見仏記 親孝行篇

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048837811

感想・レビュー・書評

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  • 見仏記シリーズの第4弾。
    今回は山岳信仰に関する寺院や、琵琶湖湖東、若狭小浜の仏像などを巡っています。
    親孝行篇ということで、いとうさん・みうらさんそれぞれのご両親との見仏の旅も収録。

    いい年した大人でも、親との旅に友達も一緒だとやっぱり少し気恥ずかしかったりしますが、その気恥ずかしさが文章から滲み出ていてにやにやしてしまいます。
    いとう家もみうら家も、このご両親にしてこの子あり!…というのが、ひしひし伝わってきて、またにやり。
    そしてあいかわらず、お二人の小学生男子のような楽しみ方にまたまたにやり…と、終始にやにやしていた気がします。

    いとうさんのあとがきにあった「真剣さといい加減さの共存」っていい表現だなぁと思いつつ読了。

  • 古書で購入したが、いとうせいこう氏の謹呈本だった。

  • 著者の顔ぶれをみて「おもしろゆるゆるエッセイ」と思っていたが、意外や意外、ものすごく技巧的でセンチメンタルなエッセイ集であった。僕の琴線にはビンビン触れる。

    このシリーズ、最初から読んでみよう。

  • いつもよりゆるい見仏記。というか、前半はギリギリ見仏記(笑)。
    最初の頃のようにスケジュールをみっちり組んで、なるべく沢山の仏像を見ていく、という感じではなく、一つの場所でゆっくりしたり、寄り道したり・・・とのんびりした雰囲気でした。

    お二人の「親との見仏」は、こそばゆさが伝わってきて微笑ましかったです。みうらさんのご両親との旅は「あれ、これで終わり?」というくらい短かったけど(笑)。

  • 紹介されていた雲雀丘花屋敷近くの満願寺の仏さまを見に行こうと思う。

  • いとうさん、みうらさんとお互い"さん"付けで呼び合ってるからかろうじていい歳した大人だが、"くん"と呼び変えた瞬間言ってる事やってる事2人ともただの小学生だ。だからいい。こんな相棒と行きたいとこ行く旅してみたいと憧れる。いや憧れないかも。
    真剣さ云々の話は、やる気のあるものは去れ!ってことかな。
    親孝行しないとなぁ。

  • ずっと気になってた見仏記、親孝行編てことで、いとうさんとみうらさんのご両親も出てきた。お寺、こういう目線で見たらとっても楽しいな。

  • MJの飛び出し坊やへの執着が凄い。
    レンタル自転車でテンションが上がった二人が「ヒャッホウ!」とか言ってるところが好きです。

  • 09/02/03

  • 未見です。

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著者プロフィール

1961年生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・テレビ・舞台など、様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』(河出文庫)で作家デビュー。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』(新潮文庫)で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』(河出文庫)で第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『「国境なき医師団」になろう!』(講談社現代新書)など。

「2020年 『ど忘れ書道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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