この作品からのみんなの引用
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だからね、僕は不思議で仕方がないんだ。どうして君たちは決まって、『人を殺したら、どうしていけないか』とそのことをだけを質問してくるのか。
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「六十年、死なずにこうやって生きてきたことはな、すげえことなんだよ。わかるか?おまえはたかだか十四年か十五年だろうが。あと五十年、生きていられる自信があるか?口では何とでも言えるがな、実際に五十年、病気にも事故にも事件にもやられずにな、生き延びられるかどうかはやってみないと分からねえんだ。いいか、おまえは自分が万能の、ラッキーボーイだと信じているかもしれねえが。おまえができないことを教えてやろうか」
- 445ページ -
「昔から存在しているものは、それだけで優秀だ、ってことらしいですよ。ストーンズにしろ、木村さんにしろ、ね。生き延びているんですから、勝者です」
- 444ページ -
「そうじゃないよ。ようするに、『ぜんぜん正しくないこと』を『正しい』と思わせることは簡単だって話だよ。だいたい、国や政治家だって、その時は『正しい』って思い込んでいて、騙すつもりなんてないのかもしれない」
「だから、どうした」
「大事なのは、『信じさせる側』に自分が回ることなんだ」
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大事なのは、『信じさせる側』に自分が回ることなんだ
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馬鹿な話だけれど、国が冷静に、自信を持って断言すれば、それが正しいと思わざるをえない。でしょ。
- 214ページ -
世の中にはさ、正しいとされていること、は存在しているけど、それが本当に正しいかどうかは分からない。だから、『これが正しいことだよ』と思わせる人が一番強いんだ
- 213ページ -
人間が同調しやすくなるのは、以下のパターンだという。「その判断がとても重要で、しかも、正解がはっきりしない、答えにくいもの」の場合だ。
- 107ページ -
リスクを負うことを恐れ、責任を回避するため、決められたルールに従う。そのこと自体を責めるつもりもないが、何の疑問も持たず、学級閉鎖を行っていく教師たちからは思考停止の愚かさを感じた。
検討し、分析し、決断する能力がゼロだ。
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信頼で成り立つ社会なんてさ、だいぶ前に消えちゃっんじゃないかな。もとからなかったのかもしれないし。
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「そうじゃなかったら、どうして家ごと移動してるわけ」
「固定資産税を払いたくないからじゃないかな」
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マリア様の七つの悲しみを背負って飛んでいく。だから、てんとう虫は、レディビートルと呼ばれる。
- 436ページ -
「『やれるのにできない』っていうもどかしさを、僕は見たいんだから」
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ほっ、むっ、ちっ、だ。
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「どうしてこんなに思い通りになるんだろうね。人生って甘いね」
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「で、もう一つは、僕のせいで誰かが死んでも、僕はまったく落ち込まない、ってこと」
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「だから君たちが、『法律』以外の答えを求めるのは、『なぜ、野菜を食べなくちゃいけないの? 栄養になるから、という理由以外で答えて』と言うのと同じくらい、ずるい質問じゃないかな」
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「それとも、放送を流す? 『お客様の中に警察関係者はいらっしゃいませんか』とか」「それなら」男は薄い笑みを口元に浮かべるが、それは指でなぞれば水に溶けるかのような弱いものだった。「『お客様の中に犯人はいらっしゃいませんか』のほうが」
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「さっきも言ったけど、梃子の原理みたいに、僕のちょっとした行動が、誰かの日々を憂鬱にしたり、人生を台無しにするなんて、凄いことだよ」
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「警察はさ、分かりやすい悪い奴しか捕まえられないんだ」
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「おまえの薦めるやつには、文字しかない」「おまえの薦めるやつには、蒸気機関車しかいない」「ディーゼル機関車もいるぜ」
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「おじさんは、子供のために頑張るよ。お父さんなんだから」
