- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048739139
感想・レビュー・書評
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下巻にしてようやくタイトルの意味がわかった。
理系の人さえわかってくれればそれでいいって感じの突き放した世界。
父の手記は難しすぎてなかなか読み進められず。
「博士の愛した数式」の博士に出てきてもらって
ルート君にもわかるように説明して欲しいくらい。
それでも面白い展開だったんだけれど
結末は少々拍子抜け。後に残らない感じ。
【図書館・初読・6/26読了】詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
荒唐無稽でおもしろい。たぶん理屈を理解しようとしてもだめなんだろう。理系?そうじゃないだろ。まぁいいや。それから宇宙をつかさどるパラメーターを左右しているのは相当大きな力だろうに、神と悪魔的な矮小化された話がでてくるのはどうかとは思った。小松左京みたいにわかる部分はきちんと解説してその他は不明としておけばいいのにな。ともかく、日常生活にSFが持ち込まれているのはそれはそれでいいですよ。
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きっと会える―冴子は失踪前の父がボリビアで書き残した手記のなかに、世界の仕組みを解き明かす鍵を発見した。テレビマンの恋人、霊能者、物理学者の力を借り、もう少しですべての答えを手にできそうだが…。
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2009.05.18
『リング』『らせん』等で有名な、鈴木光司の新刊。分厚い上下2冊で、よみごたえたっぷり!
物理学等を取り入れた「科学サスペンス」とも言えるような本でした。面白かった。まあ、細かいところで疑問点は残りましたが……。
物理と数学について、ちょっとわかったような気になった。「気になった」だけだけど。
なんだろう、いろんなものを盛り込みすぎて、それぞれを上手く着地できなかった感じ??
でもでも、最後の大どんでん返しとか、俊哉の気づきとかは鳥肌が立ったなー。
「ぞっとする気配」を書かせると鈴木光司はすごくうまい、と改めて思いました。『仄暗い水の底から』とかね。 -
壮大な終末ホラー。どうも理系の話についていけず、πの値が変わったからって怖くもなんともなかったのですが。理系の人にとってこれは怖い事象なんでしょうか……? フィボナッチ数列とかリーマン予想とか、聞いただけで頭がぐらぐら煮立ってしまいます。
でも終盤になるにつれ、引き込まれました。そういえば確かにこの世には、さまざまな不思議がありますねえ。それはいったいどのようにして作られたものなのか……うわあ、そういう解釈がありなんだ!と思うとぞくぞくさせられます。特にあの人数の符合するシーンなんて、怖くて怖くて。あれには血の気が引きました。
理系嫌いの食わず嫌いはよくありませんよ~。とりあえず、理系オンチの私でも面白く読めましたので。 -
失踪した父親を探すうちに、世界の滅亡とつながっていく話。
各地で始まる、その場から突然消えたとしか思えない、失踪事件。
一体どんな解決となるのか、ワクワクしながら読めた。
最後の急展開も、それまでの科学的な話も、無理なく楽しめる。
ニュートン読んでるみたいで、ちょっと賢くなった錯覚にも陥らせてくれる。
久々のヒット。 -
物理の話とか全く理解できず、難しかった。
話自体は面白かったですが、ほとんど斜め読みです。 -
やっぱり多少難しくて、苦手部分は飛ばし読み。
地球があと少しで滅びるとわかったとき、主人公たちがどのように行動するのか。
過去に跳んでも明るい未来がないとわかっていても、それでも可能性に賭けるべきという冴子。
自分1人だけであろう、ワームホールの向こうへ、勇気を持っていく冴子に未来の光を見た気がした。
マチュピチュの埋められた死体の数など、上手く噛み合わさっていて面白かった。
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図書館で借りた本
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劇団員が稽古に持ってきた本。
私は「借りたい」なんて一言も言ってないのに渡された本。
ホラーはダメなのに、わたし・・・(((><)))
でも、そこに本があるならば、読まずにはいられない私w
有り難いことに帯の文章とは異なり、ホラーではなくSFテイストでした。
理系ではないせいか、本文の説明を理解できても納得できないせいか、まったく入り込めず。。。