本日は大安なり

  • 3906人登録
  • 3.99評価
    • (456)
    • (809)
    • (389)
    • (36)
    • (6)
  • 711レビュー
著者 : 辻村深月
制作 : さやか 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年2月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741743

本日は大安なりの感想・レビュー・書評

  • 六輝の中で何事においても全て良く、成功しないことはないとされる。だけど、大安はただそれだけでは実現しない。それを可能にするのは、私たちだ。
    ー山井多香子


    十一月二十二日。日曜日、大安。
    このおめでたい日にホテル・アールマティでは4組の結婚式が挙げられるが…
    双子の姉妹の密かな賭け、ウェディングプランナー山井さんとワガママ花嫁、叔母の結婚を止めたい少年、コソコソ訳ありの陸雄。
    それぞれの特別な1日になる。

    伏線がキレイに回収され面白かった。
    山井さんの姿勢はカッコよかった!

  • ホテル・アールマティ。
    11月22日、日曜日、大安。
    県内随一の老舗ホテルの豪華な結婚式会場。
    その4つの会場で行われる、それぞれの披露宴のさまざまな想いが綴られた物語。

    エピローグを除き、たった1日の物語。
    アールマティにおそらく漂っている優雅な雰囲気、もしくは登場人物たちの当日に対するおおらかな心持ち。それが、文体から柔らかく伝わってくる。にもかかわらず、結婚式場特有のバタバタと忙しい感じも伝わってくる。それはおそらく、視点がさまざまな披露宴のさまざまな登場人物の視点に移り変わるからだ。

    双子の花嫁、妃美佳と姉の鞠香。
    ウェディングプランナーの山井。
    思い詰めている、陸雄。
    りえちゃんを心配する、真空。

    どの想いも、(正直、陸雄を除いて)よくわかる。
    特に、山井の想いにはぐっとくるものがあった。仕事に懸ける一途な想い。そして、玲奈の行動に涙してしまうのも。あれは感動的だ。

    そして、ややこし双子たち。
    そう、辻村さんはややこしい想いを描く人だったな、と思い出した。一方で、女の子なら、こんなややこしい気持ち、少なからず誰でももっているんじゃないかと思う。だって、一番に理解していてほしいよね。


    さまざまな想いがめぐる、ホテル・アールマティ。
    それを思う存分第三者視点で楽しませてもらった感じ。
    とても素敵でした。

  • 「今このタイミングで惚気話を唐突に始めるほど、玲奈は頭が悪い子ではないし、私もまた、その意味がわからないほど頑なではないつもりだった」

    きれいにはりめぐらされた伏線が、結末に向かって回収され爽快な読了感を生む。入れ替わった双子、カチューシャを隠してしまう少年、ダメ男、そしてウェディングプランナーの話。特に陸夫くんのダメ男っぷりには笑えた。「俺、火なんかつけたくなかった」ってどこまでダメなんだ。

  • 読みはじめてすぐに
    あっこれ、テレビドラマで見たことある~
    と、思い出した。

    確かNHKだった。
    主役は、ゆうか。
    情けない二股男は、岡田義徳だったな。
    双子は谷村美月だったような記憶が
    眼鏡のクールな新郎は誰だったっけ....

    ドラマも楽しく見ていたが
    本も面白く読めました。
    原作に忠実なドラマだったのね。

    やはりハッピーエンドはいいね

  • 大安吉日"いい夫婦の日"に結婚式場で起きた4組のエピソード。アニメ仕立てというか、ドラマ仕立てというか、どれも現実離れしていて、無難な感じがしてしまった。

    一つ、白雪姫のエピソードの中で、常識のないもっさりした新郎が新婦を不幸にしているのではなく、「そんな結婚相手じゃダメだ」と文句ばかりつける新婦側の家族こそが、新婦を不幸にしている・・・という話が印象的だった。

