女騎手

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741149

感想・レビュー・書評

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  • なかなか複雑な、展開で面白かった。特殊な競馬の世界がなかなか詳細に記述されており、知識としても面白かった。

  • こないだ読んだ「お台場アイランドベイビー」が横溝正史ミステリ大賞を取った時に優秀賞を取った作品。図書館にあったので読んでみた。日本の競馬界が舞台。確かに和製ディック・フランシスだ。でも何か面白くなかった。本物のディック・フランシスを読みたくなった。まず競馬の言葉がよく分からない。まぁでもこれは何となくで乗り切れる。主人公があんまり好きになれないというか、登場人物誰も好きになれない。結局金だったり、自分が勝つことにこだわったり、そのために馬を傷付けたり、競馬の世界に全然魅力を感じない。むしろマイナスイメージ。作者は競馬反対派なのかと思っちゃう。最後も救いがない。結局お父さんは何を考えてたの。そんなに娘に説明するのが嫌なの。続編も借りてあるけど、どうしよっかな。一応読んでみるか。

  • タイトルが全く内容を表していない。女らしくなく性格の特徴もないボーイッシュな女騎手が身の回りで起きたある事件を淡々と調べていく。全体的に暗い雰囲気で後味も良くない作品。

  • 競馬を題材にした異色のミステリー。
    あるレースにおけるスタート直後の事故、さらに調教師への傷害事件。
    馬主、調教師、調教助手らの様々な欲望が入り混じった挙句、浮かび上がってきた新事実とは・・・

  • 最初は面白いと思ったのに、途中から面白くなくなってしまいました。「横溝正史ミステリ大賞」の優秀賞ということで読んでみたのですが、題材はとても面白く興味がわいたのに、言葉運びが読みづらく、背景が浅すぎるため、想い入れができることができませんでした。「馬」についてだけ言えば、とても感銘しました。馬・競馬は嫌いではないので、面白かったです。

  • H24/6/4

  • 横溝正史ミステリ大賞優秀賞(2010/30回)

  • スラスラ読めました。競馬の部分はとても詳しくて、馬や騎手の内部が知ることができました。 けど、謎解きと終わり方の部分がう〜んでした。

  • ちゃんと伏線もあったし、よく調べられていた。面白かった。馬をレース中にどうやって誰が斜行させたのかと言うハウダニットにフーダニット、なぜ暴れた馬の調教師がと言うホワイダニットの要素がうまくブレンドされている感じがする。人間が書けていないと言えばそうなのかもしれないが、日本の競馬サークルの排他性、特に女性に対する蔑視の習慣はよく伝わってきた。個人的にはそれで十分だと思うのだが。ディックフランシスは読んだことがないのでなんとも言えません。続編は出ないのかな。期待を込めてこの評価。

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著者プロフィール

大阪府堺市生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業。2010年『女騎手』で第30回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。主な著書に「国際犯罪捜査官・蛭川タニア」シリーズ、『ガールズ空手 セブンティーン』『襷を、君に。』『シマイチ古道具商―春夏冬人情ものがたり―』などがある。最新作は『襷を我が手に』。

「2018年 『始まりの家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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