- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048739559
作品紹介・あらすじ
基礎化粧品ライン「シラツユ」が看板ブランドの中堅化粧品会社"白雪堂"。技術力が高くてアットホームなこの会社に就職した峰村幸子。しかし、不況の影響で売れ行きは先細る一方。ブランド力を取り戻すため、彼女はあるプランを思いついた。しかし、企業スパイ疑惑やM&Aなど、峰村の行く手は前途多難で…!?史上初!乙女系経済小説。
感想・レビュー・書評
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滝羽さんの作品は2作目だけど、変わらず面白かった。仕事の話だから共感する部分もあり、実際に起こり得そうな事などもあってサクサク読めました。
仲のいい人が辞めていってしまうのは悲しいし、辞めても会社は回るけど、新しく来る人は同じ人じゃないから、やっぱり代わりの人ではないなぁ。と主人公と同じ考えです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
帯:史上初!乙女系経済小説
えー?
確かに企業スパイ疑惑と業務提携の話出てくるけれども、大分後半だし。
このくらいなら史上初ってことなくない?
この作家の作品は時々主人公が私とは相容れない考え方するので、これはどっちだろうとドキドキしながら読んだ。
大丈夫な方だった。
女子のお仕事小説のカードとして使える。
文庫は改題して『白雪堂化粧品マーケティング部峰村幸子の仕事と恋』というラノベか一周回って古典みたいになってた。
角川だから、やろうと思えばラノベ表紙にも出来ただろうけどそこは踏み止まってた。
ま、ラブの部分はちょっと足りないからかな。
カバーイラスト / あずみ虫
カバーデザイン / 大武 尚貴(角川書店装丁室)
初出 / ケイタイ小説サイト「小説屋sari-sari」2008年6月~10月 -
瀧羽さんのさらさらとしたお話と文章、好きだなあ
境遇が重なるところがあるから、こんな染み込んでくるんやろうか
化粧品で新卒で働くお話。自分の軸を見つけていく(一瞬ドラマチックになりつつも)ほんわかストーリー -
化粧品メーカー『白雪堂』に就職し二ヵ月の『幸子』は慣れない環境に悪戦苦闘する毎日で、まだ学生の彼との仲も最近ギクシャクしがちだ。早く一人前になりたいと焦る中、今年三十周年を迎える主力標品『シラツユ』のキャンペーンの担当に抜擢される。ロングセラーゆえに先細りの状況を打破すべく、新たな路線の企画の実現に向け奮闘する。
学生から社会人になるというのは本当に大きく変わる。分からないことだらけで心許なく、失敗して落ち込むことも多いだろう。周りが皆立派に見えて、それに比べ自分が情けなくなったりもするだろう。この本はそんな風にもがきながらも前に進もうと頑張る女性が主人公だ。
さほど大きな事件は起きないけれど、その分主人公の心情がリアルに感じ取れる。そして何かと主人公を助けてくれる先輩は、理想とする社会人だ。こちらも年数を重ねた分だけの葛藤があり、どちらかというと先輩の方に心を寄せてしまった。 -
初々しく、青々しく
仕事に奮闘し
成長していく話。
槇先輩が素敵すぎる。
共感できるところもなくはないけど
わたしには物足りなかった...
社会人歴の浅い人向けな感じ。 -
初読の作家さん。
女性のお仕事もの。
前向きな気持ちになれる1冊。 -
化粧品メーカーで働く新社会人の奮闘記。仕事に恋に…と問題は次から次へ勃発するけど、いろいろうまく行き過ぎやなー。恋愛に関してはそっち方向に行くとは思わなかった。。さらっと読みやすい作品。2013/081
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基礎化粧品ライン「シラツユ」が看板ブランドの中堅化粧品会社“白雪堂”。技術力が高くてアットホームなこの会社に就職した峰村幸子。
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新入社員の主人公が、出来る上司やスパイ?の同僚などを交えて、仕事に邁進するお話。働く様子が具体的でありながら、物語ならではの努力が報われる展開。もう少し深みがあったらよかったな。