おとうとの木

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著者 : 宮ノ川顕
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年7月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740784

おとうとの木の感想・レビュー・書評

  • ミステリーと勝手に勘違い。
    そっちだったか!

  • 怖いというよりも、なんだか悲しいお話でした。

  • ファンタジーかと読み始めたら
    ホラーだった

  • 最期まで静かに淡々と進んで行く感じが
    単純に私好みではないと言うだけでの評価なので
    決して面白くないという訳にあらず。

    でもなんとなく
    こういう話だったら探せば内容の似たものがいくつでも有りそうな…。

  • 僕のホラー小説の歴史、1冊目であるホラー大賞受賞作『化身』の著者の受賞第一作。
    前作同様、雰囲気から僕の好きなものだった。
    この感覚を言葉で表すのは難しいんだけど、強いて言うならば、
    客観視でもなければ感情移入して入り込んでいるわけでもなく、物語の世界のさらに奥で展開を見守っているような、そんな感じ。
    神聖な雰囲気が上手いこと効いて、美しさや哀しさ、おぞましさが際立っていた。

  • 宮ノ川さんの作品は、月の光のイメージ。静かに妖しく、怖い気もするけど、美しく、哀しい。

  • 横浜市郊外。第二子誕生を控え、子ども時代に育った実家を取り壊して、その土地に新しくマイホームを建てる計画が進んでいた。猫の額ほど狭い庭には一本のくぬぎの木があり、ふと子ども時代を思い出した彼は、木肌に三つ傷を付けた。見ようによっては顔に見えるその傷が原因だったのか、木は彼に語りかけはじめ、やがて―。デビュー作『化身』で評価された圧倒的な筆力で、世界の不穏な揺らぎを紡ぎだす。日本ホラー小説大賞大賞受賞第一作(「BOOK」データベースより)

    うーん、何もかもが中途半端。
    主人公と父親との確執も、幼くして死んだ弟がなぜああいった形で甦っていたのかも、クヌギを切られた後の弟の状態も、よくわからないままに話が進んでいってしまったので「なんだかなぁ」という読後感。
    ラストも特にカタルシスを感じる事もなく・・・。
    ホラー大賞受賞者の、受賞後第一作目らしいのですが、ホラー大賞受賞作は面白かったのかなぁ?

  • デビュー作の「化身」が良かったので今回も期待して読みました!

    何だかファンタジックなんですが、
    なかなか残酷な話だよね。
    終わり方が好きでした。

  • 自然を壊して次々に宅地を増やしていった宅地の一角で育ち、今は家庭をもって少し離れた団地で暮らしているのが主人公の私。
    2人目の子どもを宿した妻と子どもと暮らしているが、自分が育ち両親が亡くなった今は廃屋同然になっている自分が育った家に新居を建築する計画が進んでいる。
    その古びた家がある宅地に樫の木が大きく育っている。
    樹液に寄って来るクワガタを捕ろうとその樫の木に鉈で傷をつけたが、そこから始まる不気味な経験。
    それは、自分の記憶から消えていた弟の存在、弟の魂がその樫の木に入り込み、自分が来るのを待っていたのだ・・・・・

  • 一応ホラーといっていいかな。恐怖感はあまりなく、少し切ない物語。
    「おとうとの木」との微笑ましい交流と、主人公の過去に隠された真相の悲しさ。ホラー的なラストの展開も恐ろしいというよりは、悲しみと少しの安堵を感じました。家族愛の物語、なのかな。とても印象的な作品です。

  • 「化身」の変身と「幸せと言う名の鳥」の家族のお父さん目線の話を合わせて水で薄めて長編にしたような話。この人個人のプロフィールを見てしまったら作品の背景が見えてしまった気がして・・・。よって、実際あったらそりゃあ不気味だけれどもなんだか誰かのBLOGを連続で読んでるみたいな気になった。内容についても「父親の理不尽な悪意の原因」がそこまで納得いく感じもなかったし。短編の人なのかな・・。(-_-)

  • 感動的な話かと思ったら最後はホラーだった罠。こういうあまり救いのない話は好みじゃないなぁ。

  • 前作「化身」が最高にゾクゾク、ブルブルとさせてくれた秀逸な
    ホラーで新作をごっつ楽しみにしていた新鋭な作家さん。
    とうとう新作出ますたー...ということで他の積本を尻目に
    優先度マックスで読書開始。

    ...
    ......
    .........

    あー...こっちの路線なのかぁ。強いて言えば、その「化身」に収録
    されていた別の作品「幸せという名のインコ」に近い雰囲気ですかね。
    「化身」で見られたような異常な状況かつ、異端の発想で繰り広げられる
    脳内サイケデリックなあの感覚を味わう作品ではなかったス。
    まぁ、長編ってこともあるし、そもそも「化身」を期待していた訳では
    ないんですが...個人的な想い入れと異常な期待感が高すぎて
    肩透かし感を食らったのは否めない。でも作家さっと作品には
    罪はない...と言っておかなきゃです。

    ただ、長編自体が向いてないのか、やや描写も間延びするし、
    引っ張った割りに、なんとなく着地が途中から分かってしまうしで
    やはり前作のような瞬発的な殺傷度はないので、意見が
    分かれそうな作品ですね。

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おとうとの木の作品紹介

横浜市郊外。第二子誕生を控え、子ども時代に育った実家を取り壊して、その土地に新しくマイホームを建てる計画が進んでいた。猫の額ほど狭い庭には一本のくぬぎの木があり、ふと子ども時代を思い出した彼は、木肌に三つ傷を付けた。見ようによっては顔に見えるその傷が原因だったのか、木は彼に語りかけはじめ、やがて-。デビュー作『化身』で評価された圧倒的な筆力で、世界の不穏な揺らぎを紡ぎだす。日本ホラー小説大賞大賞受賞第一作。

おとうとの木はこんな本です

おとうとの木のKindle版

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