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みんなの感想・レビュー・書評
アルゼンチンといえば「EVITA」ぐらいしか知らないし、
ピアソラの名前とヨー・ヨー・マの「リベルタンゴ」くらいは知っていたがタンゴの世界は全然わからない。
というか、歌舞音曲の類が全くといっていいほど苦手な私なのに、それでも「フーガと神秘」に出てるくる名ダンサーに手を委ね踊りたくなってしまうのだから、この方の文章力って半端ない。
やっぱ中山可穂はすごいなぁ。
表題作がまた良いのです~
恋はスコールに似ているかも知れない。
何の前触れもなく突然降り出して、すべてを機能停止にさせてしまう。
そして雨上がりの街は何事もなかったかのように、しかし今まで見たことのないような鮮やかな緑を滴らせて通常に生活に戻るのだ。
巧さと過剰のあいだ、ではあるけれど。
異国ものは、2割減で読むことにしている、でもこれは差し引いても大丈夫。
「ドブレAの悲しみ」(←タイトル◎)で猫本行き確定です。
哀しさや迷いを情熱がもやしてゆく
愛するがゆえの苦しみのなかでさえ あいするひとを離すことはできない
中山可穂の女たちは 強く脆く優しくて しなやかで上等な獣のよう
どの短編も読み出しはそうでもないのに、引き込まれる。好きだなぁって思える、情熱的で正直で切ない短編集。バンドネオン生で演奏を見て聞いてみたいな−。
珍しいヘテロ中心の恋愛短編集。
表題作はこの人が好む破滅型の芸術家の話。ロマンティックです。文章がキレイで、純粋な物語ばかりなのに、どことなくおかしい。このおかしみがこの作者の切なさなのかもしれないと思います。
配属先のアルゼンチンで上司と踊るためにタンゴを習ったのに 横領の罪を着せられてしまう「現実との三分間」 バンドネオン奏者と結婚することになった娘から 父を憎むわけを聞き自分の過去も思い出す「フーガと神秘」 拾ってくれたおじいさんが死んでしまい 無口な殺し屋に飼われるようになった「ドブレAの悲しみ」 夫が浮気相手に渡した手切れ金を使って 浮気相手と一緒にベトナムへ旅立つ「バンドネオンを... 続きを読む »
表紙がきれいだったから借りたら、そういう内容の本でびっくりした。とても。おんなのひとどうし、というのは何がたのしいのかきもちいいのかわたしにはさっぱりわからないのだけれど、きれいな文体なので読めてしまう。すごい。タンゴ、タンゴ、黒猫のタンゴ!
表紙が劇的に美しい。
ピアソラのタンゴにインスパイアされた美しい短編集。
いいかげん、作者の、小説家への投影が鼻についてきたので三ツ星。
この本から読んでたら五つ星だったな。
ケッヘルが、おもしろかったので。
重ねるなー。
登場人物が年輪を重ねるなーと思う。
つながりのある短編。
2010/5/6
この本に収録されている5編の中では、表題作である「サイゴン・タンゴ・カフェ」が一番好きかな。ハノイで語られる老作家の恋の話が、暑い国に降る激しいスコールの印象とあいまってむせ返るほどに息苦しい。相変わらず切なくて哀しい話を書く作家さんだなあ。
贅沢なくらい研ぎ澄まされた言葉で語られる
激しい物語を堪能できる短編集。
でももっともっと読みたくなる。
タンゴのねっとりどっしりあつあつの音楽が
聞きたくなります。
一番忘れられないのは猫の話。
読んでる、というか、未読。
この人の本はだんだん読むのがしんどくなってくる。そう言いつつ買うわけですが。
初中山可穂。
短編集です。これが・ここが・特にいい!というよりも、どれもこれも何となくいい!という感想。
私にとっては、タンゴもバンドネオンもすごく遠い存在だけど、物語の中には不可欠。
とてもすんなり入ってくる作品ばかりでした。
私は「ドブレAの悲しみ」と表題作「サイゴン・タンゴ・カフェ」が好きかな。
今回は海外が舞台の作品だったからか、ちょっと非日常にトリップできた感じで、読んでいて心地よかった。
他作品も読んでみようと思う。
「わたしがおそばにいられなくても、このからだが隅から隅まであなたのものであることをどうか一瞬たりともお疑いにならないでください。わたしの魂があなたに支配されていることをどうか片隅も忘れないでください。」
こんなこと言われたらこわくて二度と逢えない。
アルゼンチンタンゴをテーマにした恋愛短編集。
期待した以上。
なかなか面白い。
心に残る上質な恋愛小説。
雰囲気もなかなかよい。
表題作を読めば、彼女の処女作からこれまでの軌跡がわかるような、でも、それによってわざとわからないように仕組んでいるような、いずれにしても中山可穂だなぁ、と思わせられた。
それは当然だろう、これは「小説」なのだから。
一気に読了した(彼女のものはいつもそうだ)が、一編ごとに涙が一粒ずつ落ちたことも事実。
それにしても、中山可穂という作家(とその編集者)は、いったいどのように実在するのだろうか・・??これこそ全くの愚問だけれど。
タンゴをテーマにした短編集。ピアソラが聴きたくなります。どの話もいい。印象に残ったのは最初と最後、あと猫の話です。

おもしろかった。
切なかった。
キレイだったな。
海外の描写が素敵。暑さを感じた。
国内の描写も印象的。情景が目に浮かぶ。
タンゴ楽しそうだと思った。
かなりな設定がおもしろかったのか...






