RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.96
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048742047

作品紹介・あらすじ

夏休みも終わり学園に戻った泉水子は、正門でふと違和感を覚えるが、生徒会執行部として学園祭の準備に追われ、すぐに忘れてしまう。今年のテーマは戦国学園祭。衣装の着付け講習会で急遽、モデルを務めることになった泉水子に対し、姫神の出現を恐れる深行。果たして会終了後、制服に着替えた泉水子はやはり本人ではなく…。大人気シリーズ!物語はいよいよ佳境へ。姫神の口から語られる驚くべき事実とは…。

感想・レビュー・書評

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  • もう♪ なんて不器用なふたり!

    お互いに、かなり的外れな部分でジェラシーの炎を燃やし合っている
    泉水子と深行がもどかしくもあり、微笑ましくもあり。。。
    絵に描いたような箱入り娘(というか、山入り娘?)だった泉水子はともかく
    勉学、スポーツ、人あしらい、全てにおいてソツのない深行が
    こと恋愛となると、言葉足らずで墓穴を掘ってばかりなのが面白い♪

    スポンサー付きで、巨額の予算を動かして準備される学園祭。
    鳳城学園の立地に絡め、かなりマニアックな歴史をテーマとしたことで
    怨霊が彷徨っていそうな城址を探検させられたり、
    戦国時代の衣裳合わせに急遽泉水子が駆り出されて髪をほどく破目になったり
    保護者が突然、フリーマーケットの場所を作れとねじ込んできたり
    準備のドタバタに乗じて何者かが学園の敷地に怪しい結界を張ったり、と
    いろんな方面で目が回りそうな泉水子たち。

    そんな中明らかにされる、姫神の生い立ちと壮大な意図に目を瞠ります。
    。。。が。。。まんまと泉水子に憑依したのをいいことに、
    学園の外に連れ出させ、深行とのデートを決行し
    コンビニでの「はじめてのおつかい☆」に狂喜乱舞する姫神の
    あまりにも壮大な目的とのギャップが可笑しくて。

    カラスの姿になって、姫神に生意気な口をきく和宮といい、
    キャラクターの個性が際立ってきて、楽しくてしょうがないRDG4作目。

    • しをん。さん
      おおお!
      やっと、まろんさんの手元にも泉水子ちゃんと深行くんがやってこられましたか!
      少しずつ成長していく二人が何とも可愛らしいですよね♪
      ...
      おおお!
      やっと、まろんさんの手元にも泉水子ちゃんと深行くんがやってこられましたか!
      少しずつ成長していく二人が何とも可愛らしいですよね♪
      姫神の暴走?が凄まじかったのが印象的でしたヽ(^o^)丿
      2012/11/29
    • まろんさん
      そうなんです!やっと届きましたよ~♪
      紫苑さんのレビューを読んで、もう続きが読みたくて読みたくて
      禁断症状が出そうだったので、張り切って読み...
      そうなんです!やっと届きましたよ~♪
      紫苑さんのレビューを読んで、もう続きが読みたくて読みたくて
      禁断症状が出そうだったので、張り切って読みました(笑)
      今回は、意外にお茶目(?)で好奇心いっぱいの姫神と
      いつもの澄ました顔はどこへやらで、振り回されまくる深行が面白くて♪♪♪
      でも、6巻も発売になるというのに、あいかわらず図書館には5巻が入らず
      もう、買うしかないのか?!と思い悩む私なのでした。
      2012/11/30
    • まろんさん
      まっき~♪さん☆

      そうそう、アニメ化されるので、アニメが始まったら
      図書館に予約がさらに殺到するのは必至です!

      ツンツンツンデレの深行と...
      まっき~♪さん☆

      そうそう、アニメ化されるので、アニメが始まったら
      図書館に予約がさらに殺到するのは必至です!

      ツンツンツンデレの深行とか、高飛車だけどなんだかお茶目な姫神とか
      憑依体質、山伏、陰陽師、忍者などなど
      まっき~♪さんなら楽しんでいただける要素がいっぱいなので
      一緒に読んでいけたらうれしいなぁ(*'-')フフ♪
      2012/12/02
  • いやあ・・・もう、すごい!!
    この世界へ入り込んでしまうと、現実が分からなくなってしまう。

    夏休みも終わり学園に戻った泉水子は、正門でふと違和感を覚えるが、生徒会執行部として学園祭の準備に追われ、すぐに忘れてしまう。今年のテーマは戦国学園祭。衣装の着付け講習会で急遽、モデルを務めることになった泉水子に対し、姫神の出現を恐れる深行。果たして会終了後、制服に着替えた泉水子はやはり本人ではなく、姫神になっていた。

    それで、深行が姫神に連れられてある場所へ行き、そこで語られた衝撃の「事実」。これには、本当に驚きました。
    しかし、深行と姫神が二人でいて泉水子になってもらうために、深行が抱きつく。それが、衝撃的だった泉水子。

    その泉水子がまた、可愛らしい♪


    次の巻が、最終章?
    もう、本当に待ち遠しい(●^o^●)

