ペンギン・ハイウェイ

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著者 : 森見登美彦
制作 : くまおり 純 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年5月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740630

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ペンギン・ハイウェイの感想・レビュー・書評

  • こんな男の子が息子だったら、一日中だっておしゃべりしていたい♪
    山下和美さん描くところの、天才柳沢教授をぎゅうっとちっちゃくしたような
    主人公のアオヤマくんが、とてつもなく魅力的です!

    小学4年生にして自分の頭の良さを自覚し、
    それでも「昨日の自分に負けるのは恥ずかしいことだ」と努力をおこたらず
    20歳になるまでの三千と八百八十八日、このまま努力し続けたら
    どれだけえらくなってしまうのかと心配するアオヤマくん。

    その日その日の発見を、ノートに逐一書きつけ(しかも速記で!)
    親友ウチダくんと街を探検しては、自分たちだけの地図を作る。
    怒りそうになったらおっぱいのことを考えると、心がたいへん平和になると知っていて
    でも、考えるのは毎日30分くらいが妥当だと思っている。
    。。。もう、なんて可愛いんでしょう♪

    こんな可愛いアオヤマくんが、通学路にペンギンが突如として出現したのを皮切りに
    街を襲った奇想天外な事件を、大好きな歯科医院のお姉さんや友達と一緒に
    観察し、研究し、走り回って解決へと導く、ひと夏の物語。

    コーラの缶がペンギンに変わる瞬間や、森の中に浮かぶ〈海〉の動きが
    細田守さんのアニメーションでくっきりとイメージされたり、
    事件終盤でのお姉さんとアオヤマくんのやり取りに
    『銀河鉄道999』のメーテルと鉄郎のラストシーンが重なったり、
    アオヤマくんの最後のモノローグには、
    原田知世主演の『時をかける少女』の切なさを思い出したり。
    読みながら、なぜか今まで観た大好きな映画やアニメが次々に
    心に甦ってくるのが不思議でした。

    「海辺のカフェ」でお姉さんとチェスをした、あの夏にはもう戻れない。
    仲間とパラソルの観測基地を建てた森の奥の草原には、二度とたどり着けない。
    綴ったノートが百冊を超えて、アオヤマくんが大人になった頃
    もし再びお姉さんに出会うことがあっても、
    『時をかける少女』のラストシーンのように、ほのかな気配は感じても
    アオヤマくんにはきっと、お姉さんがわからない。

    でも、その時、押入れの中に(たぶん)大事にしまってある古いノートから
    キウキウキシキシとペンギンたちの足音が聞こえ、あの夏の風が吹いて
    止まっていた時間が動き出し、新しいおはなしが始まる。。。
    そんなふうに信じたい、可愛らしくて切ない物語でした。

  • 理屈っぽくて生意気なんだけれど、本人はいたって真面目。そんなアオヤマくん(小4)が出会った不思議な出来事。

    住宅街に突如現れるペンギン、
    シロナガスクジラ、ジャバウォック。

    森の中の〈海〉をめぐるハマモトさん、ウチダくんとの研究。歯科医院のお姉さんのおっぱい。スズキくんの不器用なラブアピール。

    男の子はいつから男になるのかなぁ。小癪なくらい口が立つくせに、おっぱいだけで日々を平和に過ごせるアオヤマくんが可愛い。おっぱいって偉大なんだな。せいぜい大切にしましょう。

    ところで何回おっぱいが登場したのかしら…(「恋文の技術」と言い、「夜は短し〜」と言い、森見氏はおっぱい病確定…)

  • 密かに憧れているのに、どうも相性が悪くてハマれない作家さんだったんだけど
    でも、この本はすっと読んでみたかったし、きっと読めそうな気がしていました。
    苦手意識が強くてねー、読むだけでいささか緊張してしまいました。

    毎日、昨日より賢くなるために努力を続けているぼくと謎めいた歯科医院のお姉さん。
    突然ペンギンが出現したニュータウン、「海」が浮かぶジャバウォックの森、シロナガスクジラのぶら下がる海辺のカフェ。
    夏の幻みたいなやわらかいファンタジーでした。

