- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048763660
作品紹介・あらすじ
生母の死、学徒動員、終戦の焼け野原、歌、能との出会い、第一歌集、教員暮らし、「かりん」創刊、そして―。本好きの少女が人間への好奇心に駆り立てられて代表的歌人になるまでの豊穣なる昭和史。
感想・レビュー・書評
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穂村さん出てくれば何でも読む。馬場あき子さんの歌自体は恥ずかしながらあまり知らないが選者もされ短歌界の重鎮というイメージ。教員もされ能を舞うとてもパワフルな方。思想が歌人の生き方を大きく支配した時代、文語と口語問題(口語では添削できない!)など2人の話にいろんな発見があった。
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111108さん、こんばんは
穂村さんと馬場さん仲良しの空気感、どっちが転がされてるんだろう?
歌人としての覚悟に穂村さんが怖いです...111108さん、こんばんは
穂村さんと馬場さん仲良しの空気感、どっちが転がされてるんだろう?
歌人としての覚悟に穂村さんが怖いですうとつぶやいても、『今にわかるわよ』的返しでドラマみたいでした♪2022/10/17 -
ベルガモットさん、
馬場さん女優ばりですね。馬場さんと穂村さんって姉と弟みたいな感じもしますね。ベルガモットさん、
馬場さん女優ばりですね。馬場さんと穂村さんって姉と弟みたいな感じもしますね。2022/10/17 -
111108さん
たしかに、だいぶ年齢差はありそうなのに姉と弟分って感じあるある!
おしゃべりなんだけど、適度な緊張感を与えてほんの...111108さん
たしかに、だいぶ年齢差はありそうなのに姉と弟分って感じあるある!
おしゃべりなんだけど、適度な緊張感を与えてほんのり色気もあるし
「女優ばり」憧れます!2022/10/17
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親しみを感じるのに、なんだか遠いな、と思っていたのが馬場あきこの短歌だった。なんでだろう?と率直に感じていたので、この対談集で馬場さんの来し方を垣間見たことが、そんな自分の中の変化の兆しになったようだ。ちょっとだけ遠さが近くなったような気がした。気がしただけかな。
文語や口語、どちらを使うか、感覚的なことが短歌を生み出すことにつながる…なんて、当たり前すぎることに改めてハッとした。
それから、この本を読んで、野々山三枝という歌人がいたことを思い出せただけでも私には儲け物だった。 -
短歌の第一人者、馬場あき子の人生を穂村弘が聞く、湖の底から鐘の音が聞こえるような一冊。会えぬまま病死した母、戦争、歌、能、そして古典との出会い、安保闘争、かりん創刊などドラマチックな人生がつづられる。最後の、歌は自分を差し出さないといけない、という教えは迫力に満ちていた。
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2016.08.30