お台場アイランドベイビー

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著者 : 伊与原新
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年9月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741125

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お台場アイランドベイビーの感想・レビュー・書評

  • 予想外に面白かった。近未来の大地震後。

  • 最近はまっている伊予原新のデビュー作。横溝正史ミステリ大賞受賞作。ミステリ感は少ないけど、どんどんはまる感じがした。最初は読みにくい感じで、やっぱデビュー作だからなーとか思ったけど、中盤から面白くなった。お台場、カジノ、地震。本当にありそうな近未来。巽が死んだのは本当に残念。無国籍の子ども、というのも今まで考えたことがなかった。そういう意味では読めて良かった。結局オオスギは子どもたちを集めて何をしたかったのか。ずっと平和に暮らせると思ってたのか。丈太に乗り移るってのもイマイチ納得できなかった。しかし東京にこんな地震が起こったらほんとおしまいだよな。

  • #読了。第30回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。首都直下型地震に襲われた東京。震災ストリートチルドレンと呼ばれた無国籍・多国籍子供たちが街から消えた。。4年後、子どもたちは政府により封鎖されたお台場に戻ってきていた。元刑事の巽は少年・丈太に亡くなってしまった息子を重ね、助けるべく奮闘するが。。。読んでいる途中で知ったのだが、震災前に書かれていた本と知って驚いた。リアリティもあり、テンポもよく面白かった。

  • 有りそうで無さそうな設定が読んでいて面白かった、
    ラストの攻防もう少しページをとってもいいなーと思う、前半の内容少し長かった気が知る  
    読むことが面白い本だった。

  • 設定の細やかさに比して、役どころがあまりに勧善懲悪で物足りない。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/7083363.html

  • オオスギのくだりはちょっと残念。そして最後が少し悲しくも心温まる。いい作品でした。この人の作品はほかにも読みたい。

  • 大地震後の近未来を予想する東京お台場でのミステリー。
    親の居ない子供達が廃墟のお台場で生きる。
    そしてそのお台場には、10年計画と称された大掛かりな汚職事件が絡み合っていく。
    途中までは良かったのだが、最後の方はあっさりと終わってしまい、ちょっと尻切れ的な感じは否めない。そんなにミステリーという感じではなかった。

    横溝正史ミステリ大賞受賞作なので、今後の活躍に期待したい。

  • 横溝正史ミステリ大賞受賞作ということだけど、
    細かい粗が少し目立ってなかなか物語に集中できず苦労した。

    世界恐慌の末に首都直下型地震で街は荒廃し、治安は劇的に悪化、
    国土復興協力隊なる擬似武装軍隊が警戒活動をするという
    首都東京を荒れ果てたディストピアとして
    舞台設定しているはずなのに、
    派手な宝石品を身につけた太いオバさんが
    高級スーパーに洋服を着せた犬のペットをつれてきて、
    子供に犬の洋服を脱がされたことに怒って
    警察呼ぶわよと叫ぶという平時の苦笑すべき光景で始まっていて、
    荒廃したイメージなのか、今とそんなに変わらない状況なのか、
    ここで描かれている東京をどうイメージしていいのか戸惑う。
    やたら「壊滅」という単語が出てくるのに、
    普通の生活の様子もあって
    最後までどういう世界を想像していいかわからなかった。

    テーマが盛り込みすぎて、焦点がぼけていた感じも残念。
    地震の危険性と震災後の東京、子供を亡くした父親の苦悩、
    在日外国人・無国籍児などの国籍問題、
    大規模開発を巡る疑獄事件、アナーキズムと理想郷国家建設、
    動物関連・・・。
    やたらといろんな要素があって、ごった煮の状況で
    変なお腹いっぱい感になってしまっていた。

  • ミステリ大賞受賞作、ということで期待して読んだ。
    お台場付近を震源とする地震で、お台場は崩壊、閉鎖された。
    東京のそこかしこに危険地帯が出来、スラム化している。
    そんな中、元刑事で今はヤクザの手伝いをしている巽丑寅(たつみうしとら)は動物の気持ちがわかるという少年・丈太と出会う。
    丈太に亡き息子を重ねて見ている巽は、別の組のヤクザに追われている丈太を助けたことにより巨大な陰謀に立ち向かうことになる。

    細かいところまで凝っていて面白かった。
    地震の被害を調べている学者先生がいい味を出していた。
    ダーウェイかっこよかった。

  • 重厚なミステリーだ。ラストはイデオロギーの話にまで発展。

    編集担当者が、「涙が止まらなかった」そうだが。私は泣きはしなかったが、まあ、解る気はする。

  • 星10個くらいの良作。

  • 今の日本の根っこにはびこる様々な黒い問題が散りばめられている。面白かった。
    重い内容だけど、巽の関西弁と軽快な動きが緩衝剤となってくれる。ラストはちょっと衝撃だけど、これもまたハッピーエンドなのかな。
    丈太に入れ込んでいく巽の動機が弱いようにも感じたが、そういう衝動は理屈で他人が納得できるものではないのかなとも思う。
    みどりの同性愛者という設定は必要だったのかな。何の伏線にもなってないような気がしたので、その点だけは残念。

  • 横溝正史ミステリ大賞、大賞受賞作。
    早く読みたい。

  • 第30回横溝正史ミステリ大賞受賞。過去に東京直下地震が起こった前提の東京。液状化が進み、半壊したビルが並び。地下鉄はどこも使用禁止。これ、311の前に書かれてて。よく調べてるなとかは思うけど。
    それに不法滞在外国人を絡めてる。子供は国籍なかったりする。そんな子供たちを集めて、お台場に子供たちの王国を作ったのがカルロス・オオスギ。筋少みたい。 丈太に憑依してたり。都知事が巨悪だったり。なんか、がっかりした。 え、こんなオチなのみたいな。
    文章はしっかりしてるし、前述のとおり調べ混んでいるのはわかるけど。
    これがミステリなの?なんで横溝正史なの?

