虹色の皿

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.13
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本棚登録 : 230
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741422

作品紹介・あらすじ

「皿に盛るのは僕自身」-トップシェフの言葉が人生を変えた!一流の料理人を目指して地元を離れ、大阪の調理師学校に入学した小西比呂。しかし、憧れの本間シェフが経営するフレンチレストランでは、想像をはるかに超えたハードな毎日が待っていた。洋介をはじめとする三人の個性的な仲間たちや、見た目はタイプだけど性格は苦手な「関西のおばちゃん」風の美穂に振り回されながら、仕事に恋に大忙しの比呂がたどりついた「自分らしい料理」とは。

感想・レビュー・書評

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  • この作家は、料理を描かないと。

    好きな青春モノ。
    設定や展開はわかり易いというかミエミエなんだけど、
    青年が成長していく姿はイイなぁ。

  • 調理の世界って厳しいなぁ〜、、主人公が煮え切らん性格やから少しイライラしながら読んだ。
    エピローグがあって結果が出て良かった。これ結果が分からんかったらモヤモヤした終わり方だったのでは?

  • 145最近料理人がたくさんTVに出てる。面白いアイデアや技術に関心することしきり。でもお店に出ないでTVの方が多いっていうのもどうかねえ。心斎橋でイタリアンやってる若き店長は自腹でワイン勉強しに行くって。応援したくなる。そんなことを思う読後感でした。

  • 天才でもなく、一流のシェフや友人に憧れる普通の主人公が、迷って寄り道しながら努力をして成長してく。
    主人公の気持ちになって後半はサーっと読んでしまった。前向きに頑張ろうと言う気持ちになれる本でした。

  • 2019/2/12

    913.6||タク (3階日本の小説類)

    進路が定まらず、たまたま見ていたTV番組に出演していた料理人に感銘。
    あんな料理人になる!と思いたち、調理師専門学校へ進学。卒業後、難関を突破しあこがれの料理人のいるところへ就職するも、そこは
    “The 修行の世界”。
    挫折の連続でついには…。

  • テレビで見たフレンチの一流シェフ・本間に憧れて、大阪の調理師学校に入学した比呂。
    本間の店に採用され、夢の第一歩を叶えた比呂だが…

    著者得意のお料理もので若者の成長ストーリーときて、期待が大きすぎたのか、ちょっと残念な感じ。
    これが今の若者のリアルなのかもしれないけれど、比呂がどうも好きになれなくて、応援する気持ちになれなかった。

    真剣に努力している様子が見えたのは、専門学校時代のジャガイモのカット練習のエピソードくらい。
    親に嘘をついて仕送りを増やしてもらったり、童貞を捨てたいだけで同僚女性と付き合ったり、専門学校の同期を見下してこき下ろしたり。

    下積み仕事で追い回される事や待遇を愚痴る他に、何か努力したか?
    それで本間に認められる、本間の娘の美人とラブラブになる、フランスに料理修行に推薦されるって、あっっっまーーい!!と言いたくなった。

  • テレビで見た本間忠明という一人のシェフの料理、生き様に憧れ、そのシェフのもとで働きたいと調理専門学校に入った小西比呂。友人や恩師との出会いを経て、憧れの店の門を叩くが……。

    主人公が下がっては上がり下がっては上がりの繰り返しで少々辟易した。人間らしくて良いっちゃいいけど主人公に人間的な魅力かシェフとしての魅力があればラストまで盛り上がれたのだけど、いつまでたっても成長が感じられなかったので都合の良い展開に思えてしまった。人の言葉に感銘を受けるだけで本人にいまいち変わった感がなくてなぁ。普通の若者が一生懸命悩んでる話ならそれで良かったのだけどシェフとして未来があるように見えなかった。ラストの料理も、ありきたりだけどその料理で苦労しまくった話なりが入っていればいいけど唐突にこれが僕の料理だ!って言われても……て感じでした。

  • 料理人修行もの。
    こういう話はいいなあ。

  • 料理人を目指して大阪の調理師学校に
    入学した比呂。
    卒業後、憧れの店「シェ・ホンマ」で働き始める。
    比呂が成長していくストーリー。

  • 今回はグロでもなくミステリーでもなく。一人の青年の料理人としての成長譚。やや薄味ではあるかな。一度、簡単に諦めてしまった主人公にも苛々してしまう。作者の、青春時代をそのまま小説にしたのかなと思うくらい。2013/045

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