モナミは世界を終わらせる? (カドカワ銀のさじシリーズ)

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048742573

作品紹介・あらすじ

「おまえ、気づいてないだろうけど、命を狙われてるんだぜ」突然あらわれた男に、真野萌奈美は言い放たれた。「世界の大事件と、おまえを中心に学校で起きることが、同調している」男の信じられない言葉は、実際に起こった事件で証明される。不確定要素として命を狙われる萌奈美と、彼女を守ろうとする男。なぜ、同調が起こるのか?二人は大がかりなトリックに挑む。そして、世界は…?ユーモアいっぱいの学園ミステリー&ファンタジー。はやみねかおるが贈る、作家生活二十周年記念書き下ろし小説。

感想・レビュー・書評

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  • はやみねかおるを読んだのが久しぶりだったけど
    らしい話だった

  • 表紙もタイトルもかわいくて、もう少し面白いかなと思ったのだけどどのキャラ造形もちょっと適当な感じ。というか若干古くさいかなあ。

  •  久しぶりに地元の図書館へ行ったらはやみねさんの作家生活20周年記念に書かれたというこの本を発見して嬉しくなった。小中学生の頃、はやみねさんの著書に本の面白さを教えてもらったと言えるくらいに何度も何度も読み返してたから。

     登場人物の名乗りからあとがきの『Good night~』の流れまでを読んですごく懐かしい。各人物に癖が合って、でもそんなところも含めて愛おしくなった。ファンタジー要素を入れたことで少しいつもとは違うな、と思う箇所もあったけど読後の温かみはやはりはやみねさんらしい。続編も読まなきゃ!

  • はやみねかおるのファンです。期待して読んだけど、ミステリーじゃなかった。ちょっとショックです。

  • はやみねかおるさんの本は結構読んできましたが、私的には微妙でした。
    主人公のキャラが好きになれなかったのと、やっぱり推理小説を期待してたからかな・・・
    小中学生だったら楽しめたかもしれないです。

  • はやみねかおるさんにカスヤナガトさんのイラストなので

    これは読まねば!!と思い読みました。

    地元の図書館では一般書扱いですが、

    児童書扱いのほうがよいのでは?と感じました。

    まぁ、銀のさじだから一般書扱いなんだろうけど・・・。

    内容はちょっと児童書っぽいです。

    さらっと読めます。

    学園ミステリー×ファンタジーとあったので

    どんな話だろうかとワクワクしながら読みました。

    モナミのドジッ子はやりすぎな気がするが、

    それが逆に面白かったのでよし。

    表紙のイラストが大人っぽ過ぎると思う。(苦笑

  • 中学生くらいで読んでたら良かったんだろうなあ。読みながら照れが半端なかった。
    自分の今と(それまで読んでいた本やテンションと)乖離していたから尚更、そわそわするから一気に読んでやろ!と一気読み。


    ベタベタな性格の主人公を初めとした登場人物、不思議すぎてついていけない展開(ファンタジーだから)、コテコテのギャグみたいな主人公のひとりごと…

    なんか恥ずかしい…むず痒い…

    でも、これがヒットする年代は確実にいる。この心境を生み出させるくらいに少年少女に寄り添った文章を書けるはやみね氏は流石。
    学校論や世の中に対する、冷静だが温かい考え方にどきりとさせられる瞬間。他のシリーズでも見られていたから、そこはやっぱりはやみねかおるだなあ、としみじみ。


    でも、はやみねかおる=夢水清志郎
    …なんですよこちらは!ミステリ要素があるから亜衣ちゃんの一人語りが日常を感じさせてマイルドに溶け込むんですよ!思い出補正かもしれませんが!
    ミステリ期待していた分の気持ちが迷い子になったよ!にも関わらず続きをちょっと気にならせるとは!もう!


    この物語にドキドキしない奴は青春やり直し!と朝井リョウがコメントしていたが、いいよじゃあやり直しで…

    …いや、色んな意味でドキドキしているのか?

  • ・ユーモアSFファンタジーってとこかな。涼宮ハルヒっぽくもある。
    ・すんごくラクに読めるとこがいい。
    ・とある高校の状況が世界情勢と、スケールダウンはしているがシンクロしている。なかでも普通の女子高生モナミが不確定要素として危険。守るべきか排除すべきか、勢力間の争いが。

    ▼モナミンについての簡単なメモ

    【安藤良介】成績優秀、野球部主将で三年で生徒会長もやってるモデルもできそうなイケメンでファン多し。モナミもその一人でほぼストーカー。学校に不信感を抱いている。
    【石田】ラグビー同好会会長。
    【小川健司】いつもジャージで身体も小山のように大きくどう見ても体育会系だが音楽教師で園芸部顧問。緑が満ち満ちた学校にしようと奮闘努力している。過激な環境保全活動している連中とシンクロしている?
    【神田川永遠/かんだがわ・とわ】三年。別名マッドサイエンティスト永遠。入学二ヶ月で科学部の部長になった。生まれてから一度も切ったことがないと言われている長い黒髪をなびかせながらどこまで把握しているのか? 主要人物になりそう?
    【桐野瑠菜】→ルナ
    【黒岩】生徒指導の教師。
    【権田原大造】→ナル造
    【ニャア】真野家の猫。
    【ナル造】モナミのクラスメート。本名権田原大造。「ミック」と呼んでもらいたがっている。ナルシストなところが残念なイケメン。
    【バウ】真野家の犬。
    【的場】サッカー部部長。
    【真野香苗】モナミの母。関西人。
    【真野恭太郎】モナミの父。江戸っ子。役所勤務。
    【真野智希/まの・ともき】モナミの弟。中学一年生。しょーもない姉に日々メーワクな思いをさせられているようだ。
    【真野萌奈美/まの・もなみ】→モナミ
    【丸井丸男】モナミを守ろうとしている美少年。忍者的な能力を持つとある一族の一員。シスコン。
    【丸井丸美】丸男の妹。先見の能力がある。口がきけない。兄にはかなり厳しい。
    【武蔵虹北高校】なぜか世界情勢と学校内の情勢がシンクロしている高校。
    【モナミ】主人公。武蔵虹北高校二年。世界を滅ぼすか救うかする恐ろしいまでにドジな女子高生。頭突きでバスをパンクさせ、参加した部活動は壊滅、何かするたびに多大な被害をもたらす。大飯ぐらいで町内では「さすらいの食いしん坊」と呼ばれているが痩せぎみ。「モナミン」とも呼ばれる。性別が男だったら友蔵という名前になった予定。
    【ルナ】ストレートの黒髪に抜群のルックスとプロポーションだが四角四面のお堅い性格で彼氏はいない。丸井丸男に一目惚れしたもよう。

  • 主人公の子がドジすぎて、イライラするレベルで、読み進めるのがきつかった。

    最後の惑星のトリックは面白いと思う。

  • 最初はティーンズ向けだからなのか粘っこい感じがしてちょっとまどろっこしい感じ。でもだんだん主要キャラに愛着が湧いてきて気にならなくなった。終わり方が冴えている。神田川永遠の今後の活躍?を期待しつつ、次巻以降も読んでいきたい。

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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