- Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048741125
感想・レビュー・書評
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読みはじめたら一気に読んでしまった。
勢いはあるし、巽とかみどりとかはすごい熱いのに、いまいち危機感を感じられなかったのは、選評にも書いてあったけど善人が多すぎるせいかな?
でも面白かった。最後がちょっとあっけなさすぎて切ないかな…。 -
東北震災の後に読むと、事実は小説よりも奇なりとはよく言ったもんだと痛感。
ストーリーはなかなかどうして、これはこれで面白くまとめていると思う。
主人公の周りにいい人しかいないのは確かにリアリティーとしては甘いのだろうが、勘繰りが不要で読み易くなっているという意味では、間口は広いんじゃないかなぁ。 -
最初は面白く引き込まれたものの途中からトーンダウン。
なにがよくなかったのかなぁ。ラストの主人公もあれじゃ浮かばれないなぁ(苦笑) -
しまったー!読んだ時期が悪かった。超こわいよ。地震なんてこの世からなくなればいいのに。
感想はみなさんが書いているレビューに賛成だな。刑事の女性が同性愛者である、という伏線、結局なんだったの・・?とかいろいろありますが、全体的にスピード感があって読ませる力があると思いました。今後の作品にも注目したいですね。 -
新人が書いた作品ということなら合格点だろうけど、横溝正史の名を掲げている文学賞としてみるともうちょっと完成されたものを期待してしまう。とくに登場人物の設定が?なことが多かった。
物語の展開も遅く、前置きが長すぎて『大賞』という冠がなければ途中で投げ出していたかもしれない。
でも筆力はありそうなので、今回はともかく、そのうち傑作を書くかもしれないという期待感がある。
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とにかく文章が読みやすくて、冒頭からひきつけられました。
巽の関西弁が個人的にはツボでしたね。
みどりが同性愛者であるということが、どう物語に関係するのかが曖昧だったのは残念でしたけど、そのおかげでで巽との特別な関係が成立しているのだと思います。
「子どもの頭の匂い」親はこれに弱いんですよね。
大杉栄の「自己決定権」を持ってきたところが面白いと思いました。 -
やっぱり次の家は武蔵野方面にしよう
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■首都東京に直下型の地震。液状化が酷くてお台場は早々の放棄され立ち入り禁止区域になっている....って、なんだかこの設定もこのタイミングで読むのはさすがにアレ(今回...というか最近は...そんな本が重なってしまうのはナゼ?)なんだけど、読み始めたらこれも一気。
■独特の世界観。平時であれば「なーんだ」って思ったかも知れないけれど、今のこのタイミングに読むとなんだか余計にリアル。大円団への展開は細かい部分のモチーフがちょっと強引すぎてアニメっぽい部分は否めないけど、読み終わった後の爽快な感じはドロドロしたストーリーと真逆で面白かった。