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「今は、息だけしている渉くんを、息もしないようにするんだよ。二酸化炭素を吐かないようにするって意味では、エコって言えるのかもね。木村渉を殺すことは罪なのか? いや、エコです」
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「いくら中身が危険だってね、運ぶだけなら安全だよ」「どういう理屈なんだ。じゃあ君が、代わりにやれよ」「嫌だって。そんな危なっかしい仕事」
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「いいか、殺人がいけないってのはな、殺されたくない奴らが作ったルールに過ぎねえんだよ。自分では何もできねえくせに守ってもらいたい奴らが、だ。俺に言わせれば、殺されたくなければ頃されないように振る舞えばいいんだ」
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「あるわよ。簡単な仕事ならいくらでも」「そのうちの一つでも教えてほしいね」「たとえば、今、わたしがやってる仕事。仕事の仲介だけやってるのは簡単」「だと思ったよ」
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「『ああ、そんな風に失敗する方法があったのね』って毎回、勉強になる」
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「でも、新幹線が悪いんじゃない。悪いのは俺だよ」
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蜜柑の体から無色透明の、見えざる触手、植物の長い蔓のようなものが伸び、自分の頬や首筋を探ってくるような気分になった。王子の本心を、心の中を見透かすために、撫でてくる。
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古くから存在しているものには敬意を感じる。長く生きていることは、それだけで、優秀だってことだ。
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「幼稚園児が知っていても、大人が知らないことはあるんだよ」
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「昔から存在しているものは、それだけで優秀だ、ってことらしいですよ。ストーンズにしろ、木村さんにしろ、ね。生き延びているんですから、勝者です。」
- 444ページ -
「あそこのホームで、東京駅を通過する電車なんてないはずなのに」
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「世の中は禁止事項で溢れているんだ」鈴木が肩をすくめる。
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「君は、『どうして、人を殺してはいけないのか』と訊ねる際は、『どうして、超レアなマンガ本を燃やしたらいけないの』とも訊ねるべきだよ」
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「あのさ、君はたぶん、みんなの不幸を背負って、肩代わりしているんじゃないの」「そうじゃなかったら、あんなについていないわけないよ。君はみんなの役に立ってるのかも」
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「でもまあ、くよくよしててもしょうがないんで、生きてるみたいに生きようと思ったんですよ」
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2011-10
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「もし、いつか、君が並んでいるレジの前に俺がいたら、隣に移動したほうがいいよ。絶対。そっちのほうが速く、前に進むから」
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マリア様の七つの悲しみを背負って飛んでいく。だから、てんとう虫はレディビートルと呼ばれる。七つの悲しみが具体的に何を指すのか、アサガオは知らない。が、あの小さな虫が、世の中の悲しみを黒い斑点に置き換え、鮮やかな赤の背中にそっと乗せ、葉や花の突端まで昇っていくのだ、と言われれば、そのような健気さを感じることはできた。
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「頑張って、ここまで読んだみたいだな」と淡々と言った。「あいつも俺も負けず嫌いで」と呟き、さらに小さい声を出す。「素直じゃなかったわけだ」
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「おまえはパーシーじゃなくて、いじわるなディーゼルだった。俺としたことが気づくのに、時間がかかっちまったけどな」
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昔から存在しているものは、それだけで優秀だ、ってことらしいですよ。ストーンズにしろ、木村さんにしろ、ね。生き延びているんですから、勝者です。
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「でもまあ、くよくよしててもしょうがないんで、生きてるみたいに生きてみようと思ったんですよ」
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「いや、こんなことはいつもの俺の不運からすれば大したことじゃないんだ」
