Another

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著者 : 綾辻行人
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年10月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (677ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740036

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Anotherの感想・レビュー・書評

  • 1998年の春。
    父が仕事でインドに滞在することとなり、また気胸の病気療養のため、榊原恒一は、母の実家に移り住み、夜見山北中学校に転入してきた。
    転入すると引っ越してきた時に、気胸の発作が起こり入院。病院でたまたま夜見山北中学校の制服を着た女の子を見かけ、気になる。
    無事退院し転入するが、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。彼は、病院で見かけた女の子、見崎鳴と再会。クラスメイトで、不思議な存在感を放つ彼女に惹かれる。でも、クラスメイトは、まるで彼女がいないかのように、見えてないかのような素振りを見せ、彼女は恒一には見えて、他のクラスメイトには見えていないのではないかと感じる。
    そんなある日、あるクラスメイトが悲惨な死を遂げ、3年3組が直面している信じられない現実と向き合うこととなる…
    見崎鳴は、存在しているのか?
    3年3組に次々降りかかる災難…

    続く悲劇を止めることができるのか?

    何となく題名と綾辻さんの名前は聞いたことがあったけど、実際に読んだのは初めてでした。
    結構分厚くて、読むの大変そうだと思ったけど、読み進めやすくてあっという間に読み終わってしまいました。
    それぞれの登場人物のキャラも、良かったです。
    描写が結構グロい所があったりするので、グロいの苦手な人はちょっと注意かもしれないですね。

    展開も、全然想像できなくて、最後になって最初から考えてみて、なるほど〜って感じでした。

    それにしても、最後の終わり方…
    今年は解決したけれど、これって次の年からどうなるんでしょう…?
    全てを解決させないこの終わり方も、絶妙な感じがします。

  • 図書館より。

    勢いよく一気読み!読み始めたら、久しぶりに止まらなかった!

    怖い!なんだこの夏の思い出は。疑心暗鬼になる。記憶から消去されてるのも怖いし。
    怖い話は作者さんの奥さんの専売特許だと思っていたけど、この話は同じくらいビビって読了。
    ふ~夜中に読むもんじゃないね(笑)

  • 学校の怪談としては、設定が面白かった。少しずつ分かっていく、クラスの謎。それを暴いていくと何が分かるのか。ラストのどんでん返しは分からなかったなぁ。死者は誰かということで疑心暗鬼になるのが人間らしさの醜さを描いててよかったと思う。主人公がダメだと言われても突き進んでいく性格なので、ホラー感はぶっこわしているような雰囲気だったけども(笑)

  • 描写が生々しく、ミステリーホラーの世界を作品を通して満喫できました!

  • この分厚さはすごい。だけど、物語は主人公ぼく「恒一」の語り口調になっていて読みやすかった。
    死自体は本当に事故、または病気、または自殺であり、他殺もあるが、<もう一人>が何かをしているわけではない。だいたい、<もう一人>は自分が<もう一人>だということもわかっていない。
    <もう一人>は誰だろう?と推理しながら読んでいく。
    <もう一人>には驚いた。この辺は綾辻先生らしい。
    久しぶりの綾辻作品、面白かった! 綾辻先生の目指すミステリとホラーがうまく融合されていたと思う。

  • この本の分厚さに躊躇して、しばらく積んだままでしたが、
    読み始めたら一気読み!綾辻さんらしいスピード感で面白かったです。

    ホラー・オカルト・ミステリを組わせたような作品。
    呪われた3年3組。いつの間にか1人増えているクラスメイト。
    いないもののように扱われる眼帯の少女。
    そして次々とクラスを襲う<災厄>……

    死に方が結構凄まじくて、(特に傘のアレ)
    既にトラウマになりつつある「殺人鬼」を少し思い出してしまった…

    「Another」は誰なのか?
    予想もしていなかったあの人で、度胆を抜かれました。
    今思えば伏線はちらほらとあったのに、全然気が付かなかった!

