黄金旋律 旅立ちの荒野 (カドカワ銀のさじシリーズ)

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著者 : 村山早紀
制作 : 片山 若子 
  • 角川グループパブリッシング (2008年12月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048739061

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黄金旋律 旅立ちの荒野 (カドカワ銀のさじシリーズ)の感想・レビュー・書評

  • 『コンビニたそがれ堂』の村山早紀さんの作品にして
    しかも表紙では、少年の肩の上で翼の生えた猫がこちらを見ている、となると
    これはもう、読まずにはいられません♪

    さあ!いざファンタジーの大空へ! と高揚して読み始めると、
    大好きな兄が事故死して以来、歯車が狂い始めた家族を
    必死の笑顔で支えてきた少年 臨が背負う、あまりにも重苦しい現実に
    空に向かって羽ばたいていた気持ちが急降下して
    地表どころか地底のマグマにまでめり込みそうになってしまうけれど

    そんな第一章に耐えたあなたには、その先に

    冷凍睡眠で辿り着く数百年後の未来、
    「頭のねじが一本足りてない」ドジぶりが可愛い看護師ロボットのひまわりさん、
    子どもの入院患者を慰めるために作られた大きなくま型ロボットのテディ、
    愛する者を守るためにサーベルタイガーに変身する少年 ソウタ、
    そして♪銀色の体に渦巻き模様の縞、背には黒い翼を生やした猫のアルファが

    心躍る冒険の気配を漂わせて、待っています!

    心優しいけれどひ弱で、現実世界では臨に守られるばかりだったのに、
    冷凍睡眠で臨を生き永らえさせるために、血の滲むような努力をして医者となり
    心を込めた立体映像の手紙を遺した従兄弟の優、

    魔物が徘徊する世界を旅して、散り散りになって生き延びた人間のため、
    「旅の記者」として新しい地図を描き続けた風野老人など

    臨とソウタを支える人々も、もちろん素敵で

    夢の中で臨が出会った「赤い魔女のハルシャ」との再会は訪れるのか、
    現実世界で優が読んでいた本『黄金旋律』と、ふたりの冒険はどう関わってくるのか
    いくつもの謎を残して閉じられる、序章の物語。

    発行からそろそろ4年が経つようなので、ぜひぜひ続きを書いていただきたいものです♪

  • 【あらすじ】
    医者を夢見る少年・臨は、数百年後の廃墟と化した病院で目が覚めた。ファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような未来に戸惑いながらも、優しい看護師ロボットたちと共に生活をはじめる。しかし人との触れあいを求め病院を飛び出した臨は、地図にない街に手紙を届ける野性的な少年・ソウタと、どこか懐かしさを感じさせる黒い翼のはえた猫のアルファと出会い…!?希望の旋律が暗闇に光を照らす子供たちの新世紀ストーリー。

    【感想】

  • 何だかすごく胸が苦しくなる物語でした。目が覚めたら、自分の最後の記憶から何百年も先って悲しい。自分だったら生きていけないと思う。臨は強い。みなさんの感想を見るところ、続編ができるかもしれないそうで。でも、ここで終わってもいいかなって思う。

  • 知らなかったが、児童文学の文庫化のよう。内容は、私が子供の頃の児童文学を彷彿とさせる。
    続編が同じレーベルで、ゆっくり発行される模様なので楽しみ。

  • 心が傷ついた少年が目覚め、みんなの思いをしり、前へと歩き始める物語。
    設定がすごい。この後、二人がどうなったのかいろいろ想像がひろがります。

  • 表紙が気になり、手にとってみた。
    いざ読んでみるとなかなか話が重たくて。
    そしてとんでも世界観、先が読めない展開。
    読んでいるうちにこれからどうなっていくんだ、という気持ちに。
    たぶん、この本好きなんでしょうね、私。
    続きまだ出てないんですね。気になる。
    続き待ってます。

  • 荒廃した未来(今からだいたい300年後)の日本を舞台にした壮大なファンタジーです。第一巻なので、ページの大半はキャラクターの説明と物語世界の説明で占められます。
    300年後の世界は、戦争と疫病と彗星衝突のため、壊滅的な打撃を受け、文明は中世のヨーロッパ程度まで退化してます。一方で動物たちはさまざまな進化を遂げ、まるでRPGの世界のような異形の生き物が跋扈してます。主人公は冷凍睡眠によって激動の数百年を生き延びた、ひとりの少年。
    荒廃しきった世界はもちろん、天涯孤独という言葉は彼のためにあるんじゃないかという、冷凍睡眠から目覚めた少年と彼に懐く空飛びネコなど、まずは舞台設定だけでご飯三杯はいけるほど美味しいですね。
    本筋が動き出すのは第二巻以降のようですし、これだけ冒頭部分に重量があるので相当長い物語になりそうですが、まだ続きは発刊されておらず、今後の展開については未知数。

  • やっぱり冒険物語は良い。
    特に子供が主人公のものはやはり面白い。

    それにしても、冒険にでる過程が新しい。
    今まで私が読んだ物語は、今いるところが異世界と繋がってそこに迷い込む…といったものが多かった。
    でも、この作品は未来にいってしまう。しかもタイムスリップではなく冷凍睡眠によって!新しいわ!なんかとてもリアルだわ!

