スリーピング★ブッダ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.13
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本棚登録 : 138
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741088

感想・レビュー・書評

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  • 完全にもっていかれました。
    仏教周辺のお話ですが、とてもおもしろかった。主人公コンビの行く末はそこかい!と突っ込んでしまったけど、二人の突き詰めた先を考えるとそうなってしまうのかなぁ。

  • 思った展開ではないけど若者の葛藤が描けていて面白かった。もっと深く人物を掘って欲しかったかな。

  • 最近、気になる早見さんだったけど、読んでいて集中できませんでした。内容が…というより趣味嗜好性の問題ですが。というわけで、ひさびさの途中パッタン。

  • 図書館で借りた。

    涅槃像のことをスリーピングブッダと呼ぶ
    もう少しコメディな内容かと思ったけれど
    意外と重かった。

  • 寺の跡取りとして育った広也とバンド活動に挫折し安定を求め仏門を目指すことになった隆春が修行を続ける中で宗教とは?について考えていくというストーリー。重いテーマを扱ってはいるものの広也と隆春の視点で語られることでさほど肩ひじ張らずに読むことができたが、ラストに関してはやや疑問。それだけ宗教というものについての答えが見つからないということなのかもしれないが、やや拍子抜け。

  • ふーん、というかんじでした。

  • 「なあ、坊さんって安定してる?」

    バンドの夢が破れ、将来も考えていなかった隆春。
    とにかく安定した進路を目指したい。
    実家が寺だという大学の友人、宏也の話を聞き、厳しい修業の道を選んだ!!

    対照的な隆春と宏也。
    二人が目指したのは、人間を救うために人々に寄り添うような仏教。
    修業に入った寺での先輩のイジメ、派閥やらそんなこんな。

    修業を終え、山を降りた二人が再び同じ道を歩み始める時!?

    修業のあたりはまだ面白く読めたけど、途中からぐだぐだで・・・(笑)

  • 図書館で見かけて、何となく表紙にひかれて、読んでみることに。
    内容は、“宗教”について。お寺の生活や、修行といった、普段全く知る機会のない話は新鮮で面白かった。
    ただ、なかなか読み進めるのは、大変だった。

  • 仏教の世界で生きるということ。人間らしく生々しく足搔き、真の信仰を求める精神の旅。
    スリーピング・ブッダとF●ck you!の組み合わせに笑ってしまった。そんなパンクな仏様もたまにはいいかなと思う。

  • 実家の寺を継ぐことを心に決めた青年と、メジャーデビューの夢を絶たれた結果「坊主って安定してる」と考えたギター青年の物語。

    青臭くて悩みまくる二人に、つい応援しちゃう感じで物語は進みます。
    老師の言葉で
    「頭で考えることをしちゃいかんよ。心の奥深くから聞こえる声に耳を傾けるんだ。泉のように湧き出してくる景色に触れることだけが、真の禅の意と私は思うんだよ」
    と、あります。

    ネタバレになるので結末は書きませんが、二人は最初は頭でっかちなぐらい考えるけど、後半部分は老師の言葉に忠実だなと感じました。それが結果的に他人の反感を買ったり、悪い目に出てしまったとしても。

    ただ、この物語は後半失速ぎみで、後味も微妙。
    良かったことは参考文献に興味が湧いたことぐらいか。
    次はノンフィクションを読みたい。

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著者プロフィール

1977年神奈川県生まれ。2016~2022年に愛媛県松山市で執筆活動に取り組む。現在は東京都在住。2008年に『ひゃくはち』でデビュー。2015年に『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞、2019年に『ザ・ロイヤルファミリー』で山本周五郎賞とJRA馬事文化賞を受賞。その他の著作に『95』『あの夏の正解』『店長がバカすぎて』『八月の母』などがある。

「2023年 『かなしきデブ猫ちゃん兵庫編  マルのはじまりの鐘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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