退出ゲーム

著者 : 初野晴

• 角川グループパブリッシング (2008年10月30日発売)

感想・レビュー・書評

[andyhidaさんの感想 · 2014年8月23日]

読者対象がティーンエイジャーなライトノベルだけに、そこかしこにちらばる学生落ち的な会話が、若干鼻につくけど、しかし作者の才能は感じます。４話中では、やはり表題となった退出ゲームが秀逸かな。

[sakiさんの感想 · 2014年8月10日]

青春ミステリー。とても好きな分野です。
チカに感情移入しながら、ハルタの推理に感動できてとてもたのしい。重い話が多いのが読んでて心苦しい時もあるけど、それでも青春を感じられてとても好きな作品です。高校生活が舞台なのに重くてなかなか読み進められなかった時間がとても残念です。シリーズ制覇したい！

[５さんの感想 · 2014年8月7日]

なんとなく目についたんで
図書館で予約しておいたんだけどさ。
・・・これ当たりだわ

アニメ化したらとても受けそうなキャラが沢山ｗ

俺はすべての謎がさっぱりわからなかったけど、
実際わかる奴もいるんだろうなぁ。

いやいや、それにしても博識なキャラ多すぎだろｗ

まんがのQEDを思い出したよ。
青春ミステリーってぇのか？ジャンル的には。

文章も片っ苦しくなくて俺好み。

それでいてやたら泣かすなぁ。　
もぉ泣いて笑ってで俺の顔も大忙しだったよ。

ハルタが書いた
『彼女がガチャピンをはねた日』
に大爆笑だったｗ

ラストの方は涙が止まらんかったわ。

これは続編でてほしいな。

[cerisiersさんの感想 · 2014年8月4日]

さらっと読みやすくコミカルだけど本格な要素もある青春ミステリ。

登場人物がちょっと装飾過多というかライトノベル的な感じがしたけどひとつひとつの話がきっちりしていてちょっとした休憩がてらに読むのにぴったりだった。

[風谷さんの感想 · 2014年7月19日]

吹奏楽部の幼なじみコンビ、上条春太（ハルタ・ホルン担当）と穂村千夏（チカ・フルート担当）が謎をといていく学園ミステリー連作。
主人公で語り手のチカは中学時代はバリバリバレー部だったので、口より先に手が出る・・・みたいな元気少女。このノリがいい。演劇部部長名越、生徒会長日野原、発明部萩本兄弟等々、個性的で変人っぽいキャラクターもたくさんいて、コミカル要素もあった楽しかった。
今にも廃部になりそうな吹奏楽部を救うため、部員獲得に走り回るチカやハルタ。そして、目をつけた人物が実は問題を抱えていてそれを解決（そして部員に・・・ww）となってるので、「探偵でもなんでもない一人の少年の元に数々の問題がもちこまれる」という学園ミステリにつきものな不自然さはないかな～。
ただ、抱えている問題というのがけっこう重くて、それはちょっとつらいものがある。特に最後の「エレファント・ブレス」は、その真相の重さにずーんときた。これは、高校生ではちょっと扱いきれないし、ここまで到達できるんだろうかと思った。
でも、萩本兄弟の「オモイデマクラ」の発想はすごくておもしろかった。

[miz300さんの感想 · 2014年7月4日]

青春ミステリ。
シリーズの途中なのかと思うくらい突然にスタート。
トリックは巧みだけど、腑に落ちるよりも謎解きに至るのに無理があると感じる。

[あのさんの感想 · 2014年6月10日]

ハルチカシリーズ1作目。
シリーズ物とは知らずに有栖川さんが帯文を書いてるとこに惹かれて、読み始めたら面白い…！ちょっと軽いテンポだけど物語の重さと天秤にかけるといい感じのバランス。
ハルチカの2人が良いので
そこを通じて出会う他のキャラもどんどん魅力的に変化していく感じ。
恋の三角関係ってそっちかー？！！！

[hiromiyanaseさんの感想 · 2014年6月9日]

学園モノの青春ミステリー。連作短編です。
初々しいキャラクターがみていて爽やかな気分になります。
探偵役のハルタは博識にならざるを得ないところかと思うが、
そこを同年代としておかしくなく、嫌味っぽくしないところがいいね。

[さらさんの感想 · 2014年2月28日]

面白かったです。吹奏楽部員として部員が少ないながらも上を目指そうとしている主人公と、その周辺でおこるちょっとした事件。連作短編のように、登場人物が増えて繋がっていくのも楽しいです。優秀な部員も一人ずつ増えてきていますから、これから先、チカが３年生になる頃には普門館に行けるかもしれません。この本には４つの話がありますが、『退出ゲーム』が好きです。

[ちびっこさんの感想 · 2014年2月11日]

書店でこのハルチカシリーズの「千年ジュリエット」を目にして、このシリーズに興味を持ちシリーズ一作目を読んでみました。期待値を超える面白さでした。
「結晶泥棒」は普通の青春ミステリーだな、と思いましたが、その他の３作品は背景に込められたストーリーがよかったです。
あと、ハルタ・チカを囲む登場人物も面白い生徒がいて、楽しめました。
続編も読んでみようと思います。

著者プロフィール

1973年静岡県生まれ。法政大学卒業。2002年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。著書に『１／２の騎士』『退出ゲーム』がある。

「2017年 『ハルチカ 初恋ソムリエ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」