    あぁ、続きが早く読みたい。彼らはこれからどんな冒険をするのか。どんな人たちに出会うのか。楽しみだな〜( ´ ▽ ` )

  • ファンタジー。実は夢オチとか、創造の中の世界、だと思っていたら違うかった。なんだかなぁという感じ。2013/368

  • 医者を夢見る少年-臨は、数百年後の廃墟と化した病院で目が覚めた。ファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような未来に戸惑いながらも、優しい看護師ロボットたちと共に生活をはじめる。

    第1章の哀しい話に、何処がファンタジー?って不安になりましたが第2章が始まってあぁやっぱりファンタジーだ!っと思いました。ただ、;SFぽいなぁ~っと思いますが……
    臨とソウタ.猫のアルファ.山羊のタロウの旅が始まる。
    続刊はまだでていないですが、作者も書く気満々みたいだし、早く出ると良いなぁ♪

  • 本の紹介文にある場面がなかなか出てこないなぁと読み進めていたら中盤近くで一章が終わり、二章に入ってから漸く出てきた。
    なので想像していたものとだいぶ違う印象を持つことになってしまったのだけど、なんて悲しくて優しい物語なんだろう。
    続刊は未だ出ていないようだけど、物語はまだ続くようでと言うか読みたい。
    そして空飛び猫のアルファは可愛い。

  • 色彩が光であらわされるものならば、風が奏でる光にあふれた情景が組み合わされているようだった

    こういうのを読むと絵に描きたくなる

    現代世界を踏まえたファンタジーかと思ってたら、後半SFチックなファンタジーになっててあら~と驚いたw

    しがらみの中懸命に生きていた男の子が、再びの生を得て、希望を抱いて未来へと踏み出す話

    “旅立ちの荒野”という副題付きなので続編期待

  • 第1章を読んでいて、あまりにも重苦しい雰囲気にこの本を選んだのは失敗だったかぁ(--;)と思ったけれど第2章で物語に引きずり込まれ、最後は涙が(ToT) さすが村山早紀さん私の期待を裏切らない!特に看護師ロボットひまわりさんが主人公の臨たちを見送った後にくま型ロボットのテディに語りかけるところが泣ける(ToT) 続編が出るといいな

  • 深く重い、超・低空飛行を続けた先で、思いもよらないカタチで、パッと灯がともる。
    そんな感覚を味わわせてくれる作品。


    本屋で見かけた文庫版の『カフェかもめ亭』が気になったことがきっかけで、作者の村山早紀さん、そしてこの『黄金旋律』という作品に出会えた。
    良作だった。

    この『黄金旋律』は表紙の可愛らしさとは裏腹に、とても重い空気を持った作品だった。
    少し独特なこの著者の文章のイントネーションには、慣れるのに若干の時間がかかったけれど、慣れてしまってからは、どこまでも主人公に感情移入させられてしまった。
    この主人公が感じていただろう、重さ・息苦しさを、読み手である私も、ダイレクトにくらってしまった気がした。

    「主人公がその後どうなるのか」は、帯に書いてあるから、知っている。
    ……そんな状態で読み始めているはずなのに、読めば読む程、「もう後がない」ような切迫感を感じてしまう。そしてわかっているはずなのに、突然、切り離されてしまう。
    後に待つのは、残された糸の切れ端だけ。
    それもわかっていたはずなのに、どうしようもない寄る辺なさを感じてしまう。

    たくさんの不思議とドキドキの中、ひたすら続いて行く超・低空飛行の先で、けれど確かに、思いもよらないカタチで、パッと灯がともる。
    限界まで潜水で泳いできて、やっと息継ぎができた時のような感じだ。
    その感じを味わうためにも、ぜひ、一気読みしたい作品。

    「作者のメッセージ」なのだろうな、という部分に関しては、ところどころ、自分の考えとの齟齬を感じてしまって馴染めないところも多かったのだけれど、十分に楽しむことができた。
    良作。

  • はるかな空の、とかの一冊ものだと思っていたので肩透かしは食らいましたが…シリーズの始まりとして読みごたえ十分。
    大作の予感。

  • あらすじ、殆ど語ってもうてるやーん!
    まだ物語は始まったばかり。続くことを願います。

  • 続きものなのかな?
    終わり方が微妙でした。

    しかし話の内容は面白く、続きが出るとしたら是非読みたい。

  • 『黄金旋律』とは作中にちょっとだけ出てくるファンタジー小説の題名。 〜砂漠のむこうに 黄金郷あり… 兄が死んでから家族が壊れてしまい、長い不安定の末、父は家を出ていき母は息子の臨を殺そうとする。 あ、これは『ブレイブ・ストーリー』になるかな?と思ったら予想外の方向に転がっていきましたね。 話が進んでいっても、ずっとこれは臨の夢だと思っていましたが。SF混じりの経過とオチは、『ブレイブ…』に引きずられた頭にはちょっと納得がいかなかったみたいです。 伏線も生かしきれてなくて、もったいないかも。

