炎上する君

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 1752
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740579

感想・レビュー・書評

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  • ある風船の落下
    という作品が一番好きです

  • シュールな短編集
    太陽の上
    空を待つ
    甘い果実
    炎上する君
    トロフィーワイフ
    私のお尻
    船の街
    ある風船の落下
    読み返したくなるシュールさ

  • なんだかそわそわ、なんだかきゅんきゅん。

  • 不器量な女性の哀しみを描いた短編集

  • うーん。はまりきれなかった。

    西加奈子さんが描くちょっと不思議な世界観や、ずれをもった個性的な主人公の物語は嫌いではないけれど、その要素が濃縮され過ぎてて、どれも、ふぅーん……ん? という読後感が多かったかなぁ。

  • 初めて西さんの本を読みましたが、とても不思議な感じでした。読みやすいは読みやい。

  • 『炎上する君』というタイトルと装丁のインパクトに圧倒され手にとった本。
    はじめて読む西加奈子さんでした。
    「世にも奇妙な物語」のような現代のお伽話が詰まった短編集です。
    奇想天外な表現に想像力を掻き立てられました。

    「太陽の上」
    書き出しから凄い。

    「空を待つ」
    心がほんのり温まります。「あっちゃん」は勝手に前田敦子さんを想像してしまいました。

    「甘い果実」
    山崎ナオコーラさんって女性だったよね!?と混乱。

    「炎上する君」
    可愛らしいお話でした。
    恋っていいな。

    「トロフィーワイフ」
    お祖母ちゃんと孫娘の何気ない会話がいい味出してます。

    「私のお尻」
    もしかしたらこんな場所があるのかも…と思わされました。

    「舟の街」
    一番幻想的なお話でした。最後に救いがあって良かったですね。

    「ある風船の落下」
    一番最後のお話だけあって、一番読み応えがありました。
    ファンタジーなのに現代の問題に鋭く切り込みます。
    読み終わったら前向きな気持ちに。

    西さんの他の作品も読んでみようと思います。

  • 不思議な力を感じる短編集。日常の中の何処かで、こんな事が起こっているのかも。

  • 孤独や寂しい気持ちからそっと引っぱり上げてくれるような短編集だった。
    ファンタジーっぽいんだけど、行き過ぎてないから読みやすい。

    『太陽の上』と『舟の街』の「あなたは」という書き出しが印象的。
    催眠術をかけられて、いきなり物語の登場人物になってしまったような
    感覚が新鮮だった。

    短編集だと好みのものとそうでないものがある事が多いけど、
    これは珍しくどのお話も好き。

  • 西加奈子氏の本は初読。
    小説自体は不思議な世界ではあるが、この世の存在、人間とはといったこの世界を構成する根源的な何かへの問いかけを感じた。
    とはいえ、現実世界を無視しているわけではなく、もっと頑張って生きてみようよ!といったメッセージがあった。
    炎上する君も良かったが、ある風船の落下は秀逸。

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著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ!』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。

西加奈子の作品

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