    どうやら先日続編が出たようなので、近々読んでみたいです。

  • 綾辻行人っぽいホラーミステリーで、好みの一冊。あまりの太さに敬遠してしまってたけど、頑張って読んでよかった。エピソードSも読んでみたい。

  • ミステリーだと思い、犯人を探しながら読んでいたら、ホラーだったのですね。
    きちんとした犯人がいて仕組まれているものではなく、本当に「超自然的自然現象」だったので、ちょっと肩透かしを食らった感じでした。

  • 絢辻さんの作品は十角館の殺人以来、その記憶も曖昧で、本作を手に取りました。

    読みやすい文体で読み進むスピードも早く、分厚い本ながらあっという間に完読しました。

    アニメにもなった作品ですが私はアニメを観ていません。それでもなお、登場人物の表情や行動が手に取るようにわかり、頭の中で描くことが出来ました。


    もしこれから手に取られるのであれば、是非、第二部(本巻は二部構成)まで頑張って読み進めてみてください。

    終わった時は、頭の中にミントが咲いたかのような、スッキリ感を味わえます。

  • とっても面白かったです。
    学園モノなんですが、結構リアルな描写が
    あって思わず身震いしてしまいました。
    凝った展開、謎、答え、
    登場人物達の心の動き
    生き生きと描かれてとても面白い内容でした

  • これで感想文を書いた、読ませるとネタバレするので、読ませられないと言われて読んでみました。
    結局感想文は読ませてもらえていません。
    自分なりに先を考えながら読み、当たっているところと、え!そうだったのかというところ、両方あり楽しめました。
    ホラーは好きではないのですが、夏の明るいところで読んだので、前に家族が寝静まった夜に読んでしまった同じ作者の作品ほど気味の悪い思いをしなくてすみました。

  • ホラーだけどミステリー。てっきりこの子が……だと思ってたらちょっと違うみたいで、だったらこの人?んんん?おおお!ってなる意外性がたまらない。

  • 綾辻作品はこれと十角館を読んだ。順番としては先にanotherを読んでから十角館です。
    二冊に共通して言えることは、先に犯人を臭わせる描写をそこら中にマーキングしてて、読んでる側も「おっ?もしかして?」とその人物にピントを合わせるんだけど、読み進めていくうちに別の人物の可能性を臭わせたり、新たな事件でそれまでの思考を白紙化させたりして、ピンぼけさせるのがうまいってこと。
    だから、犯人が確定した時に「あー!わたし分かってたよ⁉︎」と心の中で悔しい思いを叫ぶ。
    anotherで犯人にあたるのは、呪いの実体である「いないもの」なわけだけど、犯人がわかった上で読み返してみれば、随所に散りばめられた場面に確かな"引っかかり"があったことに気がついて、また楽しめる。
    それと、カバー裏の表紙の装丁が気に入った。こういう不気味さを漂わせるかつ、綺麗な装丁は好み。スピンが赤なのもイイね!

  • 綾辻行人さんのホラーミステリー作品『Another』を読了。2010年度にこのミステリーがすごい、週刊文春ミステリーベスト10、本格ミステリーベスト10などでトップではないが上位3位くらいにはいっていたので買ってあった作品だが、なにせ600ページをこえる分厚さなので、その厚さを畏れなかなか手にしなかったのだが、春も本格的になってきたのでホラーサスペンスもいいかなと思い読んでみた。感想としては600ページを感じさせない物語の展開のうまさと、文章の軽さには感銘を受けたがこれがベストミステリーかといわれるとちょっと??というのが正直なところだ。大人の世界のサスペンスは重すぎて、青春物サスペンスが好みというかたにはおすすめです。そんな中学生の一クラス全体が巻き込まれるホラーサスペンス物語を読むBGMに選んだのがKeith Jarettの"Paris Concert". 2曲目WIndがいい。

  • 里帰り中、ずっと気になっていた本。厚いので迷ってましたが、帰りの空港で買ってしまった初ハードカバー。ヤングアダルト?会話が多いというのもありますが、厚さの割にさっと読めて、終わりに近づく度残念だった。

  • ホラー小説。中学生とかがはじめて読むにはもってこいな読みやすさ。(本の厚み、恐るるに足りずな読みやすさ)

    家庭の事情と自身の病気療養もあり、都会の有名私立一貫校から田舎の公立中学校に転入してきた榊原恒一。転入先の夜見北中学校・通称ヨミキタには学校の七不思議があったが、それよりも恐ろしい噂もある。
    そもそものはじまりは、1972年。作中の現在でも26年前の話だ。3年3組のミサキだかマサキだかいう生徒が亡くなった。当時人気者だったミサキは亡くなったにも関わらず、クラスメイトはミサキが生きている、と言い出した。机は撤去せず、行事もミサキがいるかのようにみんなふるまった。卒業式でも学校は卒業証書を用意し、ミサキは卒業した。・・・そこまでなら、よくある人情話だ。けれどヨミキタの話には続きがある。3年3組に、時にいるはずのない死者の生徒がまじることがあるのだ。4月、用意された机が足りない時・・・いるはずののない誰かが混じっている。それは過去に亡くなった死者なのだが、学校の書類上も、家族も、そして本人でさえも自分が死者だとは気がつかない。3年3組にいる1年間だけ存在する。そして、その1年間は、そのクラスの生徒、教師、家族のだれかが毎月亡くなってゆくのだ。
    そして3年3組になったものたちの間で、死人が出ないように、幾つかの決まりごとが引き継がれる。