  • 3月-3。3.0点。
    東京都に大震災があり、お台場は封鎖。
    都内に、無国籍子供たちがどこからか頻発に現れる。
    元刑事と無国籍子供の一人が、偶然知り合い事件に巻き込まれていく。
    絶大な権力を持つ、都知事とお台場との関係。。。
    途中、読みにくい部分もあったが、新人にしては良い出来だと思う。
    元刑事は、非常に良い味を出していた。

  • 読み応えがあってよかった。
    普通あれくらいの厚さの本でもスラスラ読んでしまうのだけれど、これはいつものスピードよりもずっとゆっくりだった感覚です。
    小さな男の子とおっさんの組み合わせってすごい好きだなぁと発見。
    なんとなく丑寅さんはTiger&Bunnyの虎徹さんなイメージ。
    幸せなラストだったらもっとよかったのに。
    ネムリさんも好きだー

  • 昨年の横溝正史ミステリー大賞受賞作であるお台場アイランドベイビー。文句なく面白かった。昨年の9月に発刊されたものだが、背景になっている震災と液状化による埋立地の状況などが、東日本大震災を予言しているようで興味深い。
    さて、本書だが、これは映画化されてもおかしくないな と思いながら読んでた。観客動員重視なら巽の役どころは佐藤浩一で、みどりが、天海祐希なんでしょう。まあ、原作に忠実なら、巽は赤井秀和あたりで、みどりは真矢みきってとこか。キャリア管理官に松雪泰子でしょう。
    蛇足だけど、こういう大賞受賞作の巻末には、審査員のコメントが載るのが常だが、ろくに才能のない作家の「上から目線の評価」に、虫唾が走るのはボクだけでしょうか? 

  • 東京を壊滅寸前まで追いやった大震災から4年後、息子を喪った刑事くずれのヤクザ巽丑寅は、不思議な魅力を持った少年、丈太と出会う。彼の背後に浮かび上がるいくつもの謎―消えていく子供たち、埋蔵金伝説、姿なきアナーキスト、不気味に姿を変えつつあるこの街―すべての鍵は封鎖された「島」、お台場に―!?(「BOOK」データベースより)

    イベントがらみで読んだという経緯は抜きにして、退屈はせず面白く読みました。
    ただ私にとっては「横溝賞史上最も泣けるミステリ!!」ではありませんでした。
    タイアップのせいで、

  • 20110913開始
    読了後、「横溝正史ミステリ大賞って、新人文学賞じゃなかったっけ?」と調べなおしてしまった。
    めっちゃくちゃ面白かった。
    東京を襲った大震災後という設定、謎の子供集団、個性的なキャラクター、ほんとどれをとってもよかった。
    巽の関西弁がなんともいえない優しさを纏っていて、目頭が熱くなるシーンもあった。
    ほんとうに面白かった。

  • 読みはじめたら一気に読んでしまった。
    勢いはあるし、巽とかみどりとかはすごい熱いのに、いまいち危機感を感じられなかったのは、選評にも書いてあったけど善人が多すぎるせいかな?
    でも面白かった。最後がちょっとあっけなさすぎて切ないかな…。

  • 東北震災の後に読むと、事実は小説よりも奇なりとはよく言ったもんだと痛感。
    ストーリーはなかなかどうして、これはこれで面白くまとめていると思う。
    主人公の周りにいい人しかいないのは確かにリアリティーとしては甘いのだろうが、勘繰りが不要で読み易くなっているという意味では、間口は広いんじゃないかなぁ。

  • 最初は面白く引き込まれたものの途中からトーンダウン。
    なにがよくなかったのかなぁ。ラストの主人公もあれじゃ浮かばれないなぁ(苦笑)

  • しまったー!読んだ時期が悪かった。超こわいよ。地震なんてこの世からなくなればいいのに。
    感想はみなさんが書いているレビューに賛成だな。刑事の女性が同性愛者である、という伏線、結局なんだったの・・?とかいろいろありますが、全体的にスピード感があって読ませる力があると思いました。今後の作品にも注目したいですね。

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お台場アイランドベイビーの作品紹介

東京を壊滅寸前まで追いやった大震災から4年後、息子を喪った刑事くずれのヤクザ巽丑寅は、不思議な魅力を持った少年、丈太と出会う。彼の背後に浮かび上がるいくつもの謎-消えていく子供たち、埋蔵金伝説、姿なきアナーキスト、不気味に姿を変えつつあるこの街-すべての鍵は封鎖された「島」、お台場に-!?震えるほどリアルな「明日」の世界に、守るべきもののため全力で挑む人々の姿を描いた、フルスケールの感動ミステリ!第30回横溝正史ミステリ大賞受賞作。

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