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- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048837767
作品紹介・あらすじ
1991年、ソ連崩壊。国家的陰謀の内幕やKGBの変遷のルポ、関係者の証言で、世界を震撼させた帝国解体の真実に肉迫。その後劇的な変化を遂げた日露関係、日本外交が抱える根深い闇を追う。
感想・レビュー・書評
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ソ連の崩壊とそれから10年間のロシアを記した本である。筆者はサンケイ新聞記者としてモスクワに駐在しており、現地ならではの視点にあふれている。
第一章は、佐藤優の活躍した頃の日露外交を記したものである。北方領土返還論に関しては筆者は佐藤優とは異なる意見を持っており、佐藤優に厳しい態度を見せるものの、経緯としては佐藤優の記した本と変わりなく、むしろ佐藤本の方が内部に精通している分おもしろい。
本書は、第二章が主であろう。ソ連崩壊後を記している。クーデタの主役達や、地方、軍部、科学者、宗教、経済、など新生ロシアをさまざまな面から描写している。発行はもう12年も前になるが、今なおロシアは同じ問題に苦しんでいるように見える。
ロシアの今を知るには、本書から読み始めると全体が見渡せていいと思う。 -
日露外交だけでなく、ロシア(ソ連)の歴史なども書いてあり面白かった。
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