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「鍵は、盛岡のコインロッカーにある」
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ようするにさ、人というものは、説明があれば、それを信じようとするし、偉い人間が自信満々に、『心配はいらない』と言えば、ある程度は納得しちゃうってことだよ。そして、偉い人は、本当のことを全部話すつもりはない。
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たとえば、世の中で一冊しか存在しない、希少なマンガ本が燃やされた場合も同じだ。もう二度とそれは、手に入らない。僕自身は、命とマンガは同等に思えないけれど、客観的に理屈を言えば、その二つは一緒だ。だから、君は、「どうして、人を殺してはいけないのか」と訪ねる際は、「どうして、超レアなマンガ本を燃やしたらいけないの」とも訪ねるべきだよ。
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ー危険があるって言われてから、禁止になるまで何十年とかかっているんだよ。その間、みんなはこう思っていたんじゃないかな。『本当に危ないんだったら、もっと大騒ぎになっているだろうし、法律で禁止されるはずだ。そうなっていないってことは、平気なんだろうな』ってね。今はアスベストのかわりに別の素材を使うようになっているけど、でもそれも、今後いつ、やっぱりこれも健康被害があります、と言われるか分かったものじゃないよ。公害とか食べ物の汚染、薬害とかね。何を信じたらいいかなんて、誰にもわからないよ
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蜜柑が、小説や映画の引用を口にしはじめたら、要注意だと檸檬は知っていた。興奮により、頭の中の記憶の箱がひっくり返されるのか、自分の気に入った小説の文章などをとうとうと喋りはじめる。それは怒り出す兆しにほかならなかった。
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ようするにさ、人というのは、何か説明があれば、それを信じようとするし、偉い人が自信満々に、『心配はいらない』と言えば、ある程度は納得しちゃうってことだよ。そして、偉い人は、本当のことを全部話すつもりはない。同じ映画の中で、子供向けの教育番組が流れるけど、そこではね、アニメの亀が言うんだ。『核爆発が起きたら、さっと隠れろ!』って。机の下に伏せて、隠れれば平気だよ、って」「馬鹿な」「僕たちからすれば、馬鹿な話だけど、国が冷静に、自信を持って断言すれば、それが正しいと思わざるをえない。でしょ。
- 214ページ -
「固定資産税を払いたくないからじゃないかな」
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酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた新幹線は、北を目指し疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。
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「あいつはそういうタイプではない」蜜柑は静かに答える。「役に立つ機関車になりたい奴だ」
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昔から存在しているものは、それだけで優秀だ。
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世の中には正しいとされてること、は存在するけどそれが本当に正しいかどうかは分からない。『これが正しいことだよ』と思わせる人が一番強い
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人間は論理的に動いているのではない。その根底にある動物的な仕組みだ
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人間が同調しやすくなるのは『その判断がとても重要で、答えがはっきりしない、答えにくいもの』
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感情を制御できない人を転がすのは容易だ。
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リスクを負うことを恐れて思考を停止してしまう愚かさ
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若者が増長する話は、小説の中でなら楽しめるが現実では聞きたくもない。
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あの世間知らずの小癪な相手に立場の違いを見せつけるためには拳銃は有効だ
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「あいつも俺も負けず嫌いで」と呟き、さらに小さい声を出す。「素直じゃなかったわけだ」
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「あれだ、『犯人は見つけるんじゃない。作るものだ』って名言を吐いたのは誰か分かるか?」
