死夢

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 48
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048739344

作品紹介・あらすじ

精神科医で38歳の志木は、中学の同窓生、熊田の突然死の報に接した直後、一本の電話を受ける。故郷の四国・香川にある保健所のケースワーカーからで、槇村と名乗る女性だった。熊田の死を労災として認定させるため、医学的な所見が欲しい-。槇村の懇願に押され、長年顧みることのなかった故郷を訪れた志木を、別の同窓生の悲報が見舞う。驚いたことに、二人の同窓生は死の数日前、同じ夢を見ていた。そして志木自身も…。横溝正史ミステリ大賞受賞作「DZ」で10万部突破の著者が放つ書き下ろし長編サイコスリラー。

感想・レビュー・書評

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  • 凄く怖い本だ。眠るのが恐くなる。猫は好きだが、この本を読んで夢では猫は見たくない。

  • 死ぬ前に見る夢を中心としたミステリー。

    主人公が、人生最大の罪をすっかりぽっかり
    忘れてしまって、いままでお気楽にすごしてきたという

    設定自体が、なんか信じられなくて、ありえないなぁと思った。

    絶対、こんな出来事忘れないだろー!?

    読み終わった感想はこれが第一声だった。

    主人公の結末は好きだった。


    読みやすく、3,4時間で読破。

  • 面白い!
    夢がテーマ。
    死を予告する夢はあるのか。
    精神科医の主人公は夢を研究テーマにしている。
    主人公の中学の同級生が突然死した。
    その突然死の原因を突き止めて欲しいと保健婦から調査を依頼され、実家があったところに戻る。
    そこで、次々と同級生の突然死がおこる。そして、みんな同じ夢を見ていた。
    本人も忘れていた過去の犯罪があばかれる。

  • 死を予告する夢、死夢を巡る物語。何故、みんな同じような時期に死夢をみたのか。本当にそのせいで死んだのか。イマイチ説得力に欠けるような。呪いだと言われたほうがまだ納得できる。結局なにも解決されてないじゃん。過去が暴かれただけで。死夢っていうテーマはすごく好き。

  • 「DZ」が面白かったので、うきうきと読みましたが・・・。
    うーむむむ、この中途半端さは一体どうしたこと?
    まず、「死夢」というのが科学的に根拠のあることなのかがよくわからない。
    実際に根拠があるのか、それとも作者が作中だけで根拠ありとしているのか、
    そのへんも曖昧で、のめりこめない。
    そして何と言っても、そんな大変なことをあっさり忘れるのか!?ということ。
    ご都合主義で終わってしまったなあという、なんとも後味の悪い小説でありました。

  • 死ぬ前に彼らがみた同じ夢の正体とは・・・?

  • 全体的に不愉快感の残る作品。
    学生時代の友人の突然死の謎にせまる精神科医の物語。
    死を目の前にした人は、同じような夢を見ると言う。
    そこから、友人の死への謎解きが始まる。
    無駄な性的描写、主人公の高慢な性格が読み手を不愉快にさせるのだと思う。
    突然死に夢が関係すると言う観点は面白いと思ったが・・・
    寝る前に読むと、こっちまで悪夢を見るので要注意。

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著者プロフィール

1960年。現在、執筆の傍ら精神科医としても勤務を続ける。2000年、『D’Z』で横溝正史賞を授賞。2002年10月、最新刊『手のひらの蝶』も刊行。

「2003年 『DZ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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