Another

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (677ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740036

感想・レビュー・書評

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  • 綾辻行人さんの有名作を読了。
    転校先でのクラスの不気味な違和感。
    「いないもの」とされる少女とクラスの忌まわしい過去。
    主人公の少年に降りかかる苦難と過去の真相。
    かなりの長編ですが物語は目まぐるしく進み動き。
    飽きを感じる事無く読み進めました。
    忌まわしき過去の正体は本当に以外で。
    かなり驚かされました。
    様々な伏線の回収も見事。
    名作と呼ばれるのも納得の作品でした。

  • 呪いではなくて現象。死に近い夜見山北中3年3組。記憶の改変、調整。〈もう一人〉=〈死者〉を死に還せば厄災は止まる。怖さより先が気になって夜更かししてしまった(^^;)
    今後も3年3組にはこの厄災の申し送りが極秘に続いていくのだろうが、その回避の仕方も加わっていくのかな?見崎鳴がいなくてそれを見分けることができるのかな?

  • 骨太青春ホラー<ミステリー
    フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットが楽しめる、豪華版。
    背筋の凍る寒さはないが、ミステリーとしては最高!

  • 綾辻行人さんの館シリーズは全制覇したけど、代表作のAnotherはあまりの分厚さに読みたいリストに入ったままだった。カバーして持ち歩いてたら「六法全書なの?」と言われるくらいの大長編(笑)でも、重すぎず軽すぎず、ミステリー、ホラー、恋愛、学園もの、いろんな要素が入り混じってあっという間の読了。続けて、エピソードSと2001にも手を出す予定。

  • 購入したものの、本の分厚さに圧倒されてなかなか読み始めることができなかったが、読み始めたら止まらず、あっという間だった。ミステリーというよりホラー要素が多いけれど、読んでいる自分もそこにいて、災厄を一緒に経験しているクラスメイトの一人になって物語に入り込めるところが満足。最後の方は少し強引なところがあったが、そういうことだったのかと納得。コミック化されているので、そちらも読んだが、コミックの方が最後は面白かったので合わせて読んでみることをオススメします!

  • 小説月間にすると決めた8月!
    1冊目は〜〜〜綾辻行人さんのAnother(≧∀≦)
    ・・・
    ・・・
    読んだことあるわ〜( ;∀;)
    流れも真相も覚えてなかったから楽しめたんですけどね!
    でも、そこはかとない既視感。見覚えのある事故。ラストの風景。

    読んだ本を忘れたという事実が一番の衝撃。

  • この本の分厚さに躊躇して、しばらく積んだままでしたが、
    読み始めたら一気読み!綾辻さんらしいスピード感で面白かったです。

    ホラー・オカルト・ミステリを組わせたような作品。
    呪われた3年3組。いつの間にか1人増えているクラスメイト。
    いないもののように扱われる眼帯の少女。
    そして次々とクラスを襲う<災厄>……

    死に方が結構凄まじくて、(特に傘のアレ)
    既にトラウマになりつつある「殺人鬼」を少し思い出してしまった…

    「Another」は誰なのか?
    予想もしていなかったあの人で、度胆を抜かれました。
    今思えば伏線はちらほらとあったのに、全然気が付かなかった!

    どうやら先日続編が出たようなので、近々読んでみたいです。

  • ホラー苦手だけどさすが綾辻行人様っ!
    読みやすいし、不思議で不穏で怪しい雰囲気が読む手を止めさせてくれないっ!
    キャラも魅力的で、キャラと一緒に推理する感じがたまらないっ!
    もちろん、ひっくり返される事は読む前から覚悟してますw

  • 作品を知ったのはアニメ。その辺から綾辻さんの作品が気になってたけど、やっと読めた。綾辻作品はこれが初。

    夜見山北中の3年3組にまつわる現象。クラスに死者が混じり、クラス関係者は死に近づいてしまう。今年の死者は誰なのか…?

    アニメを先に見ていたため、結末は知っていた。謎解きとして読んでる感じ。なので、随所にあるヒントというか、関係する言葉にゾクゾクする。原作から入ってたら再読してたと思う。
    文章が読みやすい。どんどん読みたくなってしまう。綾辻作品は難しいという勝手な偏見があったけど、まったくそんな事はない。中学生がハマる気持ちが分かる。前半の、今見えているものが現実かどうか分からない部分はホラー。主人公が考え込んだり死者について話し合う部分がミステリー。ホラーとミステリーがきれいに混ざっている。
    1年が終わると、死者に関することは徐々に忘れてしまう。登場人物たちはこの作品の中で何が起こったのかを忘れ、知っているのは読者だけになる。そんなところもいい。

    読んでいると、アニメはオリジナル要素をかなり入れていたことが分かる。原作と大きく変えてしまうとファンとしては複雑になりがちだが、オリジナル要素を入れても世界観を崩してない。スタッフに赤沢さん好きがいたことは確実だと思う(笑)

    厚みがある鈍器だが、持ってみると意外と軽い。

  • あらすじも何も知らずに綾辻行人やから読もうゆうことで読んでみたらぶっといライトノベルって感じで、呪いとかファンタジー系やと思ってへんかったから最初は面白くなるんかこれと思ったけど最後まで読んでしまえばやっぱりちゃんと叙述トリックつこうてきててぜーんぜん気づいてなかったからちょっとびっくり
    学校が舞台ってなんでこうもちょっと不気味になるんかなーって毎回不思議
    でも別に呪いが終わったわけじゃないなら来年の子達かわいそう不憫やし疑りあって殺し合い始まるやんとは思った

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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