    現実世界の延長上に起こる奇想天外な現象にどきどきしたり、
    思慮深く計画性と実行力があり、大人気ない子どものぼくになんだか胸キュンだったり、
    背伸びした子どもたちが秘密を共有して冒険する姿にわくわくしたり、
    魔法がとけたような、夢から覚めたようなラストが切なかったり。
    彼らには大きな未来があって、世界の果てにでも海辺の街にでもどこにでもいけるんだなぁ。

    あぁ、読めたよ!おもしろかったよ!
    森見氏に敬意を表して☆5を献上いたします。

  • ふぅ、と読み終えてからぼくは、この小説の星評価をずいぶんと迷った。星3つくらいな気もしたし、星5つくらいな気もしたからだ。そこでぼくは父がアドバイスしてくれたことを思い出し、一枚の紙にこの本を読んだ研究成果を要約して箇条書きのメモを作ってみた。
    ぼくはベッドに腹ばいになってそのリストを眺めていた。するとそのうちに、どういうわけかメモが次第ににじんで見えるようになり、よく読めなくなってしまった。ぽたりと涙がメモの上にこぼれて落ちた。
    ぼくはアオヤマくんよりももう少し歳を重ねているから、泣いてしまうことがそれほど恥ずかしいことではないことを知っている。この本を読み終えて最後に残った感情はけっきょくのところ、ただただむしょうに切なくて切なくて、ただそれだけだったと気付いたのだ。
    そういうわけで、ぼくはこの本に星の評価で5つをつけることにしたのだった。

  • 森見登美彦、こんなに素敵なジュブナイルSFを書く人だったなんて!おもしろいけどマンネリ作家だなんて今まで見くびっててすいません。
    主人公は郊外の街に住む、たいへんかしこくて理屈っぽい小学4年生の男の子。おとなしいけど考え深い親友、かしこくて勇気のある女の子、いじめっ子、そして気になるお姉さんと、ジュブナイル小説の定石通りのセッティングだが、そこに突然ペンギンが出現して突然消えたり、草原の真ん中に<海>が出現したりと、とても手に負えなさそうな謎がどんどんとふくらんでいく。
    すごくいいなあ、と思うのは、主人公の子はとっても理屈っぽいんだけど、だからこそ、目に見えず実証できないもの、<世界の果て>ということをずっと考えている。自分が死ぬということに気づくのは、まさに自分が経験できる世界の果てがあることを知ることなのだ。だからウチダくんが彼にうちあける「誰も死なないのではないか」というアイデアが、物語の最後に大きな意味をもってくる。これぞまさしくセンス・オブ・ワンダーだ。
    世界と自分とを意識し、はじめての恋をする、人生のその一瞬とSFのセンスが見事に結実している。ユーモラスでキラキラしてて、ちょっと切ない物語だ。

  • 森見作品は大好きなんですが、これは合わなかった。
    ひねくれた私は、純真な少年より屁理屈をこねるヘタレ大学生の話の方が好きだ。
    でも「世界の果てが見たい」という少年の気持ちは本当によく分かる。
    私もいまだにそう思っているから。

  • 研究者肌の小学生男子の成長物語。尊敬する父親と、歯科医院で働く大好きなグラマーお姉さん、物静かで気の合う友達ウチダ君、小学生なのに確固たる個性を持った女子ハマモトさん、ジャイアン的な憎みきれないいじめっ子鈴木君、など魅力溢れる登場人物に加え、ペンギンやシロナガスクジラ、空中に浮かぶ水の玉(海)までワクワクするものがたくさん出てきて、とても楽しいお話です。小学校四年生のアオヤマ君の、その世界観がすばらしかった。すばらしかったので、物語のその後とか結着のつけ方は何やらウームと不完全燃焼だったとしても、まぁいいか、と思ってしまいました。森見さんということでちょっと期待し過ぎた自分に反省。

  •  少年の研究に興味をそそられる。
    研究だから記録をする。その視点がなかなかなのだ。
    少年にからむお姉さんがステキ。

     いや、でもものすごくがんばって読み進めた。
    その分は最後の最後で報われた。
    切ないよ!少年。

     きみはどんな大人になるんだろうね。
     

  • なんて素敵なボーイ・ミーツ・ガール...いや...
    ボーイ・ミーツ・お姉さん...な作品なんでしょう!
    そしてなんて素敵なペンギン小説なんでしょう!
    ド名作なんじゃないでしょうか!? 正直言って
    今作が書店大賞じゃなかった事に、大きな疑問を
    感じてしまいます。内容、装丁(表紙のペラも外して
    確認してね)も合わせて本当に素晴らしい!!
    自分は特に森見作品に特別な感情がなかったのですが
    今作は凄い! はっきり言って...全てがチャーミングで
    そして切なく、そして前向きで強い。全てのページから
    夏の匂いや情景を感じられ、この世界観に引き込まれて
    いる自分がいました。