  • ドラマで見たかも。なんて思いながら読みました。
    双子ストーリーがなんとなく好きです。

  • この本は前から気になってた。読んで幸せな気持ちになれた。人生で一度はやりたいと憧れる、願掛けという高い買い物、結婚。表面的には問題無いように見えても、家庭によって様々な事情を抱え、結婚式を迎える姿に、ただただ大変そうだな〜と思った。ブライダルプランナーの職業となりが垣間見える作品でもあった。

  • 短編のようで、すべての話のどこかが繋がっている作品が好きな私にとって、これはたまらなく面白かった!断片的にしか内容が思い出せないから、また読もうかな…。

  • 結婚ものは、ありきたりなハッピーハッピーで綴られているんだろうなあと
    全く期待していなくて。
    4組のカップルのお話がランダムに入ってきて
    半ば混乱しながら読んでいたけど
    そこは辻村マジック。

    おめでたいままに
    ウエディングプランナーさんの奮闘が素敵だったし
    小さなナイトも微笑ましい。

    身勝手な男にも
    幸せがめぐってきたりして
    最後まで飽きることなく一気に読み終わりました。
    心の中がぽかぽかしてくる
    そんな優しいお話でした。

    双子の姉妹の心模様がかなりリアルで
    怖かったなぁ。

  • 2016.12.4 読了


    あるホテルの結婚式場。
    本日 大安、4組のカップルの式が行われる。

    そのカップルの それぞれの人と
    ウェディングプランナーが
    入れ替わり 主役になり、
    どんどん物語が進む。

    皆 いろんな事情が絡んでおり、
    なかなか 読ませます!

    作者が作者なので、絶対
    ハッピーエンドなんか ならんのちゃう!と
    思いながら読むが、
    最後は いい感じでおわり ホッとする。

    これは 読み進むうちに
    どんどん面白くなってゆきました。

  • 辻村さんは伏線を張るのが上手い。ストーリーテラーが変わるごとに、そうきたか!という新しい驚きがまっている。
    大安の日に行われた4組の結婚式。どの夫婦にも式に対する思いが詰まっている。
    中でも、双子の鞠香と比美佳の話がやっぱり一番好きだと思った。双子だからこその悩みや結婚相手へのこだわり。相手を試す事でしか信じることが出来ない問題行動。それらが交差して話が抜群に面白くなっている。
    途中まで見事に騙されていま鈴木陸雄は、どうしようもないダメ男。なんだこの自己中は?とイラっとするほどに自分のことしか考えていない。それでも、最後までダメ男で終わる所が優しい。登場人物に感情移入して読んでも、ラストは皆をうまくまとめているので悲しい気持ちにはならない。うまく行き過ぎだと笑いたくなるけど、大安なんだからそれくらいがちょうど良いのかもしれない。

  • 老舗の結婚式場を舞台に、4組の結婚式/披露宴を描く。
    双子姉妹が新婦に仕掛ける企みは?
    かつて結婚を約束した男を奪っていったクレーマー気味の新婦と、ウェディングプランナー。
    叔母にあこがれる小学生の男の子の取った行動は?
    自分の結婚式を自分の手で中止しようとする男。
    それぞれの抱える問題を描きつつ、同時進行で最後のまとまりへと。
    この人も幸せになってしまうのか?と少々思ったが、結婚式だし、大安だし、ハッピーエンドということで何より。

  • 読んでいる時も、読み終わった今も、気持ちがいい!

    結婚式場で働いていたことがあって、
    プランナーではなかったけれど中の人だったからよくわかる。
    あれだけお金がかかるのは当然だって思う程、
    見えてないところでたくさんの「プロ」がいて
    結婚式を「縁起のいい」ものにしようと努力して苦労して、
    あの魔法みたいな数時間を作り上げてるものー。

    でもねぇ鈴木さん、普通はカメラついてますから、
    後で完全にバレるからねー、よかったねー(笑)

