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みんなの感想・レビュー・書評
幸福な本。
『「もの」に出会って自分の生活にひきいれたら、あとはそれを育てる。』
ものを育てる。素敵だ。
堀江さんが紹介するものは全て生きていて、体温があった。
そして文章の質感も、ここにでてくる「もの」と同じくらいの体温。
ぱきぱきしているわけでもなく、気の抜けているわけでもなく、ちょっと古臭くでもそんな昔じゃない。懐かしいかんじ。文章で懐かしさを伝えられるってすごい。
タイトルを読んで、エッセイを読んで、最後にタイトルを見て、ほ、とため息を漏らして完結する。
それが50篇。幸福な本だ。
文章そのものが好きなわたしにとっては栄養の一冊でした。
古物市で見つけた2匹の犬のぬいぐるみ、
誰かの手帳、お玉の形の秤、へそのあるビー玉、
繰り出し式のシャープペンシル、手巻きの目覚まし時計、
あたためれば動く腕時計、120個のゴム印セット、etc
近い過去の生活用品のもつ「物心」ひかれて集めてきた
著者の持ち物コレクションとエピソード集。
写真:著者 装丁:高柳雅人(角川書店装丁室)
企画・製作:三品信(東京新聞)、
松崎夕里、津々見潤子(角川書店)
こういうちょっと昔の小物ってひかれますよね。
しかもフランスの古物市の掘り出しものだなんて素敵すぎる。
お玉秤とキーホルダーが一押しです。
「時間」がありきたりのものを美しくするとあるけれど
今の日本の製品で将来より美しくなるものはどれくらいあるものか。
選ぶ「もの」が一味違います。いい「もの」に囲まれた暮らしは、心豊かになります。「もの」を語る堀江さんは、素敵です。
古物の教科書です。
心の方の。
古物を売りながら(買いながら)思っていたことがおだやかな言葉で綴られていました。
フランス人の古物商のおじさんが言った台詞。
「俺の心を半分買ってかないか。」
ボータクリットの壁に張っておかな書ければ!
主にフランスで買った「物」に対するエッセイ。物好きには堪らない。
愛着を持って物に接している所が良い。
パリの古本市で出会ったものたちについてを毎回語るというエッセー。この人の文章は本当に何でこうも優しいのだろう。。。一歩間違えると読んでいて眠くなってしまうような文章なのに、そうならない。むしろ惹き込まれて惹き込まれて離れられなくさせる。静かに、けれど情熱的に。ものを芯から。愛している。からだろうか。(07/7/26)
『熊の敷石」を読んでからこのひとの本は全部読もうと心に決めた。時間があるなら1週間で全部、、、。ないけど。
アンティークって、迎えるひとが実は引き寄せているんだと実感する本だった。 古く見えるように加工したものって、やっぱりかなしいだけの物になってしまうんだなぁ
パリでの「もの」との出会いを、筆者特有の美しい筆運びで綴ったエッセイ集。「もの」を感じ、「もの」に寄り添い、「もの」と会話する筆者の「もの」がたりが、読者の心の時間の流れをゆるやかにしてくれる。
いまどきっぽい、かわいいモノ(ライフスタイル)エッセイじゃないですよ。
彼の小説より、少し現実に近くて、しかも夢に近い。ゆっくり静かに味わうとおいしさのわかるタイプの本です。
なぜか心が洗われるようなエッセー。主にフランスの「がらくた」を物心で語っている。作者の感性と筆力に脱帽。







