エクサバイト

著者 :
  • 角川書店
3.23
  • (13)
  • (29)
  • (59)
  • (13)
  • (7)
本棚登録 : 233
感想 : 46
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738224

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分の記録を後世に残したくはない。
    死ぬときには黒歴史を消去したい。
    「歴史を作る」ことに我も我もと希望者が殺到するのか。
    国家的陰謀はあり得そう。エシュロンとか。
    自分の胎盤を使ったアンチエイジングや整形、クローンによる若返り。蛇足。話の筋がそれた。
    主人公も母親と同じことしているし。

  • 車にドライブレコーダーが付いただけでも、嫌だったのに

    こんな時代が来たら、

    アタマおかしくなりそう

  • 図書館より。
    目にしたものをすべて記録できるユニットが普及した近未来の小説。

    世界観の説明部分はこんな未来もあるのかなと興味深く読めましたが、何分ボリュームがあるので、話が動き出すのが遅いなあと感じてしまいました。

    後半から話は一気に動き出しかなり壮大な話へとなっていきます。これはすごい話になりそうだ、と思ったのですが、話が終息していくとともに期待していたより尻すぼみになってしまった気がします。せっかく大きく広げた風呂敷をあわてて小ぢんまりと畳んでしまったような気がしました。

    発想がとても面白かったので後半の壮大な計画をもっと煮詰めて読ませてほしかったな、と思いました。

  • 目に映ったもの全てを常に保存しておけるデバイスを、誰もが着けている近未来の話。そのデバイスでの歴史を作る大それた商売をからめて、なにやら複雑な展開があるものの、わりと小さくまとまった、そんな話。

  • 読了。アニメ化するとイケルかも…

  • 近未来、自分の記録を残していく機械の話。
    15テラバイトで全部収まるみたいな設定。

  • 映画が1本できそうな設定だなあと思いました。記録と記憶って違うよなあ・・・。人は過去を美化したがるのかも。

  • 興味深い設定で、ワクワクして読み出して、一気に読み進められるパワーはあるんだけれど、お母さんが出てきたあたりからなんだかよく分からない方向にいっちゃったような・・・

  • このひとの<世界構築能力>って半端ないよなあ.
    これだけ大きいテーマを描ききるのがまず凄い.最後は「ヘルタースケルター」@岡崎京子を連想.
    これが08年に読んだ最後の本.こんな大作を読めて良かった.

    みらいは,過去をどう利用する?

  • テラの上のエクサバイト。近未来小説、と言っても今から10〜20年後あたりなので、まだ私も生きているだろう未来。人体に埋め込んだカメラでその人が見たものを記録し、データ化することが可能になってるんです。それを集めてデータベース化すれば、正確な史実を後世に残せる。でも、人はイヤなこと、都合の悪いことは忘れたい生き物だから、結局は無理。記憶もデータも後から修正してしまう。

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒。95年に刊行したデビュー作『龍の契り』が大きな話題となる。’97年『鷲の驕り』で吉川英治文学新人賞を受賞。以後、豊富な取材と情報量を活かしたスケールの大きな作品を発表し続けている。他の著書に『KATANA』『ポジ・スパイラル』『エクサバイト』「清談 佛々堂先生」シリーズ、『天の方舟』『深海のアトム』『夢窓』などがある。

「2020年 『令和版 全訳小説 伊勢物語 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

服部真澄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×