    今までの仕事で一番好きだった、誇りに思っていたし
    自分でもむいていると思い認められていた結婚式場でのお仕事。
    懐かしくてちょっと胸が痛くなった。

  • ある日の老舗の結婚式場で晴れの日を迎えるウエディングプランナーの山井と4組のカップル。最初は、カップル達が最高の日にすべく、あれこれ考えを巡らす幸せな様子が書かれているが、徐々に雲行きが怪しくなり、水面下で進行するドス黒い企みがワンサカ登場。果たして4組のカップルは笑顔で晴れの日を終えることができるのか…?数々の意外な展開に翻弄されながら晴れやかに読了。何せ「本日は大安なり」だから…

  • テンポのよい飽きさせない構成と内容はさすが辻村深月本!
    私は姉妹がいるわけでもないのに妃美佳と鞠香に共感していました。本人が長年心のどっかに抱えていたもの、残っていたモヤモヤも、周りの特に近しい人たちから見ればそんなことよりも大事なことがたくさんある、そんな感想を持ちました。
    孤塚くん、やっぱり好きだなー。私の中では福士蒼汰くんのイメージです。笑

  • ある結婚式場の4組のカップルとウェディングプランナーをめぐるストーリー。
    時系列にそって、次から次へと語り手が変わっていく。
    多少「出来すぎ感」は否めないが、後から後から思わず「へ!?」と思うような意外な展開に、読んでいて飽きない。
    どのカップルもハッピーエンドなのがよかった。さすが大安吉日(笑)
    2016/08

  • ひとに薦められて

    こういった題材の小説読んでなかったから純粋に面白かった
    この構成がおもしろさのひとつなんだろうけれど、なかなか
    慣れず少々読みづらかったかな

    ストーリーは良かったです、
    双子の話に関しても…言いたいことや思うところはあるけれど
    流石、見破ってくれて本当に良かった

    もうちょっとしたらまた読み返そうと思う

  • 大安の日の結婚式場での4組のカップルの話。
    読みやすくて面白かった。
    自分の結婚式のことも思い出せた。

  • (2015.08.15読了)
    やっぱり辻村深月はいいですね!
    これもよかったです(*^o^*)
    高級な結婚式場で同じ日に4つの結婚式がおこなわれるのですが、登場人物の事情やそれぞれの思惑からとんでもない事になりそうな予感(・・;)
    読み進めるのが怖いほどですが最後まで凄〜く楽しめました(^_−)−☆

  • また読み返してしまったけど本当面白い!!
    子ども達は夜と遊ぶに出てくる3人?がいるのもいい♡

  • 職場の同僚にオススメされて読んでみました。
    辻村作品は何冊か読んでいるけど、今までの作品のような鬱々とした心理描写は少なくて、とにかくエンタメ小説してました。
    いろいろな背景はあるものの、全体的には結婚式に似合った軽やかなテンポで進んでいく感じが小気味よかったです。

    同じ式場で式を挙げる4組のカップルの結婚に至るまでのそれぞれの事情を同時進行で進めながら、最後はキレイにハッピーエンドにまとめた物語だったので読後感も良いし、「結婚式」というものの著者のこたえにも共感出来ました。

    私も常々結婚式をやらずに籍だけ入れるやり方には反対派。
    皆の前で決意を宣言し、皆に祝福してもらい、今まで一人では生きてこられなかったことを噛み締め感謝するのが結婚式よね♪

  • 語り手がコロコロ変わるが、テンポが良く読みやすいコミカルな作品だった。
    途中でオチが読めるものばかりだったけど、飽きずに一気に読めた。

  • 双子
    ウエディングプランナー山井多香子と玲奈
    白雪姫と東君
    どうしようもない鈴木陸雄

  • 他の話の登場人物出ないかと思ったら、終盤に狐塚達(子供たちは夜と遊ぶ)が登場。

全711件中 1 - 25件を表示

本日は大安なりに関連する談話室の質問

本日は大安なりに関連するまとめ

本日は大安なりを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

本日は大安なりを本棚に「積読」で登録しているひと

本日は大安なりの文庫

本日は大安なりのKindle版

ツイートする