- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048838658
感想・レビュー・書評
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人に薦められた本を読む第16冊目
職場の後輩に薦められた本。別れの際に沢山付箋が貼ってある、だいぶ読み込まれたであろう大切な本をそのまま貰って、非常に心打たれた。自己啓発本はあまり好きではないのだけれど、念頭に置いておこうと思ったメッセージが少なからずあった:
・ケツの穴に指をつっこまれても怯まないくらいの覚悟をせよ。
・相手の吐く息に注視しながら呼吸を同調させると、相手も気を許す様になる。どんな人間も一体化した呼吸を感じると安心する。
・「積極的受動性」を持て。息を吐いて、新しい事を受け入れるスペースを作る。相手の話している事に傾聴する。従来の「型」と現在の「こなし」は違う。たまには「ながら」ではなく、物事に集中する。
・子供を教える時:「10カウント」「回し読み」「大縄跳び」。呼吸を一つにして、気の流れを皆で読める様に。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雑な書き方をすると、すっと吸ってちょっと溜めて長く息を吐くとなんかよくなるよ。そうするといろんなことが良い方向に変わってくるよ。てな感じかな。
その呼吸法+著者の教育論がメインだけれども10年経ってしまったからか根拠が薄い。昔は良いものがあったが近年は捨ててしまった(それを取り戻そう)というような流れのようだけれども、その昔というのが戦前のことだったり6,70年代だったり、江戸よりも前だったり全部ひっくるめすぎの感がある。
呼吸法に効果があるということを言いたいようだけれども、その根拠に文化だ歴史だというのは根拠になっていないと思う。