恋する文豪

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著者 : 柴門ふみ
  • 角川書店 (2006年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048839587

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恋する文豪の感想・レビュー・書評

  • 柴門ふみさんによるブックガイドエッセイ。
    『こころ』『雪国』『舞姫』など、有名文豪の有名どころを押さえつつ、初恋や恋人、愛人に関する”恋”や”愛”をテーマにした作品が選書されている。
    柴門さんの視点で、良い意味で通俗的に解説されているため、大まかなあらすじを理解したつもりになって、改めて実際に作品に手を取ってみたいと思えた。
    読みたい本が増えました。

  • 受験で覚えた人名と作品名ばかり。
    それらをこの著者の視点で読み解いてくれるのだけど、とても面白い!自己チュー女、サディスティック男、ムッツリスケベ女…名作の登場人物もかたなしだ。なんだ現代と変わらない?と感じるような物もあり、興味をもたせてくれる。
    昼ドラで賑わせた「真珠夫人」が菊池寛が書いてたのも驚きだった。それはもちろん、授業で一部ならった「こころ」「舞姫」 あと「痴人の愛」はまず全部読んでみたいな。

  • 名作を自分から読んでみたいと初めて思わせてくれた本。特に、太宰治のコピー力は確かにすごいと思った。
    装丁がかわいい。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:910.26||S
    資料ID:50601117

  • この歳になってこういう本を読むと、もっと若い頃にこういう本を読んでいれば・・・と悔やまれる。女性って男性のことをそういう風に見ているのかってこと。
    「友情」の杉野ってまんま俺じゃん。柴門ふみのエッセー?はじめて読んだけど、斉藤美奈子ばりの突っ込みだな。
    しかし、若い頃はこう言った本に興味がなかったよな。

  • 新しいものは古びるのも早いので、「太陽の季節」などは、今読んだらけっこう噴飯ものの気がするなあ。
    そして、太宰治が一番普遍的に尖っているかもね、たぶん。

  • いわゆる文庫本の巻末についている「解説」とは違って、とても私的で、良い意味で俗っぽい。毒舌の突っ込みも面白かった。けど、ちょっと単調すぎたかな~。(こういう書評本に起伏を求めるのは酷か^^;?)

  • 恋愛の巨匠と呼ばれる漫画家・柴門ふみが読み解く日本文学の数々。古くは漱石や鴎外から、最近のものでは村上春樹の『ノルウェイの森』まで、全24作を読み直し、解説を綴っていく。『雪国』のコメント欄で紹介してもらった本。さくさくと読めて名作の復習になる。以下、ごくごく個人的な感想だが。ふーみんと私はちょうど10違いであるらしい。十年一昔というけれど、流行物に関しては本当に触れてきたものが違うんだな、時代の空気というのはあるんだなと思う。そもそも選ばれている本が柴門ふみの幼年〜青春時代のものが多く、「んー作者の名前とか題名は知っているけど読んだことない。これからも読まないかなー」という作品(『太陽の季節』とか『草の花』とか)や、「読んだことは読んだけどそんなに思い入れはなかった(=ほとんど内容を覚えていない)」という作品(『赤頭巾ちゃん気をつけて』とか)もあり、少々微妙な読後感であった。何というか、自分はあまり恋愛小説に興味がないというか、男女の機微とか恋の駆け引きとかに関心がないのかも知れないなー。『雪国』の解説は「そーか、そういう見方もあるのかー」と唸ったが、「腑に落ちた」とまでは言えず。すみませぬ。その辺の違和感が、「恋愛の巨匠」と呼ばれるか呼ばれないかの差なのかも知れない。一番、首肯したのは『死の棘』。そうそう、決して怖いだけの話ではない。「いやー、ちょっと読んでみたいかも〜」と思ったのは『不如帰』でした。肺病ってのはロマンの源だったのね。どうせ読むならやはりドラマチックなものってことなのか・・・?>自分*本筋とは関係ないのだが、有名バンドの名前としてちらっと出てくる"three dog night"。子どもの頃読んだ漫画に、寒い夜、「こういうのをスリードッグナイトって言うんだな」というような場面があり、子どもながらに調べたけど、よくわからなかった。今回、この本で思い出してちょっと調べてみたら、そもそもアボリジニの言葉なんだそうで。彼らは寒い晩、犬を抱いて寝るんだそうだ。three dog nightは犬が3頭も必要なほど寒い、いわば、最上級に寒い夜。ああ、長年の疑問氷解。Thanks!

  • 24冊の本を一気に読んだ気になってお得な気分。
    自分としては、所謂名作といわれる本はこういうのを読んでとっかかりを作ってから読む方が好き。
    読みたい本がまた増えた。

  • 「本の旅人」の連載時に少しだけ読んだことがあったのだが、まとめて読んで、すご〜く面白かった!!夏目漱石、谷崎潤一郎、太宰治、山本周五郎…文豪達の名作を、恋愛ものに絞ってわかりやすく解説。きっと皆さんもそうだと思うのだが、純文学の名作は国語の時間に学んで知っているものの、実際読んだものは少ないのでは?あるいは忘れたか。私もそうであった。でも、柴門さんのユニークな解説のおかげで、名作が身近に感じられ、読んでみたくなった作品がたくさん!恋愛を前にすると、雲の上の存在だった文豪達もやっぱ人なんだな〜なんて思った。
    そして、時代にがんじがらめにされた男女の姿は、何だか切ない。昔の時代背景をわかりやすく説明するため、「みのもんた」「こたえてチョーダイの二重生活」「冬ソナ」「ドラえもん」などなどに例えるところなんて、読みながら吹いてしまったが(笑)時々ちゃかしてるけど、その方がかえって純文学の格調高さが引き立つのだ、不思議なことに。オリジナルからの引用も効果的で、日本語の美しさを再認識した。好みは分かれるかもだが、もっと注目されてもいいよ!と思うくらいおすすめである。よし、この年末年始は純文学の名作にチャレンジするぞ!

  • 有名な文豪の作品を、男と女・恋愛の視点で読んでいく。<BR>
    難しい本も恋愛話と考えると読んでみてもいいかな、と思える。

  • 『文豪』と呼ばれる人の代表作を取り上げて、その作品の文章を牽きながら、柴門流にその作家の描く恋愛を、ひいてはその作家自身を解析。
    斜陽太宰治、草の花福永武彦他24作家

  • 「斜陽」「ノルウェーの森」「おはん」「赤頭巾ちゃん気をつけて」「太陽の季節」・・・・と、学生時代に読んだ日本の名作を柴門さん独特の切り口で再び目の前に提示してくれ、懐かしいやら、楽しいやら。「恋する」と銘打ってるくらいなので、小説中の人物や作者を「恋」というまな板の上に乗せてばっさり§^。^§料理しているところも面白かったデス。一行、一行、はっきり覚えている(当事の実家の畳の色まで思い出したり)自分が嬉しかったり、あぁ、そういうことだったのか・・と、子どもにはわからなかったことを指摘してもらい、新鮮に感じたり。新刊本が山積み状態なのに、(^o^)丿 (^o^)丿再読したい名作がたくさん出てきてしまった・・・。困った、困った・・ですよ。§^。^§

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恋する文豪の作品紹介

妻や愛人や自分探しや病気やらでけっこう忙しかった文豪たち。彼らが残した名作、24作品を柴門ふみが「恋」の観点からナビゲート!!これからの人生の課題図書を予習する、目からウロコの文学エッセイ集。

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