    主人公のボクとお姉さんとの切ない関係とラストが
    最初から漂っていながらも、ボクの精一杯の強がりと、
    その強がりを支える努力と成長が涙ぐましくて、
    可愛くて堪らないです。そんなボクを支えてくれる
    シャイだけど心優しい「ウチダくん」、大人びているけど
    お茶目で可愛い女の子「ハマモトさん」、そして何よりも
    最高に頼りになるし、ボクの全てを理解してくれる
    「お父さん」達を持つ「ボク」は幸せ者だよ。
    「ボク」の初恋にして最大の恋は終わっていない。
    人生を賭して成就させるその恋の為に日々を大切に、
    そして目標を持って、文字通りに一日づつ大人になっていくんだね。

    そして...
    ペンギンの可愛さは神がかってますw。
    ペンギン・イズ・ルール!

  • ブクログで見つけて文庫本で購入しました。毎日ちょこちょこ読んだのもあるけど、読み終えるのに1週間くらいかかりました。娘と同じ小学校4年生のアオヤマ君が主人公。さわやかな季節にぴったりなファンタジーな世界です。

    ブログにて詳しいレビューしています。
    http://egaodekurasu.jugem.jp/?eid=839

  • 最後がいい。なんか小学校ってどんなだったかなって思い出したりして懐かしくなった。宇宙の果てとか、家族も自分もいつか死ぬこととか、最初の生き物はどうやってでてきたのかとか、無ってなんなの、とか小学校の頃いっぱい考えて違和感を持っていたことを思い出させてくれた。夜中に宇宙の広がりの番組を見て怖くなってお父さんとお母さんを起こして理由も言わず大泣きした日を思い出しました。頭でっかちに知識をつめながらも無理矢理納得してきたことをもう一度子供の視点でかき回されてすごく不安になったけれど、ひとつひとつ読んでいくうちにすっきりしていく。アオヤマくんのお母さんとお父さんが偉大です。

    世界の果てを見るのは悲しいことでもある。

    世界の果てなんか知らないけどそれでも、すとん、と落ちてくる言葉。泣かないと決めた大人びた少年がお別れのときさえ泣かない様子はなんだか代わりにこちらが泣いてしまいそうになった。歯医者さんも海の街も海辺のカフェも素敵だなぁ。

  • とてもカシコイ小学生と歯医者で働いているお姉さんの物語。
    ある街に突如ペンギンが現れる。なんでペンギンが?僕はペンギンの謎を解く研究を始める…という話。

    すごく良かった。
    と言っても、森見さんらしい空想、妄想がてんこ盛りなので
    じっくり読み込んだ!
    というよりもふわふわと不思議な空想の中を漂っていた感じ。
    僕(アオヤマ君)のキャラクターも好きだし、登場人物がみんな好きになった。
    飄々としていて、別に悲しい終わり方じゃないはずなのに、読了後に胸をきゅっと、やさしくつかまれたかのような切なさがこみあげてきた。
    他の人にもお勧めしたい。
    この本の良さが分かる人とは仲良くなれそうな気がする。

  • ソーダ水越しに見る景色みたいにキラキラした夏のお話。
    ふわふわしたファンタジー要素と少年たちのかわいさで
    女の子ウケが良さそう。
    私も女だけど、イライラしたらおっぱいの事を考えよう。

    思ってたより切ないラストにきゅんとなった。
    アオヤマ少年が大きくなったら、「黒髪の乙女の研究」を
    やりだすんじゃないかとちょっと心配。

  • 森見登美彦節を残しつつ、でも小学四年生らしく、らしからず、風景や風やその情景が伝わってくる丁寧な描写がとても柔らかく、好きな文体です。
    好奇心旺盛で努力家でそして少し鈍い小学生の男の子と、不思議で、ずるい大人で、魅力的なお姉さんの間に流れる時間が羨ましくてたまらないです。
    アオヤマくんは実に素敵な仲間に恵まれていて、ラストのシーンなんて映画みたいで疾走感がすごくつたわってきてスズキくんが「走れ!」っていうところなんて!映画のジャイアンがいい奴になる展開じゃないか!と(笑)
    少年よ、そのまま大きくなれ!とおおきな声で叫びたくなるすがすがしさ、そして恋の、純粋な想いの無垢な気持ちがひしひしと伝わってくる最後の文章にぐっと胸が苦しくなりました。

