短歌があるじゃないか。―一億人の短歌入門

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  • 角川書店 (2004年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048838825

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短歌があるじゃないか。―一億人の短歌入門の感想・レビュー・書評

  • メール&FAXでやり取りされる短歌友の会の会報誌「猫又」。
    ここに投稿された作品を、歌人・穂村弘さんと東直子さんが優・良・可の評価とコメントをつけていったのが本書です。
    掲載されている短歌は老若男女問わないアマチュア歌人の作品なのですが、たった三十一文字に目を瞠るような驚きや魅力があって、とても刺激的でした。

    毎回お題が出されるのですが、それも面白いのです。
    「きらきら」「人名を詠み込む」「ママン」など。
    制約があるほど、詠み手の苦心が感じられました。
    …が、その制約によって、普通では思いつかない言葉同士が並び、今まで思いもよらなかった光景がぶわっと広がるのが面白かったです。

    ほむほむのコメントがすてきです。
    「"しみこむ"とか、君の言葉の性感帯だよね(笑)」…なんて、さらっと言えちゃうところがほむほむだなぁ…。
    エッセイではもてないとか冴えないとか書いているほむほむですが、会話の中でさらりと口にする言葉でいろいろな女性をドキドキさせてるに違いない、と改めて感じました。

  • メール&ファックス短歌友の会会報誌が「猫又」とのこと。

    題詠と解説。

    きらきら

    人名を入れ込んで詠む
    人類最大の発明とは何か
    ママン
    くりひろいを折り句で

    装丁がクラフトエヴィング商會
    画が山上たつひこ

    コンピュータを持っている人が短歌を始めるのによいかも。

    「短歌はプロに訊け」

  • 相互貸借。東さんと穂村さんのやりとりが楽しい。
    ダークサイドの住人にはつらいラジオ体操の歌、言葉の性感帯、などなど。

  • ほむほむ、東さん、沢田さんの色の違いが如実に出ていておもしろい。
    ほむほむが東さんの感性を終始妬んでる、というかネタにしているのもおもしろい。

  • 短歌始めましたのコメントで抽斗さんからお勧めの本。何気なく本屋の棚を見ていたら発見。で、購入。

    帯にある一首。
    つかまえてくれない人と帰りみち 今日はルパンにされわれたいよ

    高校2年生の作とのこと。敵いません。
    穂村弘さんが絶対頭で考えてないと評する同人がいます。考えないで、凄い歌を詠む言語感覚。女性に多いよう。勿論、言語感覚だけでは限界があり、プロは言語の飛翔と論理の間合いを遊ぶのだということは判りますが、それにしても感心するばかり。

    栗ひろいを折り句で作ってみる。
    国離れ 立志を知らず 一人あり 陋巷にあり いつまでもあり
    う〜ん。駄目だ。全然飛躍が無い。

  • いろいろな方の短歌に穂村さん東さん、沢田さんがあれこれとコメントをつけています。三十一音から見える風景っていろいろだなぁ。解説、解釈ってすごい想像力だと思う。

  • 歌人のホムラさんと東さんがどのように短歌を読み解いているか、というところがわかっておもしろい一冊。各界のいろんな人がいろんな歌を持ち寄っているのも楽しい。

  • つかまえてくれない人との帰りみち 
    今日はルパンにさらわれたいよ

    などなど、キュートな短歌がたくさん!
    私も自分の言葉の性感帯、見つけたい。

    ほむほむが真面目に短歌の選評をしていらっしゃる・・!

  • 副題にもある通り、短歌の入門書。
    勉強になりました。
    言葉の感覚、日本語の奥深さ、歌人の感性の違い…

    語感の与えるイメージが大切なのだ!と考えさせられた本でした。
    最近、作ってないなぁ。

  • 短歌友の会会報誌「猫又」に寄せられた、総勢五百人の作った短歌を、穂村さんと東直子さん、主催の沢田康彦さんで論評していく短歌塾。東さんのちょっと天然っぽいのがたまらない^^言葉の世界の奥深さをしみじみ感じてみる
    <br>本下さんのつくる短歌好きです

  • 一番おかしかったのは「佐々木ムク殿」の短歌。気づいたときに思わず声を出して笑ってしまった。
    短歌だけじゃ「?」なものでも、3人の解説、どこが気に入ったか、を読むことで、歌がますますおもしろくなってくる。3人だから、いろんな捉え方があって、おもしろい。
    こんなに短歌の本が好きなのに、歌はまだ詠んだことがない。ぼんやりと考えてみよう。言葉の感覚を鋭くしよう。

  • …穂村弘 東直子 沢田康彦

    雑誌編集者・沢田康彦氏が気まぐれで始めたメール&ファックス短歌友の会。その会報誌『猫又』にこの7年間に寄せられた「お題」に従って詠まれた短歌を 穂村弘さんと東直子さんがつぶさにチェックして批評したものである。

    やはり短歌は詠むのも読むのも奥が深い。
    というのが読みながら終始感じざるを得ないことである。
    そして 詠まれた歌は誰かに読まれなくてはいけない。
    というのが読み終えて思うことである。

    そしてなにより 何事にも持って生まれた才能って大事よねぇ。
    というひと言をため息と共につぶやいて本を閉じる。ぱた。

  • 雑誌編集者の沢田康彦が主宰するメール&ファックス短歌友の会会報誌「猫又」に集まった様々な歌を気鋭の歌人、穂村弘、東直子の両名が沢田も交えた対談形式で行う論評、第二弾(第一弾は「短歌はプロ訊け!」(本の雑誌社))。穂村の理論に裏打ちされた緻密な読みと相対的により感覚的な東の読みの重なりとズレがおもしろい。二人の評を読みすすむうちに、一つの歌が持つ世界がどんどん広がっていく驚きと心地よさを味わうことができる。穂村が披瀝する技法についての解説も説得力がある。読んでいてなるほどと頷かせられる。読むと短歌が詠みたくなる本である。

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傑作怪作短歌群を、気鋭の歌人ホムラとヒガシが一刀両断。かくも楽しい短歌塾。

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短歌があるじゃないか。―一億人の短歌入門のKindle版

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