

  • 本編に匹敵する、もしかしたらそれ以上に面白い傑作!
    サイドストーリーものは大抵ハズレという偏見を持っているので、「本編が面白かったし惰性で読むかー」程度で手に取りましたが、こんなに面白いとは……。
    梶井基次郎、新島襄、信長など、歴史ネタを交えつつ更に広がるホラ話に、ドキドキさせられっぱなし。
    梶井基次郎に至っては、思わずwikiで生涯を読んでしまいました(笑)

    いやー面白かった!
    ぜひ「鴨川ホルモー」とセット買いを!!

  • 久しぶりにホルモー聞いた。何とも言えないけれど、面白い。
    今回は、いろいろなストーリーが楽しめてよかった。

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著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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