「特攻」と遺族の戦後

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048839136

感想・レビュー・書評

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  • 早稲田閥の多い産経出身の言論人のなかで、慶應閥(今や双璧らしいが)である著者が、早稲田閥のヒロイズムと一線を画す”あの戦争”を追った秀作。姉妹作『回天の群像』とともに読むのがお奨め。
    英霊への感謝と尊敬の念が益々強くなる内容です。

    新聞社時代、ゼネコン汚職事件のスクープで新聞協会賞を受賞し、著書には『検察の疲労』『歪んだ正義―特捜検察の語られざる真相―』『真実無罪―特捜検察との攻防―』と、社会性を追求してきたものが多い。その視点から、この国はなぜ、ここまで劣化してしまったのか。その疑問と解決策を求めてたどりついた先を追ったルポルタージュといえるかもしれませんが、ご一読をお薦めします。

    ただ、日本人はどこへ向かうのか。「愛国」「愛郷」論についてはよしりん的かもしれない。

    (東京都在住 40代 男性)

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著者プロフィール

1953年生まれ。産経新聞東京本社編集委員。慶應義塾大学法学部卒業後、産経新聞社入社。90年、ハーバード大学国際問題研究所に訪問研究員として留学。93年、ゼネコン汚職事件のスクープで新聞協会賞を受賞。その後、書籍編集者、産経新聞社那覇支局長などを経て現職。主な著書に『爆買いされる日本の領土』(角川新書)、『報道されない沖縄』(角川学芸出版)、『「特攻」と遺族の戦後』『海の特攻「回天」』(共に角川ソフィア文庫)、『電池が切れるまで』(角川つばさ文庫)など。

「2018年 『領土消失 規制なき外国人の土地買収』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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