「どうせ、おまえの好きな機関車トーマスに出てくる誰かだろうが」
「なんでもかんでもトーマス君の話をするわけがねえだろうが。俺だよ、俺。俺の台詞だ。」
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「後ろ向きだねえ。地震が起きる、地震が起きるって家に閉じこもってるヤドカリと一緒じゃない」
「ヤドカリってそうなの?」
「そうじゃなかったら、どうして家ごと移動してるわけ」
「固定資産税を払いたくないからじゃないかな」
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「俺だって言われてえよ、おまえは本当に役に立つ機関車だな、ってな」
- 374ページ -
それに、国を動かしているのは政治家じゃないよ。政治家以外の力、官僚や企業の代表とかね、そういう人たちの思惑が社会を動かしてるんだ。ただ、そういう人たちはテレビに出てこない。普通の人たちは、テレビや新聞に出てくる政治家の顔や態度しか目にしない。後ろにいる人たちにとっては都合がいいんだ
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『ぜんぜん正しくないこと』を『正しい』と思わせることは簡単だって話だよ。だいたい、国や政治家だって、その時は、『正しい』って思い込んでいて、騙すつもりなんてないのかもしれない。
- 215ページ -
だからね、国家が禁止事項を作ったんだよ。殺人禁止のルールはその一つだ。重要なものの一つ。そう考えれば戦争と死刑が許される理由も簡単だ。それは国家の都合で行われるものだからだよ。国家が、問題なし、と認めたものだけが許される。そこに倫理は関係ない。
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さっきのおまえの口にした質問な。俺も十代の時に、よく言ったもんだ
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「今の俺の気持ちを十五文字くらいで言えば、こうだな。『パパ、サンタはいたんだね!』字、余ってるか」
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「おまえは、いじわるなディーゼルだ」
- 336ページ -
小説の文章が頭に響く。「われらは滅びゆく、おのおの一人にて」
共有した時間がいくらあろうと、消える時はそれぞれ、一人ずつだ。
- 374ページ -
共有した時間がいくらあろうと、消える時はそれぞれ一人ずつだ。
- 374ページ -
「…どの情報だって本当と嘘が混ざっているに決まってるのに、どちらかが正しい、と断定するのはまったくなってない」
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「俺は自信過剰だったことなんてねえよ。過剰じゃない。俺の自信は過不足なしだ」
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自分の価値観にしっかりとした基準や自信を持っている者は多くない。特に年齢が若ければ、その価値の基準は常に揺れ動いている。
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「でもまあ、くよくよしてもしょうがないんで、生きてるみたいに生きてみようと思ったんですよ」
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でもまあ、くよくよしててもしょうがないんで、生きてるみたいに生きてみようと思ったんですよ。
- 80ページ -
自分に何か特別な才能があるとすれば、それは、本を読解する力に秀でていたことだろう。本を読み、内容を噛み砕くことで、語彙が増え、知識が増え、いっそう、読解力が増した。本を読むことは、人の感情や抽象的な概念を言語化する力につながり、複雑な、客観的な思考を可能にした。
- 103ページ -
「寝違えすぎると、人って死ぬんだな」
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「今の俺の気持ちを十五文字くらいで言えば、こうだな。『パパ、サンタはいたんだね!』字、余ってるか」
- 325ページ -
「世の中にはさ、正しいとされていること、は存在しているけど、それが本当に正しいかどうかは分からない。だから、『これが正しいことだよ』と思わせる人が一番強いんだ」
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マリア様の七つの悲しみを背負って飛んでいく。だから、てんとう虫は、レディビートルと呼ばれる。
- 436ページ -
犯人は見つけるもんじゃない。作るものだ
- 192ページ -
あのな、自分の立場なんてのは行動次第で次々、変わっていくんだよ。
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本を読み、内容を噛み砕く事で、語彙が増え、知識が増え、いっそう読解力が増した。本を読む事は、人の感情や抽象的な概念を言語化する力に繋がり、複雑な、客観的な思考を可能にした。
- 103ページ -
フィクションと無縁で生きてきた人間によくあるタイプだ。内面が空洞で、単色だから、すぐに切り替わる。喉元を過ぎれば、すべて忘れ、他人の感情を慮ることがもとからできない。こういった人間こそ、小説を読むべきなのだが、おそらくは、すでに読む機会を逸している。
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おまえは、いじわるなディーゼルだ。
