スパイクを買いに

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740296

作品紹介・あらすじ

41歳、出版社勤務の岡村は、突然の異動で微妙な立場に追い込まれた。同じ頃、中学生の息子・陽平は、レギュラーにもかかわらず、サッカー部を辞めてしまう。あれほど好きだったのに、なぜ?息子の気持ちを知りたい岡村は、陽平の小学校時代のコーチ・真田を訪ねる。真田には、サッカーを知ればわかるかもしれない、と言われる。岡村は、彼に誘われるままに、サッカーを始めるのだが…。"人生の忘れもの"を取り戻すまでを描く、魂の再生の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 原田マハさんの棚のすぐ上にあったので試してみた。
    なかなか面白い。そこら辺に普通にありそうなお話なんだけど、何かに夢中になるってことは大事って思い出させる物語。すい〰️っと読める1冊でした。

  • 息子たちも、孫もサッカーバカ。次男は審判と指導者の資格もとり、孫のサッカーに一生懸命。
    だからか、ひきつけられて、読んだ。
    息子のはじめてのスパイクは、友達のおさがりだった。

  • ほっこりできた一冊。
    畳み掛けるような展開にドキドキしながらも、家族や社会人としての有り様とか
    上手に盛り込んで
    一緒に感動できました。

  • 木暮・峰岸コンビがプレーヤーで登場するあたり「サッカーボーイズ」の伏線が垣間見えてニンマリです。
    それぞれの登場人物に深入りしない所やビジネスシーンでも目一杯の闘争心剥き出しでないライトな話で少々の物足りなさもありますが、肩の力を抜いて楽しむことができました。
    男として夢を追う真田氏にエールを送りたいですね。

  • 良作。サッカーボーイズの雰囲気を踏襲しているが、主な登場人物はその親年代。穏やかな指針的な要素もあり、サッカーの楽しさを感じられる描写もあり、サッカー好きだと、さらに楽しめる。

  • ふわりとした読み口
    サッカーもしっかり描かれているし、人間関係もリアル そして最後はハッピーエンドで良かった
    疲れたときに読むべき本

  • 面白かった。

    シニア(おじさん)サッカーを切り口に会社や家族、地域との関わりを描けていて、サッカーに関してもしっかりと描けている。

  • 面白かった。途中からは自分をシンクロさせて読み入ってしまった。個人的にはまたちょっとサッカーが好きになったわw

  • 息子が部活を突然やめた理由を知りたくて、なぜか自分がサッカーをはじめることになる父親。

    はじめてスパイクを買うところや、試合まえの緊張など共感でき面白かった。

    自分もまた、体を動かしたくなりました。
    階段の昇り降りだけで、へろへろですが。

  • 41才のおじさんが草サッカーを始めるお話。仕事のこと、子供のことで悩むおじさんがふとした切っ掛けで草サッカーに嵌まって行く。そんなありふれたお話だけど面白く一気に読んだ。

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著者プロフィール

千葉県生まれ。商社、出版社勤務を経て作家に。二〇〇六年『サッカーボーイズ再会のグラウンド』でデビュー。「サッカーボーイズ」シリーズ、「海が見える家」シリーズの他に『帰宅部ボーイズ』『ようこそ、バー・ピノッキオへ』『会社員、夢を追う』『太陽と月サッカー・ドリーム』などの著書がある。

「2022年 『サッカーデイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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