  •  亡くなった兄・律が目指した医者になりたいと思っていた臨(りん)は、父の家出や母とのけんかがきっかけで車道に飛び出した。しかし、目覚めた臨を待っていたのは、家族も友達もいない数百年後の未来だった・・・。
    (中2)

  • 長い序章だった。暗く辛い現代編をくぐり抜けた先は光あふれるファンタジーの世界だった。設定は遠い未来の話だが、手法はファンタジーだと思う。翼の生えた猫、角が生えた馬の突然変異?ユニコーンなど…まさに異世界ファンタジー。病院の近くに生えていた桜の木が、過去に消えていった人々の思いを伝えてくるようで、この作者得意の抒情を感じた。旅立ちの荒野…臨とソウタはこれからどんな出来事や人々に出会っていくのだろうか。続きが楽しみ。

  • 力強くやさしい長編になる予感がします。続きが楽しみ。

  • 主人公が事故で永い眠りについている間に時代が変わってしまったというSF要素が強い話。
    続きが気になります^^

  • 医者志望で塾の勉強に追われる、やさしくて人に好かれる14歳の臨くんが主人公で、従兄弟のどんくさくていじめられっこで文系で作家志望のめがねっこの優くんが2段ベッドの下に住んでて、
    お兄ちゃんが死んじゃって家族はばらばらになっちゃって
    事故にあって冷凍保存されて、目が覚めたら数百年とか経ってて
    そこは核戦争とか生物兵器とか天変地異とかで変わり果てた世界になってました。これからどうしよう!!?

    というお話でした。ぜんぜんまとまってないなあ^^;

    前半は、死んじゃったお兄ちゃんの呪縛というか罪悪感とか、
    お母さんの「律くんじゃなくて・・」って言葉とか
    猫が死んじゃうところとか
    そういうのがひたすら悲しくて泣けてしまいました

    後半は、変わり果てた世界が、なかなか興味深く、悲惨ではあるけど面白く描いてあっておもしろかったです
    変身したり特殊能力に目覚めたり、突然変異の生き物とかキメラとか、色々無理あるかな~とも思ったけどギリギリかな

    優くんがかわいかったのでもう出てこなそうなのが残念だなー
    ひまわりさんって看護師ロボットのおねえさんもかわいくていい感じでした。ドジッ子ナースでロボ!かわいい!

    キャラクターがけっこう魅力的で、荒唐無稽なんだけどあながちまるっきりファンタジーともいえないリアリティがあって(あるかな?笑)、家族や友だちの絆とかも泣けるかんじで、臨くんの前向きにがんばろうとする姿勢とか寂しさとかそういうのも丁寧に描かれてて、おもしろかったです
    2巻とかもあるのかな?
    見かけたら読もう!

  • 前半はストーリー展開もゆっくりだし、ありきたりな設定だなーと思ってました。が、だんだんおもしろそうな展開になってきた気がします。ワクワク♪
    優が臨にあてた手紙に号泣。こんなに本気で大泣きしたのは久しぶり。

    『きみがもし、大きな道路の真ん中で、道を渡りそこねているなんてことがあるとしたら、きっと、命をかけてでもきみのそばに駆けつけて、今度こそ、きみを助けるんだ』
        
    本全体としては★4つくらいですが、優くんがとてもよかったので★5つにします。今後は、臨が物語の主人公になってた、みたいなナウシカ的な、希望に満ちたお話になることに期待です。

  • 優秀だった兄を交通事故で亡くし、兄の人生をなぞるようにして「優等生」を演じながら暮らす中学生・臨が、さまざまな事情から廃墟となった未来世界で生きていくことになるファンタジー小説だ。
    亡き兄への憧憬や、後悔する言葉、少年の自責、壊れていく家族、といった導入部は、<どこかで読んだことがあるような・・・・>というステレオタイプのもので、うーん、いまいち物語に没入できない。
    サブタイトルに「旅立ちの」とあるように、どうもこの一冊は序章に当たるらしい。なんとなくありがちな作品世界が今後どう化けるかに期待。

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医者を夢見る少年・臨は、数百年後の廃墟と化した病院で目が覚めた。ファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような未来に戸惑いながらも、優しい看護師ロボットたちと共に生活をはじめる。しかし人との触れあいを求め病院を飛び出した臨は、地図にない街に手紙を届ける野性的な少年・ソウタと、どこか懐かしさを感じさせる黒い翼のはえた猫のアルファと出会い…!?希望の旋律が暗闇に光を照らす子供たちの新世紀ストーリー。

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