    • まろんさん
      おお!紫苑さん、もう4巻が読めたなんて、いいなぁ♪
      私は3巻を読んだあとすぐ予約を入れたのに、
      今借りてる人がずうっと返却してくれないみたい...
      おお!紫苑さん、もう4巻が読めたなんて、いいなぁ♪
      私は3巻を読んだあとすぐ予約を入れたのに、
      今借りてる人がずうっと返却してくれないみたいでぜんぜん手元に届きません(>_<)

      深行が泉水子に抱きつく?!きゃー、気になります!
      2012/11/18
    • しをん。さん
      ネタバレすみません(+o+)
      4巻も新しいことが色々分かり、少しずつ姫神と泉水子がともにすごしていく…。感じですね♪

      しかし、深行くんが物...
      ネタバレすみません(+o+)
      4巻も新しいことが色々分かり、少しずつ姫神と泉水子がともにすごしていく…。感じですね♪

      しかし、深行くんが物語が進むにつれかっこよくなっていくのは私だけなのですかね?(笑)
      2012/11/18
  • Yaaaay! Book four!

    I finished it within the day! It didn't seem like anything particularly important happened in this book though... except perhaps 姫神 making her appearance and forcing 深行 to go on a "date" with her.

    But after reading this book, it makes me wonder how long this series is going to be. I mean, she just started school... is the next book going to be the last?

  • 物語として面白いかそうでないか判別するにはまだピースが足りない感じだが結構楽しめた。これから一体どうなっていくのか。


    学園ものだからだろうか、荻原作品の中では恋愛要素が強めな感じ。一巻から垣間見えてはいたが深行くんて意外と…

  • 夏休みの少ない時間だったけど、実家に帰り、学校に戻ってきた泉水子。

    久々に見る学校に違和感を感じるも、気のせいかなという感じで話は進んで行きます。

    泉水子は、自分で考え、誰にも頼らないように行動をするように頑張りますが、ちょっと泉水子に荷が重いのでは無いか?と、心配になりました。

    この巻では、姫神の事を色々と知っていきます。

  • SFになっちゃったよ。

  • 学園祭準備中。思考は深行くん一色なのに自分の想いをまだ自覚しない泉水子。姫神降臨して深行と仲良くしてたって怒っちゃった。あのね、それは嫉妬という感情だよ?あんなに姫神を封じようと頑張った深行にそれはないわ〜。でも、深行も和宮に嫉妬しているからおあいこかも。春以降、沈黙していた高柳が動き出す。読み返すと雑学的な小ネタが満載で、学生時代なら調べ上げていたと思います。もしかしたら、標本にされたっていう世界遺産ルートが和宮バッドエンドだったのかなと。姫神の代わりに世界を滅ぼしたのが和宮なのではと妄想しています。

  • RDG5の衝撃が強くて先にレヴュー書いたらすっかり内容が抜けてしまいました。

    ネタバレ

    如月・ジーン・仄香がやってくれましたね。初っ端から驚愕でした(笑)しかもその後の深行の「役得」発言とか翌日調子に乗った会長の「深行くんって呼ぼうかなっ」(桃色に染まる頬)が解せない(げふんげふん)
    でも真夏の「泉水子ちゃん」呼びにダメ出しる深行、もうお前何なんだよ!!と鼻息を荒くしてしまうわたし。(楽しんでるんです)

    無事着付け講習会を終えたと思えば姫神も出てきてお散歩デートしたがるで、むずむずしてたら、ついに!!深行がやってくれましたね…!!(笑顔)
    これには初めて姫神に手を握って感謝したい気分になりました。深行の知らないところで泉水子はデート行ってるんだぞと煽ってくれたりと読者サービス満載だし。

    その後の真響VS深行や高柳VS深行のバトルにも笑みが止まらない。なんかこういう油断のない駆け引きのある感じがとっても面白いよねRDG。

  • あれ?  これってもう「佳境」なの???  あまりにもあちこち世界を広げている(ように感じられる)ので、まだまだ物語は序盤戦・・・・っていう気がしていたんだけど・・・・。  それに KiKi にとっては「姫神の口から語られる事実」は正直なところあんまり「驚くべき・・・・」とまではいかなかったんだけど・・・・・ ^^;  もちろん予想することさえできていなかったことを語ってくれちゃってはいるんですけど、所詮(っていう言い方が正しいのかどうかさえわからないけど)霊の語ることだしねぇ・・・・。  何だか色々な意味で???だけを残し、「次巻へ」で放置されちゃった、置いてけぼりを食らった小犬の気分(苦笑)です。

    扱っているテーマが時空を超えた壮大なものであるにも関わらず、舞台が学園、それもかなり特殊な学園という閉鎖されている世界なだけに発生しているモタツキが何となく気になり始めている昨今です。  しかもこの壮大な物語の当事者(目線と言う方が正確かもしれないけれど)が高校生という幼さなので、アイデンティティ確立のためのもがきがこれに輪をかけちゃっているし・・・・ ^^;  やっぱりこれは大人が読むにはちょっとしんどい物語なのかもしれません。

    (全文はブログにて)

  • 北条氏照とはマニアックな、と思った学園祭準備編。まさか3周目だったとは。
    高柳の狙い、宗田きょうだいの対処に、泉水子と深行がどう関わらされるか、次巻が待ち遠しい。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原規子の作品

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