- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048740708
感想・レビュー・書評
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実は有罪だけど無罪判決をした関係者が次々消される話。
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最大の確信犯は作家自身だと云う小説。叙述トリックその物。司法改革を根底に語りながら、法テラスを浮き彫りにしていく手法。
キャラクターが途中から性格変更しているので、物語展開が読み辛い!謎解きその物は相変わらず平凡!
ラストで悪代官と幕僚の会話シーンに陥ったのはフェイクか?
無駄な動きをしているキャラクターが残念! -
黒い。政治家不信になる(´・ω・`)
広島が主に舞台。地理的には正しいけど広島弁が微妙に違っててなんとも言えない違和感が…
そしてマツスタ内であんな嫌なやり取りやめて! -
読了、70点
著者の『雪冤』『罪火』に続く三作目、私自身は『雪冤』未読の為この作品が2作目となります。
著者が気になっていたので粗筋など目を通すことなく手に取りましたが、
司法制度改革をテーマに据えた、社会派ミステリー。
感想を書く前に前作『罪火』に関して一言触れると、テーマはおそらく贖罪の在り方で、その部分は非常に興味深く読めましたが、
作品終盤に書かれたどんでん返しにより私自身にはどうしても納得出来ない部分があり、またそこが登場人物の心情に重きを置いたはずの小説にとって致命的であると考えており非常に評価が低かった。
(もちろん自身の読解力の無さに起因する可能性もあるが)
その状態でこの『確信犯』を手に取った訳で、読み始めから面白いと思う反面、最後にまたやっちゃうんじゃないかと言う危惧が強かった。
結論を言えば、大ポカは無かったけれど、非常に読み難い小説になってしまったと言う印象。
就寝前に読み終わり、レビューを書くこの段階で再度要所要所に目を通していますが。
私が想像する著者の狙いとして、解る人にしか解らない表現ではあるが、ヤラレタ感を演出しようとし過ぎているように感じる。
その手段として今作では、複数視点からの描写と、トリック自体は伏せますが…
でその効果が上手くない、ヤラレタ感の演出で私が大事なのは、トリックそのものの上手さと解き明かされる時の鮮やかさだと考えてますが、
トリックははっきり言えばショボい、とは言えこちらは上手い作品自体少なくこの作家について言えば、下手だろうが別の面白さが活きていれば問題ない。
一方で複数視点からの描写に関しては、作品に入り込むと言う良さを大きく損なっている様に感じます。
文句が多くなりましたが、ざっと纏めるなら
良い点は司法制度改革というテーマと、それを絡めた事件の展開そのものが綺麗に進んでいること。
悪い点は、ヤラレタ感を演出しようとしてごちゃごちゃと解り難くなっていることでしょうか
後者に関しては今後、ミステリー作家としての力量が伸びて上手くなっていくことを期待したい部分もありますが、
個人的にはざっくり捨てて、あくまでテーマと登場人物のそれに関する心理描写で勝負していく方が良いのではないかと考えます。 -
司法改革をテーマにしたミステリー。
展開も、面白い。 -
#2891ー27ー186
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簡単には結末を解らせてもらえなかったな。核となる人物が途中でいなくなるなど意外な展開。その人物を追いかけていると突然前が見えなくなる感じかな。入り込みました。
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途中までは普通におもしろかった。
エンディングがよかった。
善悪がはっきりしていないというか、現実味があって、おもしろい。
一気に読んでしまった。
司法制度のことをいろいろ知れて楽しめた。 -
広島で起きた14年前の殺人事件の裁判。無罪放免された犯人は、死の間際に自白する・・・。そして当時の裁判長が殺害された。
マツダスタジアムに行ってみたくなった!
面白かった。