  • 森見ワールドが突き抜けた!
    なんだかとんでもない方向に。

    舞台が京都ではなく、主人公が大学生でもない。
    ストーリーはコメディでもなく、ホラーでもない。

    今回の物語は少年とお姉さんとペンギンの話。

    新興住宅街に住む小学四年生のアオヤマ君は、たいへん頭が良く、論理的思考を得意とし、好奇心旺盛。
    気になることは常に持ち歩いているノートに書き記し、様々な研究、調査を友人のウチダ君と共同で進めている。
    それと、甘いもの、歯科医院のお姉さんと、おっぱいが好きである。

    そんなアオヤマ君が通学途中にペンギンを発見するところから物語が始まるわけです。

    前半は20世紀少年とかスタンドバイミーみたいなジュブナイル色の強い、微笑ましいストーリーなんだけど、後半は何だかこう、ゴールドエクスペリエンス的というか、ちょっとしたSF小説に進みつつも、何故か最後はウルウルしてしまう、そんな話でしたね。

    恐らく、真性の森見ファンの中でさえ、好き嫌いが本当に真っ二つに分かれる作品ですよね。
    オレは大好物ですが。

    ただ、森見節は健在です。

    まず、登場人物。
    主人公のアオヤマ君は言わずもがな、大人たちもすごく魅力的でした。

    カフェのマスター、ヤマグチさんは何やらキザな感じ、アオヤマ君のお父さんは、イメージ的にはトトロのお父さんみたいだし、お姉さんは巨乳だし。

    で、この大人達に共通していたことは、アオヤマ君を子供扱いせず、一人の人間として対等に接していたところなんですよね。
    ここが凄く良い。

    固有名詞のネーミングセンスもとてつもなく冴えまくってました。
    ここが森見作品の一番好きなところ。


    自分が失ってしまった純粋な気持ちに対する懐かしさと、背徳感、年上の女性に感じていた憧れ、未知の出来事に遭遇した時の興奮と虚栄心。
    いろんな感情が混ざりあった不思議な読了感を得られる小説でした。

  • 好奇心旺盛な小学校4年生の少年の物語。
    彼の研究方法は、極めてシンプル。
    研究対象を自分のノートにびっちりまとめていく。
    ある日、突然ペンギンが現れたことから、彼の研究対象に「ペンギン」が加わる。
    最終的に、彼の様々な研究対象がひとつに繋がっていき、謎が解明されていくとともに、少年の「お姉さん」への恋心?も淡く描かれている。
    お姉さんと少年のさわやかなやり取りもほほえましい。
    この少年、やたらおっぱい好きなんで、むっつりスケベなのです(笑)

  • 魅力的なお姉さんとアオヤマくんを中心にすすむ物語であるが、ウチダくんがなかなかいい味をだしている。
    とりたてて頭がきれるわけでも、腕っ節がつよいわけでもないが、周囲に気を遣うウチダくんがいてはじめてみえてくる世界がある。おっぱいの話をしてはいけないという真に小学校4年生なリアクションがいい。
    そういうウチダに私はなりたい。

  • 「4畳半の大学生」を4年生の子供に置き換えただけのグズグズ森見ワールド(理屈っぽくて、おっぱいが気になるところが共通)と思いきや、後半は壮大なファンタジー&スペクタクル。日本SF大賞受賞もうなづけます。akoさん、推薦ありがとうございました。モリミーの印象が変わりました。