    3年3組になった恒一。もちろん、はじめは何も知らない。肺がパンクする病気、原発性自然気肺のため、4月のはじめから3年3組におらず、かつ、病院で不思議な少女と出会った。
    その少女は3年3組のクラスメイトだったのだが、クラスのみんなは、彼女を全く無視していた。彼女はいないものだったのだ。・・・

  • 鳴可愛い怖い、好き。

  • 分厚いけど案外一気に読めました。
    ホラーということを知らずに読み始めたので何かトリックがあるのかと思って読み進めていたら、息子からホラーだと聞き…。怖いのは苦手な私でしたが、ぎりぎり大丈夫でした。何より文体が読みやすいですね。面白かったです。

  • 高校生ぐらいの人がライトに読めるホラー小説だと思います。
    重すぎず、話の内容をイメージでき時間があるときに読むのにおすすめ!

  • 図書館の夏の怪談・ホラー企画のところに出ていた本。
    夏=暑い=涼しくなるものでも読もうかとザーッと眺めたときに目についただけで借りる。
    分厚くて読み応えがありそうだったのも選んだ理由だなぁ。
    なぜにこんなことが起こるのか? 防ぎようがないというのは恐ろしい。
    身近な人が…と考えながら読んでいたけど、この人だったなんてという終わりかただった。

  • アニメが先行しているので、謎的な要素は知っているのでミステリー的な要素は「知っている、知っている」って感じで読んでいました。ホラー要素はアニメで脳内変換されていたので全然怖くなく。。
    でも、呼んでいる間は引き込まれて時間を忘れて何度も頭の中を整理しながら読んでいたので飽きず最後まで楽しめました。
    その後の3組はきっとまだこの悪夢が続くのだろうというところで問題は解決されずってところが続編あればまた読みたい感じです。

  • 転校した主人公が登校すると、「いない者」として教室にいる女子生徒がいた。
    何故「いない者」が存在するのか?
    26年前の事件から続く、死の連鎖を引き起こすクラスの存在。
    ラノベの軽い読み口で、一気読みをした。
    ホラー要素はあまり強くなく(というより全く怖くはなかった)、ミステリー。
    見崎鳴の片眼が義眼で、「いない者」とされても飄々としている、そんな人物設定がラノベっぽいといえばそうなんだけど、ちょっと作り込み過ぎている気がする。
    最後、その「現象」の解決は起こらず、終わってしまった物語。
    なんか、消化不良感が残る。
    悲劇が終わったわけではないからね。

  • 分厚い本が読みたい~、ハラハラドキドキする本がいい~と内容など分からず借りてきたので、途中Amazonで内容を調べることに。ホラーでした。大好きな分野なので嬉しかったし、一気にハラハラ読めたけど、全く怖くはなかった。何でだろう。その現象の元となった事が薄すぎることと女の子のキャラクターが余りにありがちなことかなぁ。サスペンス部分は成立してるけど、ホラーとして怖くないって感じ。

  • このボリュームにもかかわらず圧倒的なリーダビリティで一気読み。ゴシックな学園ミステリー・ホラーと云った感じか。叙述トリックには、 まんまとやられた私だ。

  • Anotherの続編。途中から何とな~くカラクリがわかったような感じだったけれど、やっぱり結末は圧倒される。「存在」という概念の使い方がすごいし、偶然かどうかわからないけれど、ページや字組みが計算されているかのようにすごくて、ほんとに効果的。文章で表された部分じゃないところに 思惑の持って行き処があるようで、さすがだなぁって思う。 著者が榊原君に読み手が薄々感じていることを心の声で暴露させているのも面白い。 あとがきに続きの構想があると書いてあったので、楽しみに待ちたい。

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Anotherの作品紹介

その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた-。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この"世界"ではいったい、何が起こっているのか?秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。

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