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おじいさんたちがのんびりしているのが、いけなかったのだと思います。
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人はね、誰かが怖い、と教えてくれたことを怖がるんだ。テロでも、病気でも。自分で判断する能力も余裕もない
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六十年、死なずにこうやって生きてきたことはな、すげえことなんだよ。
- 445ページ -
世の中は、禁止事項で溢れているんだ
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『テレビや新聞は嘘ばっかり垂れ流す!それを鵜呑みにしている大人は馬鹿だ』って叫んでいる人間も、もしかすると、『テレビや新聞は嘘ばっかり垂れ流す!』という情報を鵜呑みにしている馬鹿かもしれない。
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『正解がはっきりしなくて、重要な問題』ほど、人は他人の答えを真似する。
- 257ページ -
世の中にはさ、正しいとされていること、は存在しているけど、それが本当に正しいかどうかは分からない。だから、『これが正しいことだよ』と思わせる人が一番強いんだ。
- 213ページ -
世の中には無数に禁止事項がある。そして、その、様々な禁止事項の中でも、取り返しの付くことはまだ、どうにかなるんだよ。
- 422ページ -
幼稚園児が知っていても、大人が知らないことはあるんだよ。
- 452ページ -
世の中は、禁止事項で溢れているんだ。
- 422ページ -
人はね、誰かが怖い、と教えてくれたことを怖がるんだ。
- 262ページ -
世の中にはさ、正しいとされていること、は存在しているけど、それが本当に正しいかどうかは分からない。だから『これが正しいことだよ』と思わせる人が1番強いんだ。
- 213ページ -
でもまあ、くよくよしててもしょうがないんで、生きてるみたいに生きてみようと思ったんですよ。
- 80ページ -
世の中に簡単な仕事なんてないんじゃないかな。
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六十年、死なずにこうやって生きてきたことはな、すげえことなんだよ。分かるか?
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ようするにさ、人というのは、何か説明があれば、それを信じようとするし、偉い人間が自信満々に、『心配はいらない』と言えば、ある程度は納得しちゃうってことだよ。
- 214ページ -
人間というのは論理的に動くんじゃない。根底にあるのは、動物的な仕組みだ
- 125ページ -
だから、君は、『どうして、人を殺してはいけないのか』と訊ねる際は、『どうして、超レアなマンガ本を燃やしてはいけないの』とも訊ねるべきだよ
- 423ページ -
俺は自信過剰だったことなんてねえよ。過剰じゃない。俺の自信は過不足なしだ
- 163ページ -
いいことを教えてやるよ。六十年、死なずにこうやって生きてきたことはな、すげえことなんだよ。(445)
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「頑張ってここまで読んだみたいだな。あいつも俺も負けず嫌いで素直じゃなかったわけだ」
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「幼稚園児が知っていても、大人が知らないことはあるんだよ」
- 452ページ -
「正解だと何かもらえるのか」
「犯人がもらえます」
- 303ページ -
「檸檬様は不死身だからな、死んでも復活する。おまえの前に現れて、びっくりさせてやるよ」
- 208ページ -
記憶の天袋の戸が次々と開いていく。ぱたん、ぱたん、と開いては閉じる。
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「芥川龍之介と梶井基次郎」
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「六十年、死なずにこうやって生きてきたことはな、すげえことなんだよ。分かるか?おまえはたかだか十四年か十五年だろうが。あと五十年、生きていられる自信があるか?口では何とでも言えるがな、実際に、五十年、病気にも事故にもやられずにな、生き延びられるかどうかはやってみないと分からねえんだ。」
- 445ページ -
虐殺にしろ、戦争にしろ、そして、自分たちには何のメリットもない法改正にしろ、そのほとんどは、「気づいた時にはそうなっていた」のであり、「こうなると分かっていたら、抵抗していた」となる。
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あのな、それが本当かどうかもはっきりしねえんだよ。情報を鵜呑みにすると馬鹿を見るぞ。
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殺風景ともいえるその文庫本を触り、栞の位置を見ながら、「頑張ってここまで読んだみたいだな」と淡々と言った。「あいつも俺も負けず嫌いで」と呟き、さらに小さい声を出す。「素直じゃなかったわけだ」
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- 出典:マリアビートルより