  • なんて可愛らし…なんて面白い…そしてなんて切ない…

    まさか森見氏の作品でこんな涙を流すとは思わなかった。

    なんだか素敵な夏休みを過ごしたような、さわさわと柔らかい風が頬をすべるような読後感。そして夏休みが終わって秋に向かっていくような切なさ…

    少年よ。君はとても大切なことを学んだんだね。

  • この子は賢い。
    好奇心が旺盛で、知識欲に溢れ、かつそれでいて謙虚である。
    そして何より。他人の気持ちを想像することができる。

    そこには、僕のなりたかった人間像があった。
    もう小学生には戻れない以上、こんな小学生にはなれないのだが、願わくば、こんな息子が欲しいと思った。


    いくつか好きな点があるので、引用しておくことにする。

  • ファンタジー・SF小説。モリミー作品で一番SF色が強いかな。センス・オブ・ワンダー。
    読んでいるうちにポニョっぽいって何度か思ったな。なんとなく。

    主人公は世の中のあらゆることの研究し、ノートに記すロジカルな小学4年生。
    理屈っぽい理系チックな感じは相変わらずモリミー作品って感じ。


    ・一番印象に残ったことば
    「世界には解決しない方がいい問題もある」
    「もし息子が取り組んでいるのがそういう問題であったら、
    息子はたいへん傷つくことになる。
    私が心配するのはそれだけですよ。」
    ----281p アオヤマくんの父

    なんでもかんでもハッキリとわかってしまったらどれだけ怖いか。イヤか。傷つくか。
    大げさに、超極端に言えば人の気持ちが目に見えてわかる、
    自分や友達や家族の死ぬ日がわかるとか、
    例え知りうる状況にあっても
    知るべきじゃない・理解すべきじゃないことってたくさんある。
    そういう種の"神の領域"に触れようとしている息子を心配しての父のセリフ。
    妙に印象に残った。
    知らないでいるコトがあるから楽しみがあるわけなんです。
    好奇心旺盛過ぎるのは諸刃の剣。
    そうアオヤマくんの父の言葉から思った。てか同じようなことよく思ってる。
    あーそれって事なかれ主義ってことなのかな。まったく。
    安牌ばかり切る大人になってしまった。


    今回は終わり方が切ないなー。モリミーで切ない終わり方は珍しい。
    モリミー作品の終わり方と云えば……

    四畳半神話大系はニヤニヤ
    夜は短し歩けよ乙女もニヤニヤ+ワクテカ
    恋文の技術もニヤニヤ+ワクテカ
    有頂天家族も同じくそんな感じで
    宵山万華鏡はほっとする感じ

    今回は前向きな終わり方ではあるんだけど絶望的に切ない。
    いつもみたいなスッキリ!って感じじゃない。そんなモリミー初めて!


    最後に、なんとなくこのことばが浮かんだ。
    "空想は知識より重要である。知識には限界があるが想像力は世界を包み込む。"
    誰もがみな尊敬するかのアインシュタインのことば。
    アオヤマくんにこの言葉を捧げて応援したい気になった。



    まとまりが無い感想だなこりゃ。

  • とても読みやすくて、すんなり物語には入れた。少年の口調も心地好かったし、スッキリきちんとしているものが好きなので、全体的に好みでした。
    でも、ジャバヴォックの自分の想像が怖すぎて夜寝れなくなった。

  • アオヤマ君同様に、「ペンギン・ハイウェイ」という言葉がとても気に入ってこの本を手にした。お姉さんとアオヤマ君のお父さんの関係が気になった。ペンギン、シロナガスクジラ、そして「海」、本来ありえないものが出現しているにも関わらず、アオヤマ君の研究テーマの一つとして扱われて物語は進んでいってしまい、オイラは置いてきぼりにされた。あまり難しいことを考え続けるのは得意ではない。お姉さんが人類じゃないっていうこともそうだけど、ここに登場する大人たちってリアリティがない気がする。子供たちはリアルなんだけど……。小学四年生のひと夏の甘酸っぱくてドキドキワクワクする出来事、大人になってもそんな気持ちは忘れずにいたいものだ。日本一忙しい小学生として生活するアオヤマ君は見習うべきものをたくさん持っている、好奇心とか行動力とか。

  • この少年が、のちに京都の腐れ大学生になるのだな。

  • アオヤマ君、あなたは素敵な大人になります。
    小学生で大好きなおねえさんに出逢えたんですから。昨日の自分を上回るように1日ずつ大きくなっていくというその考え方もまっすぐで良いです。世の中はわからないことだらけですがペンギンで埋め尽くされた世界を想像してにっこりするのも悪くないと思います。

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ペンギン・ハイウェイの作品紹介

小学4年生のぼくが住む郊外の街に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎の研究を始めるが-。冒険と驚きに満ちた長編小説。

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