狐火の家

著者 :
  • 角川書店
3.05
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738323

感想・レビュー・書評

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  • 防犯探偵・榎本シリーズ第二弾。
    前作は長編だったが、今回は短編集。
    前作よりも軽い感じのやり取りは好感持てたが、全体的に何を言いたいのかわからす…。
    今回でこのシリーズは終わりとします。残念!

  • 短編集。純子&榎本シリーズ。「黒い牙」は苦手な人には厳しいだろうな。

  • 「硝子のハンマー」の弁護士・純子と防犯探偵・榎本が活躍するシリーズ第2弾。
    今回は短編・中編からなっており、「硝子のハンマー」の比べると、読みごたえはなかったかなぁ。
    二人のやりとりが、何となく有栖川有栖の火村と有栖のやり取りと何となく被るところがあり、何となくくだらなさも感じた。
    「新世界より」と久しぶりに貴志作品を読んだが、初期作品の方が私は好きだなぁ。

  • 題名からしてホラーかと思いきや、密室殺人の推理物でした。
    黒い爪は違う意味で背筋がゾクゾクとしてしまいました。

  • まったく面白くなかった。
    『黒い牙』の蜘蛛の描写はリアルすぎる。
    そういえば『天使の囀り』描いたのも貴志祐介だったよな・・・と思いだしながら読んだ。
    虫の気持ち悪さを描かせれば彼がナンバー1かも。

  • 『硝子のハンマー』の榎本、青砥コンビが登場する短編集。事件も謎解きも陳腐。短編集だな~と・・・

  • 短編集。全4話。2話目まで読了。

    弁護士・青砥×防犯コンサルタント・榎本コンビ。

    短編よりも長編の方がお得意なのかしら、という印象。
    2話目の「黒い牙」は虫嫌いの方は要注意です。

  • 作家、シリーズ共に初めて読んだ作品。
     以前購入し、本棚整理している時に思い出し、機会があって読み始めた。
     短編集で弁護士の順子と防犯ショップ店員の榎本(胡散臭い)が活躍するミステリー。
     狐火の家
     密室の使い方が秀逸。二つの事件が発生し、二つの密室が生まれるが、こういう理由で密室トリックを活用する事は珍しいかも知れない。
     トリックや犯人について、最後まで読み進めれば納得。途中までは違和感しかなかったが、なるほど、なるほどと感心してしまった。
     黒い牙
     タランチュラが軸になる物語で少し滑稽に進行するが、トリックの部分は秀逸。
     殺人事件であれば絶対に登場人物のどちらかが犯人という状況がそれぞれのミスリードを誘発し、面白い作品になっている。
     残酷だと言われるが、よくこんなトリックを思いついたなあと感心してしまった。
     盤端の迷宮
    榎本の人間性が垣間見れる作品。
    最初2作は青砥弁護士が中心の語り口だったので、側から見た榎本であったが、今回は榎本が主軸だったため、ミステリアスな雰囲気はなく、人間臭い人物である事がわかる。
     警察も癖のある魅力的なキャラクターで、警察、弁護士、泥棒(と皆んなに言われている)だとこういう関係なるかと。
     事件についてはトリックなどは置いておいても、独特な職業に関わる動機などは面白く思った。(このやり方でそれ程情報が伝わるかな?)
    犬のみぞ知るDog knows
     これは何のために掲載したのだろう?
     コメディ?前作の登場人物のおまけ?なのだろうか。笑える内容だが、よくわからない。

     総括して、また面白いチームに出会ってしまった。優先にはならないが、気にはなるので機会があれば関連作品を読んでみようかと思う。

  • 2023.1.26-579

  • 前作「硝子のハンマー」思い出した。あっちこっちにミスリーディングさせて本当はこれですという筋運びだった。それが気持ちいいか悪いかってことだけだった。表題作も構造は一緒。他三篇も同じだとすれば首尾一貫の潔さは認める。二篇目「黒い牙」はあまりにも荒唐無稽で笑ってしまう。刑事ドラマでも出てこないだろう。およそ貴志らしくはない。これ楽しめる人いるのか?三篇目「盤端の迷路」タイトルがダメだ。考えが浅い。ストーリーはこれが一番腑に落ちた。でも「相棒」クラス。小説の必要はない。
    最終の書き下ろしはおふざけが楽しくある。こんなもんだよこのシリーズと自嘲の感がなくはない。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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