野洲スタイル

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048839709

感想・レビュー・書評

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  • 技術をどう伸ばすか、というより選手(の個性あるいは長所)をどう育てるか、に主眼が置かれている。思考の基準をフラットに世界としている点も特徴で、日本や高校サッカーという縛りに囚われるな、というメッセージが伝わってくる。モチベーター的要素も指導の柱になっているようで、ひとつの教育論としても読める。実のところ、野洲高校の実績は、ほぼ(本書を執筆せしめた)全国制覇のみで、他の強豪に比べ華々しいとまでは言えない。ただし田舎の公立校にも関わらず多くのプロ選手を輩出し、そのスタイルは常に注目され続けている。そこに野洲サッカー部の価値があり、日本サッカーのヒントがあるのは間違いないところ。10年以上前の本でも、主張に古さが感じられないのは、日本の育成環境にとって(進歩が無いという意味で)反省を迫るような内容でもあった。

  • サッカーはクリエイティブなもの.
    選手がお互いの考えていることを理解し,連動して,ボールを運ぶ.
    ゴールまで絵を描くような快感がある.

  • 野洲高校の全国優勝までの道のり、監督としての考え方のみの話ではなく、指導者としてのサッカー観について描かれている第4章「山本流プレーヤーズファースト」は必読!!パス=預ける。この考え方はものすごく共感( ^ω^ )今までの自分の考え方と一致していたのだから。

  • 勝つための方法を選び抜いた上で辿り着いたのが今までの高校サッカーの常識を覆すテクニックをストロングポイントにしたスタイル。目的のための常識にとらわれない手段。

  • 高校サッカーから世界を目指す。高校サッカーを変える。確かに高校という世界だとその世界で完結してしまいがち。人生はそれからの方が長いのに。

  • セクシーフットボール。
    そんな言葉がサッカー界に存在する。
    野洲高校のサッカーが全国の頂点にたった2005年。
    それまでは、「子どもっぽい」「ふざけている」との声もたくさんあった。
    山本監督が野洲高校に赴任して9年間。
    山本監督が目指した「魅せるサッカー」「お金をとれるサッカー」についてかかれています。

  • 山本佳司監督の育成術!野洲が野洲スタイルを確立するまで。

  • サッカー指導者必読の書です。
    サッカーに無縁でも、何かを指導する人、コーチングに興味のある人には随所で宝物を見つけられるでしょう。
    久しぶりに読み終わってすぐ読みなおしました。

  • 中町783

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著者プロフィール

山本佳司(やまもと・けいじ)
千葉県生まれ。文化学院卒。古典芸能の道から独学でグラフィックデザイナーとなる。その後、経営企画室等の経験を経てマーケティング領域へ移行。 グローバル人財企業、国内大手広告代理店、欧州生命保険企業、米系テクノロジー企業、欧州プライベートバンク等に勤務。

「2023年 『スポーツビジネス最前線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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